ガオ株式会社、Dify向けLangfuse連携プラグインをOSSで提供開始
~厳格なプロンプト管理と迅速なLLM開発を両立~
ガオ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:嘉門 延親、以下「ガオ」)は、LLMアプリケーション開発プラットフォーム「Dify」上で、LLMエンジニアリングプラットフォーム 「Langfuse」と連携を強化するカスタムプラグインを開発し、2025年5月19日よりオープンソースソフトウェア(OSS)としてGitHubにて公開しました。

Difyを活用したアプリケーション開発では、プロンプトのバージョン管理やチーム内共有、再利用性の向上が常に求められています。LangfuseはLLMアプリケーションのトレーシングにくわえ、優れたプロンプト管理機能を提供しますが、これをDifyのワークフローで最大限に活用するには工夫が必要でした。
そこで、Langfuse Gmbh(Langfuseの開発元)の日本国内およびAPAC地域における唯一の公式パートナーであるガオでは、このギャップを解消するプラグインを開発しました。本プラグインを導入することで、DifyのワークフローからLangfuseで一元管理されたプロンプトを直接呼び出し、検索、更新できるようになります。これにより、Langfuseの厳密なバージョン管理の恩恵をDify開発で享受でき、開発プロセスの効率化とアプリケーションの品質向上を大きく前進させます。
DifyとLangfuseについて
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Difyとは:LangGenius, Inc.が提供する、ノーコードまたはローコードでLLMを活用したアプリケーションを迅速に構築できるプラットフォームです。直感的なGUIを通じて、複雑なワークフローも比較的簡単に作成できます。DifyはすでにLangfuseのトレース機能との連携に標準対応しています。
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Langfuseとは:LLMアプリケーションのオブザーバビリティ(可観測性)を高めるための強力なオープンソースツールです。アプリケーションの実行フローを詳細にトレースする機能にくわえ、プロンプトをバージョンごとに記録・管理し、変更履歴の追跡や比較・評価を行う「プロンプト管理機能」も提供しています。
DifyとLangfuse連携プラグインがもたらす価値
本プラグインは、Difyの手軽なアプリケーション構築能力と、Langfuseの堅牢なLLM運用機能を組み合わせることで、開発プロセスに以下の価値を提供します。
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プロンプト開発の独立性と迅速性の向上:プロンプトのライフサイクルをDifyのワークフローから分離し、Langfuseで一元管理することで、アプリケーション本体の変更や再デプロイなしに迅速なプロンプトの修正・実験が可能になります。
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プロンプト品質と再利用性の一貫した担保:Langfuseによる厳密なバージョン管理により、過去の優れたプロンプトへの確実なロールバックや、チーム・プロジェクト間での効率的な共有・再利用を実現し、アプリケーション全体の品質維持に貢献します。
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データ駆動型プロンプトエンジニアリングの推進:Langfuseのトレース機能や評価基盤と連携することで、各プロンプトのパフォーマンスを客観的に把握しやすくなり、データに基づいた継続的な改善サイクルを構築できます。
プラグインの入手方法
本プラグインは、以下のGitHubリポジトリにてOSSとして公開されており、どなたでも無料でご利用いただけます。詳細な導入方法や使用方法については、以下のGitHubリポジトリ内のREADME-ja.mdをご覧ください。
https://github.com/gao-ai-com/dify-plugin-langfuse
ガオは、今後もLLMを活用したアプリケーション開発の効率化と品質向上に貢献するソリューションを提供してまいります。
ガオ株式会社について
本社 : 東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル27階
代表取締役 : 嘉門 延親
ウェブサイト:https://www.gao-ai.com/
事業内容:ガオ株式会社は、2024年10月に設立したGenAIOpsの支援に特化した企業です。生成AIの運用支援にかかわるプロフェッショナルサービスおよび運用サービスの提供、また顧客のニーズに応じた新規性の高いプロダクトの再販およびコンサルティングサービスを通して、国内外の顧客における生成AIのビジネス活用とその効果の最大化を実現していきます。吉積ホールディングス グループの一員で、グループ企業にクラウドエース株式会社、吉積情報株式会社があります。
※DifyはLangGenius, Inc.の商標です。
※LangfuseはLangfuse GmbHの商標です。
※GitHubはGitHub, Inc.の商標です。
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