3歳過ぎてもおむつが外れず悩む親子を減らしたい!「新講座!3歳からの幸せおむつ外しアドバイザー養成講座」
2月11日よりスタート
こどもと家族の排泄サポート研究所(所在地:神奈川県足柄上郡、代表:和田智代)は、ストレスの少ない自然なおむつ外しの研究を行ってきました。従来の方法では何歳になってもおむつがなかなか外れず、「...子どもに対して虐待に近いような言動をしてしまって、後で自分を責めて苦しくなる...」という親が増えているためです。この課題を解決するために、長年の研究の結果生まれたのが「3歳からの幸せおむつ外しアドバイザー養成講座」。その第1期が2月11日からスタートします。現在申込受付中。締め切りは2月6日です。
★講座お申込みページ https://courses.omutsunashi.org/3saicourse
おむつが全然外れない!欧米でも!
紙おむつ会社が2023年に実施した調査①では、88%の子どもが3歳以上(3歳、4歳、5歳以降)でおむつが外れたことが明らかになっています。大学の研究チームが2020年に実施した調査②では、幼稚園や保育園の園長の約50%が「おむつが外れない子が増えている」と回答しています。全国保育士会の調査③では、子育て支援センターを利用する母親の悩みの上位にくるのが「おむつ外し」であることがわかりました。従来の方法でおむつ外しに取り組んできたけれど、3歳、4歳、5歳を過ぎてもおむつが外れずに悩む親や保育関係者が本当に増えているのです。
実は欧米でも同様の問題が起きており、小学生で紙おむつ登校する子の増加で学校教師が疲弊している④など、状況は日本よりも深刻です。こうした現状を受けて、イギリスにある子どもの排泄問題の研究機関ERIC⑤は、様々なエビデンスをベースに、公式ウェブサイトで「おむつを着けたまま放っておく年月が長くなるほどおむつを外すことを受け入れるのが難しくなる」と、紙おむつ時代のおむつ外しの難しさを訴えています。
一般的なおむつ外しの方法は50年近く前のもの!
従来のおむつ外しの方法は以下のようなものです:
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3つの条件が揃ったら始める(①一人歩きができる、②親の指示が理解できる、③排尿間隔が2時間近くあく)
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トイレに興味を持たせ、便座に座る習慣をつける
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トイレが楽しい場所になるよう装飾する
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成功したらほめる、失敗しても叱らない
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嫌がったら1~2か月休む
以前は上の方法で上手くいく子がほとんどでした。しかし現在では、この方法では上手くいかない子が増えています。なぜか?それは、上の方法は、今から50年~60年前の布おむつ時代に、欧米の医学や心理の専門家が考えたものだからです。だから、紙おむつ時代の現在では、上手くいかない子が多いのです。おむつが外れない問題が日本よりも深刻な欧米の専門家は、すでにそのことに気づいて、おむつ外しのアドバイスを変更し始めています。
排泄行動を変えるのは大変!
3歳を過ぎた子どもの多くは、「本当はトイレで排泄した方がよい」ということを、頭では十分理解しています。でも、できない。生まれてから3年以上という長期間にわたって「おむつをトイレとして使う」ことを強く学習してきた子どもが、「トイレ排泄」へと行動を変化させることは、大人が想像する以上に大変なことなのです。ここが、布おむつ時代との大きな違いです。布おむつしかなかった時代には、おむつのサイズは2歳~3歳くらいまでしかなかったので、子ども達も「おむつ排泄」が強く習慣化するリスクが低かったのです。しかし、何歳用でもサイズがある紙おむつは違います。だから、イギリスの子どもの排泄機関ERICも「おむつを着けたまま放っておく年月が長くなるほどおむつを外すことを受け入れるのが難しくなる」と警告するのです。
紙おむつ時代に合った方法が求められている!
本講座「3歳からの幸せおむつ外しアドバイザー養成講座」では、こうした「おむつを外すことを受け入れるのが難しくなってしまっている状態の子どもたち」が行動を変えるために、大人が知っておきたい知識とスキルを学びます。それは、従来のおむつ外しの方法とは大きく異なるもので、私たちが長年にわたって研究してきた、人間の子ども本来の自然な排泄自立の姿をベースにしたものです。そこに、3歳を過ぎた子どもが自分でトイレ排泄できるようになるための心理的サポート(効果的なコミュニケーション)を組み合わせたものが「3歳からの幸せおむつ外し」です。
なぜ「3歳からの幸せおむつ外し」という名称なのか?それは、私たちがお伝えする方法で3歳過ぎからのおむつ外しに取り組むことで、ツラかったおむつ外しが、幸せな親子コミュニケーションへと変容していくからなのです。
本講座を受講することで、今の紙おむつ時代のおむつ外しに必要な最新の知識とスキルが身につき、「3歳からの幸せおむつ外しアドバイザー」として、おむつ外しで辛い思いをする親子を減らすために、家庭や保育施設において、考え方や具体的な方法を伝えて実践できるようになります。
私たち「こどもと家族の排泄サポート研究所」は、子どもにとっての自然で気持ち良い排泄は、「子どもの権利」であり「守られるべき尊厳」だと考えます。私たちはこれからも、アドバイザーの育成活動を通じて「幸せな排泄コミュニケーション」の輪を世界に広げていきます。
<3歳からの幸せおむつ外しアドバイザー養成講座の概要>
★講座開催期間:
2月11日(火)~3月21日(金)の約6週間
★講座形態:
・いつでもどこでも視聴可能な動画&ライブ講義の組み合わせ
・動画は1ユニット15分程度なのでスキマ時間に学習可能
★各種割引:
保育・保健医療分野の専門職を対象とした団体割引制度があります。同一の団体/法人/自治体(職員)から2名様以上でお申込みいただくと、通常価格の半額で受講いただけます。その他、夫婦割引等もあります。
★詳細&申込は下記サイトへ(締切:2/6)
https://courses.omutsunashi.org/3saicourse
こどもと家族の排泄サポート研究所
PR・マーケティング
support@omutsunashi.org
担当:中嶋三恵子
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① 王子ネピア株式会社 NEWS RELEASE No.596 (2023年7月21日)https://www.nepia.co.jp/company/news_release/news20230721.pdf
② こどものからだの“おかしさ”に関する保育・教育現場の実感(こどものからだの調査2020の結果を基に)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/educationalhealth/29/0/29_3/_article/-char/ja/
③ 在宅子育て家庭への意識調査 調査結果報告書
https://www.z-hoikushikai.com/about/siryobox/document/kosodate-chosa.pdf
④ スイスでは11歳でおむつを履いて学校に通う小学生が存在する
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52323534/#goog_rewarded
⑤ ERIC:Education And Resources For Improving Childhood Continence
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