画期的なロガーシステム「CANAD-0208」 5月23日発売!
CAN通信とアナログデータを高速かつ長時間で同期収集を実現
新光商事株式会社の100%出資会社である新光商事LSIデザインセンター株式会社(本社:札幌市、代表取締役:秋谷和広、URL:https://www.sld-shinko.co.jp/)は、CAN通信とアナログデータの同期収集を実現するロガーシステム「CANAD-0208」を、2025年5月23日に発売します。

開発した背景
当社は車載関連ソフトの開発を主な業務としています。近年は通信環境が高速になる中で、反応時間等に高い精度が求められるようになってきています。実際に、反応時間の測定の際にはCAN FD(CAN)モニターとオシロスコープを同時に使用し、見比べる必要があります。
不具合が短期間で再現する状況では、CAD FD(CAN)モニターとオシロスコープを見比べれば事足りるのですが、再現頻度の少ないシステムにおいては、原因分析に時間を取られ、本来の開発業務に支障をきたすことがありました。
この様な時に、長時間同時にログとして残し、そのデータを確認するための適切なビューアーソフトを使用できるシステムがあれば、再現にかける大きな労力や対策を検討する労力を大幅に削減できると考え、本システムを開発しました。
製品提案内容
本製品はCAN FD(CAN)データおよびアナログ電圧を同期測定・記録可能なロガーシステムで、最大72時間の長時間記録が可能です。記録データは専用アプリで検索や表示が可能です。不具合発生時の問題解決や動作記録の作成・保存などにご活用いただけます。
これまで、CAN FD(CAN)データとアナログ信号を測定する際には、それぞれ別々のツールや測定器が必要でした。このため、信号の同期性が取れず、時系列での解析が難しいという問題がありました。また、アナログ信号のサンプリングデータは大容量となるため、長時間記録ができず、目的のデータが取得できない等の不満が発生することもありました。本製品はこうした問題や不満を解決いたします。
ロガーシステムの利用マーケット
車載市場ではデファクトスタンダードなCAN FD(CAN)通信ですが、他の業界でもCAN の信頼性やメリットが認識され、幅広い用途でCANが導入されています。
・鉄道用途:路面電車、トラム、地下鉄など
・航空宇宙用途:ECU間通信
・医療機器用途:手術室の照明、手術台、カメラ、X線装置、患者用ベッドなど
・エレベータ用途:エレベータ間通信
本製品は、車載開発業界はもちろんのこと、CAN通信を利用されているあらゆる業界の皆様にお役に立てる製品です。
製品の特長
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最大72時間(SDカード容量による)の長時間記録を可能にし、耐久試験などでも有効
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CAN FD(CAN)×2、アナログ信号×8chの同期測定・記録が可能
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高いアナログ信号サンプリングレートを実現
(※4chモード時:250KHz、8chモード時:125KHz) -
専用アプリでロギング中データのリアルタイム表示が可能
(※アナログ信号の表示はサンプリング制限あり) -
コンパクトで低価格




発売日(予定) 2025年 5月23日
製品情報Web: https://www.sld-shinko.co.jp/business/products/datalogger-canad0208/
設計・生産 :新光商事LSIデザインセンター株式会社
販売 :新光商事LSIデザインセンター株式会社、新光商事株式会社
【製品のお問い合わせ先】
新光商事LSIデザインセンター株式会社 新規ビジネス部門
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