TAKANAWA GATEWAY CITYに開館する「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」詳細発表-ブランドコンセプト、ロゴ、活動詳細、共創の取り組みー

伝統を未来へつなぎ、新たな日本文化を創造・発信するミュージアム 2026年春開館へ

 一般財団法人JR東日本文化創造財団は、TAKANAWA GATEWAY CITY(JR東日本・高輪ゲートウェイ駅)に、伝統を未来へつなぎ、新たな日本文化を創造・発信するミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ:ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)」を、2026年春開館します。

 日本で最初に鉄道が走った高輪に生まれたTAKANAWA GATEWAY CITY。100年先を見据えた未来のまちづくりの中で、MoN Takanawa: The Museum of Narratives(以下MoN Takanawa)は「100年先へ文化をつなぐ」を掲げ、TAKANAWA GATEWAY CITYにおける、文化創造の役割を担います。

 高輪には、かつて江戸時代に大木戸があり、江戸と地方を結ぶ重要なゲートが存在していました。The Museum of Narratives の頭文字「MoN」には、2つの意味が込められています。新たな自分と出会う新しい世界への「門」、そして、未来を考え創造するための「問(問い)」。

 年に2回掲げる「テーマ(=問い)」を通して、地下3 階から地上6 階、屋上までの空間をつなぎ、伝統芸能、漫画・アニメ、音楽、食などの日本文化に、最新のテクノロジーを掛け合わせた多種多様なプログラムを、分野を横断して展開していきます。

 日本の伝統文化を未来へつなぎ、多様なNarrative(=物語)を生み出す文化創造・発信拠点として、世界に類を見ない「新たな日本文化を創造し、発信するミュージアム」を創ります。

◾️MoN Takanawaのブランドロゴが決定

 大地から空へと昇るようなMoN Takanawaの外観を想起させ、「M」「O」「N」と読むことができるスパイラル状のシンボルマーク。文化は止まることなく、螺旋を描きながら移り変わり、時間と空間を超えて物語を紡ぎ、未来へつながっていくという精神を表現しています。

 高輪の豊かな自然をイメージした「太陽の赤」、「大地の緑」、「海の青」の3色で構成。物語(Narrative)を紡いでゆくミュージアムとして「100 年先へ文化をつなぎ、常に生まれ変わる場所でありたい」という想いを視覚的にも表現しています。

ブランディングパートナー:Pentagram Limited(ペンタグラム)について

 Pentagram(ペンタグラム)は、世界最大規模の独立系デザインスタジオです。ブランディング、戦略、デジタルなど、多岐にわたる分野を横断し、23名のパートナーがデザイナーとして第一線で活動しながら、互いに友情と創造性を持って協働しています。このユニークな組織体制のもと、世界的に認知されるデザインを数多く生み出してきました。創業から50年以上にわたり、あらゆる業界のクライアントとパートナーシップを築き、大胆で持続可能なデザインを提供し続けています。(pentagram.com

◾️MoN Takanawa プログラムの特徴 

・ひとつのテーマ、ひろがる体験 

MoN Takanawaでは、館内の様々な空間を使い、テーマ(=問い)に連動した展覧会やライブ・パフォーマンス、日本文化体験、実験的なプログラムなど、未来へつながる問いに出会える体験を展開します。

・「知」と「美」と「笑」が溢れる、知のおもてなし

多言語翻訳や解説プログラム、親子鑑賞や食事をしながらのリラックス鑑賞体験など、年齢や言語を問わず、MoN Takanawaを訪れる全ての方に楽しんでいただけるよう「知のおもてなし」を提供します。

・デジタル技術を活用した、時間・空間演出のコレクション

物語のミュージアムを冠するMoN Takanawaは、「モノ」ではなく、舞台装置のデジタル化や制作のプロセスを含めたパフォーマンスをアーカイブしてコレクションをすることで、再上演につなげます。また、訪れた方の体験や思い出のアーカイブも目指します。

・JR東日本の持つ鉄道ネットワーク

JR東日本が有する「鉄道」と「地域との密なネットワーク」というリアルな場を持つ強みを活かし、地方の美術館や伝統工芸品の産地と連携し、MoN Takanawa がハブとなって都市と地方をつなぎます。

◾️共創の取り組み(一部紹介)

 企画段階から共創していく国内外のパートナーとともに「業界を横断し、双方の強みを掛け合わせた新しい日本発のコンテンツ開発」、「巡回や配信等、新しいビジネスモデルとネットワークの拡張」、そして「文化活動と経済活動の両輪の実現」を目指します。

以下に、共創の取り組みの一部を紹介します。その他、文化を軸とした事業、コンテンツ、技術開発をさまざまなパートナーと展開していきます。

<伝統芸能の新しい鑑賞体験の創造:MoN × 松竹株式会社>

歌舞伎の新しい演出、記録アーカイブ方法の開発

歌舞伎が長年の歴史のなかで培ってきた身体性を尊重し、俳優の記録映像と現代のパフォーマンスが融合した舞台作品の上演を目指します。また、現代のパフォーマンスが後世の財産となるよう、身体表現の記録アーカイブにも取り組みます。

©︎ 松竹

伝統的な演目を題材にした新しい公演の開発

従来の舞台の鑑賞方法にとらわれず、物語世界に観客を没入させる新しい公演の開発を図ります。特に、伝統芸能関連の作品で観客が参加する体験価値の高い上演を目指します。

©︎ 松竹

<空間と物語が響き合う音楽体験:MoN × 株式会社J-WAVE>

場が奏でる、新しいフェスティバルのかたち

MoN Takanawaの多層的な空間全体を“楽器”として捉え、屋上庭園やライブラリーなどからライブを展開。音楽と空間が共鳴し、訪れる人々に物語を描き出します。

提供:J-WAVE(81.3FM)

