「各社専用のAIを育て、AIが採用を進める」新しい採用プロセスを作る株式会社CAPER、シードラウンドで累計1億円超を調達
AI採用人事「OpenSeek」で、即戦力採用の方法とAIによる採用活動を加速

株式会社CAPER(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山下 俊、以下 CAPER)は、DG Daiwa Ventures、PKSHA Algorithm Fund、複数のエンジェル投資家を引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドにおいて累計1億円超の資金調達を実施しました。
今回調達した資金は、AI採用人事「OpenSeek」のプロダクト開発の加速、および採用・組織体制の強化に充当する予定です。

採用市場の転換
日本の採用市場では、人口減少を背景に、即戦力人材の採用難易度が高い状態が続いてきました。
実際に、中途採用において必要な採用人数を確保できていない企業は約54.7%(*1)にのぼり、多くの企業が「採用したくても採用できない」状況に直面しています。こうした状況の中で、現在の採用市場は単なる人手不足の延長ではなく、これまでとは質の異なる転換期を迎えています。
その背景にあるのが、生成AIの急速な普及です。国内調査では、採用担当者の約78%が、求人票作成やスカウト文面作成など日常的な採用業務で生成AIを活用している(*2)と回答しています。
これにより、要件整理や候補者スクリーニング、1to1アプローチといった業務が一定の品質で簡単に
実行可能となり、企業一社あたりのアプローチ量は増加傾向にあります。
結果として、ダイレクトリクルーティング市場は年率20%前後で成長を続け、企業間の競争は同一チャネル内で激化し、同じ候補者に同時に声がかかる状況が常態化しています。従来と同じタイミング・同じ手法で採用活動を行っても、候補者との接点を持つこと自体が難しくなりつつあります。
新たな採用チャネル・採用手法への注目
こうした背景から、これまで採用チャネルとして考えられていなかった情報ソースから候補者を見つけ出し、転職を意識する前段階から関係性を築く採用手法が世界的に注目されています。
既に米国では、SNSに限らず、ブログやコミュニティ、発信活動など多様な接点を起点に候補者を検索し、関係構築を行うアプローチが主流になりつつあり、日本でも同じ流れが起こると思われます。
約6割の企業が「既存の採用チャネルでは母集団確保が困難(*3)」、「将来の採用ニーズに備えて強固なタレントパイプラインを構築することが最重要(*4)」と回答しており、採用活動のあり方が移行しつつあることが示されています。
一方で、複数情報ソースから、候補者を見つけ出し、中長期的に関係を構築するには、候補者理解の蓄積や継続的な情報発信、適切なタイミングでのアプローチ設計が求められます。
そのため、十分な採用リソースやノウハウを持つ一部の企業に限って実行できるのが実情であり、多くの企業では「重要だと分かっていても取り組めない」構造的な課題が残っています。
AI採用人事「OpenSeek」とは

「OpenSeek」は、OpenAIが提供するDeep Research(高度なリサーチ機能)の考え方を採用領域向けに最適化し、「即戦力採用を強力に後押し」する採用業務に特化したAIエージェントです。
単一のデータベースや検索結果に依存するのではなく、
オープンデータ上に点在する職務経歴、アウトプット、発信情報など横断的に15以上の情報ソースを調査・整理し、「どのような人材が、いま・これから採用候補になり得るのか」、「いつ・どのように連絡をして関係を構築するのか」を継続的に分析します。
OpenSeekは、単なる検索やスカウト自動化を目指すのではなく、優秀な採用人事が行ってきた「どのような人物にアプローチすると採用できるのか」、「どうすれば転職活動をする際に候補者から第一想起される存在になるのか」といった仮説立て・リサーチ・実行をAIが担うことで、採用要件の整理から候補者探索、関係構築までを一気通貫で支援します。
OpenSeekが提供するユーザー体験
役割の全体像

