【TripX × 箱根DMO】観光庁「観光DX推進による地域活性化モデル実証事業」2.生成AI活用モデルに採択!「インバウンド向け飲食・体験代理予約AIの開発」に向け実証を開始。
泊食分離トレンドに、AIで挑む。インバウンド向けに、AIエージェントが飲食店・アクティビティの体験を代理予約。観光業界の新たな成長と発展を後押しします。

宿泊・観光分野に特化した東大発AIスタートアップ、株式会社トリップエックス(本社:神奈川県横浜市、代表取締役CEO:西村拓人、以下「TripX」と、箱根DMO(一般財団法人箱根町観光協会)(本社:神奈川県足柄下郡箱根町、理事長:勝俣 伸、以下「箱根DMO」はこの度、観光庁「観光DX推進による地域活性化モデル実証事業」2.生成AI活用モデルに採択されました。本事業ではAIレコメンド・AIエージェントの活用により、急増するインバウンド旅行者の泊食分離に伴う課題を解決します。これにより、地域内における消費額の向上に寄与します。
取り組みの背景と課題
近年箱根エリアではインバウンド旅行者の増加にともない、泊食分離が進んでいます。実際、インバウンド観光客の素泊まり・一泊朝食プランを予約する割合は70%にも上り、日本人の26%に比べ2.7倍となっています。(箱根内宿泊施設から弊社独自調べ)また飲食店やアクティビティに対する需要も高まっています。一方で、宿泊施設からの情報発信が十分でないことや、飲食店等の予約システムの整備不足により、本来であれば旅先での楽しみとなる夕食をコンビニで簡単に済ませてしまったり、予約の煩雑さから飲食店の利用を避ける旅行者も少なくありません。
こうした課題を解決するため、夕食や旅行アクティビティに関してAIによるレコメンド・エージェント機能を活用し、「予約のワンストップ化」に取り組むことで、旅行者の満足度向上と地域内消費の拡大を目指します。
本事業の取り組み
本事業では、インバウンド旅行者の泊食分離や言語の壁といった課題に対応するため、以下の4つの取り組みを進めてまいります。

1.スムーズな予約導線の構築
宿泊施設の予約完了メールに、飲食店やアクティビティ予約システムへのリンクを掲載。旅行者が宿泊予約とあわせてスムーズに食事や体験の予約まで行える環境を整えます。
2.多言語対応AIによる最適レコメンド
英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語への翻訳機能を搭載。さらに、宿泊施設の場所や観光客の属性に応じて、最適な飲食店やアクティビティをAIがレコメンドします。
3.AIエージェントを活用した代理予約機能
日本語が不自由な旅行者でも安心して利用できるよう、AIエージェントによる代理予約機能を導入。旅行者と店舗・施設とのスムーズなやり取りを可能にします。
4.データ活用による地域還元
利用者から得られたデータを収集・分析し、観光事業者や飲食店のマーケティングに活用。地域全体の観光戦略に役立てることで、さらなる発展を目指します。
今後の展望
現在、「TripX ✖️ 箱根DMO(一般財団法人 箱根町観光協会)」の協力体制で箱根が抱える観光課題に取り組んでおります。11月にサービスリリース、そしてユーザー数1800件/月、協力宿泊施設数20施設を目標とし、本システム経由での飲食・アクティビティ新規利用件数72件・144人/月を目指します。さらに箱根での実装を成功事例とし、将来的には他地域のDMOとも連携しながらシステムを展開していく方針です。インバウンドの泊食分離の課題を解決し、受け入れ体制の拡充に尽力していきます。
担当者からのコメント
■株式会社トリップエックス 代表取締役CEO 西村 拓人
泊食分離が進むインバウンド旅行の課題に対し、AIエージェントで夕食や体験をシームレスに予約できる仕組みを整えます。AIの進化は旅行体験を大きく変える可能性を持っており、箱根から全国へ広げる第一歩にしたいと考えています。
■箱根DMO(一般財団法人箱根町観光協会) 専務理事 佐藤 守
今回の施策は、外国人観光客の皆さまの満足度向上に、「官民一体ALL箱根」で観光地課題に取り組む箱根DMOが、パートナーであるトリップエックス社様と一緒に取り組んで行きます。箱根の人財不足にも奏功する打ち手となると期待しております。
発信元情報
株式会社トリップエックス(TripX)
宿泊・観光地のDX/AIに特化した東大発スタートアップ。宿泊事業者への生産性向上プロダクト「Tripbox」(https://trip-box.jp/)の提供や、観光地と連携したソリューションの開発を手がける。
設立:2025年4月
代表取締役:西村 拓人
ホームページ:https://tripx.co.jp/
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