ディプティック ジャパン、本社オフィスを刷新
— ブランドの詩的世界観とサステナブルな思想を「働く場」へ —


パリ発フレグランス・メゾン Diptyque(ディプティック)は、日本法人ヘッドオフィスを刷新。近年、企業においてオフィスを単なる業務空間ではなく、ブランド価値や創造性を体現する場として再定義する動きが広がっています。Diptyqueは「香り」を通じて独自の世界観を表現してきました。本プロジェクトではその思想を拡張し、働く場そのものをブランドの空間資本として再構築しました。また、これまで重視してきたサステナブルな思想を投影した試みとなっています。設計を一級建築士事務所㈱アトリエMEME(東京)が担当しました。
■アトリエのようなオフィス

アトリエには、ものづくりへの集中と同時に、会話や共同作業から新たな発想が生まれる余白があります。そこには緊張感と親密さが共存し、手を動かす喜びと思考する時間が静かに、豊かに流れています。Diptyqueの持つ自由な精神、詩的な感性、そして職人的なアプローチは、まさにそのような空間にこそ自然に根づくと考え、設計に取り組みました。
■空間を編み直す、木箱のインターフェイス
執務エリアとミーティングエリアのあいだに横たわる長い壁面。これをただの分節線ではなく、木箱が有機的に集合するインターフェイスとして再構築しました。商品の、ドキュメントの、そしてアイディアのストックヤード。Diptyqueの積み重ねてきた歴史を表象するオブジェクトが、スタッフの創造性を触発し、やわらかな境界を描き出します。

■さまざまな働き方を促す場づくり
執務スペースには創作のタブローとなる、ゆったりとしたロングデスクを計画。フリーアドレス空間としてスタッフの多様な働き方やコミュニケーションを促します。また、執務スペースとゆるやかに分節されたミーティングエリアや代々木体育館を一望できるブレイクエリアなど、さまざまなスペースを計画しています。


■サステナビリティ|木をやわらかく使う
ディプティックが取り組んできたサステナブルな思想は、本プロジェクトにおいても重要な指針です。木箱にはラワン材を使用。どちらかというと目に見える部分では使用されてこなかった木材を空間の主役として活用。資源の最大価値化を図り、カーボンニュートラルに貢献しながら空間全体にやわらかな印象を生みだしています。また、木目や色味の個体差を素材の持つ微妙に異なる表情と捉えなおし、空間に豊かな奥行きをもたらしています。そして、木箱同士の接合を工夫し、リユースが最大限可能となる計画にしています。



■プロジェクト概要
プロジェクト名:Diptyque Japan ヘッドオフィス
所在地:東京都渋谷区神宮前6-27-8 京セラ原宿ビル6階
用途:オフィス
設計:株式会社アトリエMEME
施工:株式会社OSTブレーン
竣工:2026年4月
写真:加藤 純平

■会社概要
Diptyque(ディプティック)

1961年に3人のアーティストたちによってパリのサン・ジェルマン大通り34番地で幕を開けたフレグランスメゾン。年代と性別の枠を超えたタイムレスなブランドとしての地位を確立している。
一級建築士事務所 株式会社アトリエMEME

「やわらかな建築」をコンセプトに国内外で活動。グッドデザイン賞、Architecture MasterPrize、TECTURE AWARDなど受賞。ブランドコンセプトを空間資本へと翻訳するインテリアデザインに取り組んでいる。神楽坂のパティスリー「Aux Merveilleux de Fred(オー・メルヴェイユ・ドゥ・フレッド)」のインテリアデザインも担当。同店はフランス発の人気パティスリーのアジア初出店として注目を集めている。
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