企画から発信へ、J-WAVEとともに紡ぐストーリー

こけら落としライブや年間を通じた企画など、ラジオ局J-WAVE(81.3FM)の編集力と発信力によって深化する共創プログラム。リアルとメディアが連動し、広がり続ける音楽体験を実現します。

提供:J-WAVE(81.3FM)

<メディアと場、2つの発信力の連携:MoN × 読売新聞グループ本社>

多岐にわたるプログラムの共同開発

読売新聞グループ本社が有する発信力と、文化事業における豊富なネットワークに、MoN Takanawaが持つ空間としてのポテンシャルと企画を掛け合わせ、パフォーマンスやイベントなど、多彩なプログラムの共同開発を実現します。

提供:西武・プリンスホテルズワールドワイド

伝統文化の魅力を伝えるプログラムの発信

読売新聞社などが推進するプロジェクト「Action!伝統文化」の企画を共同で開発。MoN Takanawaで開催し、日本の伝統文化を多くの方に知っていただく機会を創出します。

提供:読売新聞社

【海外連携の取り組み】

<欧州最大級の文化施設と好奇心のセッション:MoN × Barbican Centre>

グローバルなコンテンツを送り出す
複合文化施設バービカン・センター(ロンドン市法人/City of London Corporationが設立、主に同法人が資金提供)との協働によって、多様な文化を包摂した革新的なコンテンツを制作。国際的なコミュニケーションを促進し、相互理解の場を育てます。

Photo by Mαx Colson

新たな文化創造のためのコラボレーション
テーマリサーチやコンセプトメイキング等をともに行い、次代の文化を創るための基盤を共有し、メディアやジャンルの枠を超えた展覧会やイベントを共同で企画します。

Resonance Continuum by       Elsewhere in India             Image courtesy of Thomas Adank / Barbican

【地域連携の取り組み】


<テクノロジーを用いた美術の新展開:MoN × 青森県立美術館>

テクノロジーでスケールアップする美術品
青森県立美術館に展示されている作品を、Box1000の大型LEDによってダイナミックに再構築し、スケールアップした作品として新たに演出。
テクノロジーを活用した革新的な表現により、芸術と先端技術が融合したプロジェクトを創出します。


地方とつながるアートの出発地
日本各地の文化拠点を巡回できるプログラムを開発し、MoN Takanawaが発信するコンテンツを通して、観客が地方に足を運ぶツアー企画なども展開します。

提供:青森県立美術館 

■フロアマップ

 光と緑があふれる館は、約1,500㎡の広大な展示空間、ステージ全面にLEDパネルが設置されたシアター空間など、様々な特徴を持つ大小ボックスや、約100畳の畳、足湯や月見、お花見が楽しめる3つのテラス、未来を共創するワークショップやイベントを開催する3つのラボなど、ユニークな設備を整えています。レストランやカフェ、自由に座れるパブリックスペースも完備し、一日中お楽しみいただけます。

◾️施設概要

名称

MoN Takanawa: The Museum of Narratives

事業者

一般財団法人JR東日本文化創造財団

敷地面積

7,977.31 ㎡

延床面積

28,952.55 ㎡

高さ

44.98 m

階数

地上6階・地下3階

主用途

展示場、ホール、飲食施設、駐車場等

設計者

デザイナー

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
外装デザインアーキテクト/隈研吾建築都市設計事務所

開業

2026年春(予定)

◾️一般財団法人JR東日本文化創造財団について

 当財団は、「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」の企画運営を通して、日本の文化創造に貢献するための組織として2022年4月1日に設立されました。「100年先へ文化をつなぐ」をミッションに、これまで育まれてきた伝統や文化に現代の価値観やテクノロジーを融合させ、より広い時間軸と国内外のパートナーとともに国際的な共創、交流、発信を行っていきます。

一般財団法人 JR東日本文化創造財団 MoN Takanawa: The Museum of Narratives
開館準備室長 内田 まほろ

日本で初めて鉄道が走り、文化の交流とイノベーションの象徴となった地に、新しいミュージアムが誕生します。「物語のミュージアム」と訳すことができる当館は、さまざまな人々やモノの「物語=ナラティブ」を紡いでいく場。江戸から未来へと時空を超え、伝統と革新の垣根を越えて、先人たちの知をつなぎながら、新しい文化を生み出す場として活動します。

「The Museum of Narratives」の頭文字「MoN=モン」には、「門」と「問」、2つの意味があります。さまざまな分野で活躍するクリエイターやエンジニアの方々とともに、言葉や知識の壁を越え、あらゆる人たちを、新しい「物語」や「問い」に出会い、未知の世界へと通じる「門」へ、お迎えすることを楽しみにしています。

MoN Takanawa: The Museum of Narratives 公式ウェブサイト: www.montakanawa.jp
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/montakanawa/ (@montakanawa)

コンセプトムービー:https://youtu.be/Jw1ZHtQ0ZAQ

今後の詳細情報は、公式ウェブサイトおよびSNSを通じて順次発信いたします。

※画像提供:JR東日本

※本プレスリリースは2025年7月の情報を元に制作したものです。内容は今後変更となる可能性があります。

※パースは計画中のものも含まれるため、一部変更になる場合があります。

※ 「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」等は、一般財団法人JR東日本文化創造財団の登録商標です。

 「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」ブランドロゴについては現在商標登録出願中です。

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アート・カルチャー
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会社概要

URL
https://www.jreast-ci.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区高輪二丁目21-42
電話番号
-
代表者名
喜㔟陽一
上場
-
資本金
-
設立
2022年04月