BIMクラウドサービス『B-LOOP』、新機能「簡易省エネシミュレーション」を追加！

「簡易省エネシミュレーション」、2025年1月22日よりβ(ベータ)版の提供開始

株式会社イズミコンサルティング

2025年1月16日 14時00分

株式会社イズミコンサルティングが提供する、BIMクラウドサービス『B-LOOP』にて、設計初期段階からZEB検討が可能となる新機能「簡易省エネシミュレーション」を追加します。これにより設計段階ごとにシームレスに省エネ計算が行える仕組みを実現します。

■「簡易省エネシミュレーション」概要

『B-LOOP』の主要機能である、簡易空間モデル作図ツール「CADECT」にて作成した、簡易空間モデルの外皮情報と、省エネシミュレーターで簡易的に設定した設備情報を基に、WEBPRO※とのAPI連携により、BPI値およびBEI値を簡単に取得することができます。

※WEBPROとは国立研究開発法人建築研究所が公開する建築物のエネルギー消費性能を計算するプログラムの通称

モデルが詳細になり、設備計画が進んでいくに連れて、よりシミュレーションの精度が上がっていく

・簡易空間モデル作図ツール「CADECT」

「CADECT」は空調設計や省エネ計算に必要な空調諸元、室用途やその他構造体等を設定し共通データ化、各種連携ソフトに必要な情報を連携し作業を効率化する、Webブラウザ型アプリケーションです。

・「簡易省エネシミュレーション」

簡易空間モデル作図ツール「CADECT」にて作成した、簡易空間モデルの外皮情報に加え、空調負荷、照明、太陽光発電などの設備情報をシークバーで簡易的に設定し、省エネ性能のシミュレーションを行うアプリケーションです。WEBPROとのAPI連携により、BPI値およびBEI値の計算結果を取得し、確認することができます。

■設計初期段階からのシミュレーションによるフロントローディングが可能に

企画設計段階のラフモデルから省エネ計算に必要な最低限の情報設定を行い、WEBPROとのAPI連携による省エネ計算ができ、また、各部の断熱仕様などをパターンごとに変更してシミュレーションが可能な仕組みにより、フロントローディングによる設計業務のワークフローを実現することができます。

設計早期からZEB検討を前提とした当たり付けができることで、意匠・設備間の合意形成を取りながら

設計業務を進めることができ、後工程での手戻りによる修正や省エネ計算の再計算作業などを大幅に削減することが可能になります。

BIMクラウドサービス『B-LOOP』について（URL: https://izmc.co.jp/bim/software/b_loop/）

B-LOOPは、BIMモデルと空調設計や省エネ計算ソフトのデータ連携を可能にするクラウド型連携支援ツールです。RevitのBIMモデルをブラウザ型ツール「CADECT(キャデクト)」にて簡易空間モデル化し、空調・省エネソフトに必要な諸元情報をクラウド経由で連携します。BIMのワークフローから分断されていた空調・省エネ業務をB-LOOPが相互連携、空調・省エネ計算業務のBIM化・DX化を実現します。