ユーザーはOpenSeekに 「どのような人を採用したいかを教え、各行動を実施するかどうか判断する」 だけで、高度な採用活動を実現できます。OpenSeekでは、以下の大きく3つの特徴を有しており、採用活動を支援します。
① AIによる学習 & 複数情報ソースからの候補者抽出
採用活動を進める中で得られる情報やフィードバックをもとに、企業ごとの採用要件や判断基準を継続的に学習します。求人票や欲しい人物ペルソナを学習させるだけでなく、
「良いと判断された候補者」
「今回は見送られた理由」
「どのような経歴・アウトプットに反応があったか」
といった実際の採用判断を学習データとして蓄積することで、
企業ごとに異なる“採用の癖”や“重視ポイント”を反映し、最適な候補者抽出を行います。
② SNSアプローチ
候補者一人ひとりの経歴やアウトプット、発信内容を踏まえた上で、文脈に即した1to1のアプローチをSNSや個人の連絡先を通じて行うことを支援します。ありがちなテンプレートではなく、「どの経験やアウトプットに注目しているのか」「どのような期待を持っているのか」といった背景を含めることで、テンプレ的な印象を避けて高い歩留まりで面談を創出します。
③ ナーチャリング
候補者の状況変化や関心の兆しを前提とした、時間軸を考慮した関係構築を支援します。
例えば、「経歴や所属企業の変化」「アウトプットや発信内容の更新」「技術・テーマへの関心の変化」
といったシグナルをもとに、
「いつ連絡を送るべきか」「どのような連絡を送るべきか」といった判断を行います。
これにより、採用担当者は転職を意識する前段階から候補者と接点を持ち続け、
工数をかけることなく、候補者から第一想起を獲得することが可能になります。
OpenSeekを用いた成果
OpenSeekは現在、以下のような採用課題を抱える企業を中心に、20社以上で導入が進んでいます。
・採用難易度の高いポジションを抱えている企業
(例:シニアエンジニア、AIエンジニア、営業マネジメント層、特定経験を持つ人材)
・採用条件や知名度の面で競争が厳しく、既存手法では成果が出ていない企業
これまでの採用手法では、
・他社との条件比較によって連絡を送っても候補者から反応を得られないケース
・人材エージェントから十分な紹介を受けられないケース
が頻発していました。
結果として、顕在層向けの採用チャネルだけでは打ち手が尽きている企業が増えています。
OpenSeekを活用することで、こうした企業においても、潜在層や準顕在層を含めた
新たな人材プールに対して適切なタイミングと文脈でのアプローチが可能となり、
以下のような成果が生まれています。
■ 成果(一部抜粋)
・既存のダイレクトスカウトと比較して最大10倍の面談歩留まりを達成
(レイター期SaaSスタートアップ)
・運用2ヶ月でのマーケティング副部長を採用(マーケティングSaaS運営企業)
・運用初月から面談遷移率20%を実現(金融関連企業)
・1ヶ月でAIエンジニアの採用を実現(シード期AIスタートアップ)
OpenSeekは、シード期スタートアップから5,000名を超える大企業や銀行等、
幅広いお客様にご活用いただいています。
サービス利用にご興味のある企業様は下記ページよりお気軽にデモ申込や
お問い合わせをいただけますと幸いです。ご紹介者のお名前欄に「プレスリリースを見ました」と
記載頂くと初月無料トライアルのご案内をさせて頂きます。
OpenSeekサービスページ:https://lp.openseek.jp/
資金調達の背景と目的
人口減少を背景に、企業には新たな採用手法の確立だけでなく、限られたリソースで成果を生み出す採用活動が求められています。CAPERでは、生成AI技術を活用することで、採用のあり方だけでなく、
採用における人間の役割そのものを変革することをミッションに掲げています。
今回の資金調達を通じて、人材採用、AI技術への投資を一層加速し、
AIが「採用人事」の役割を担い、人は判断や仲間を惹きつけるといった本質的な業務に集中できる
世界の実現を目指してまいります。
投資家のコメント
DG Daiwa Ventures
国内投資統括 シニアディレクター 眞田 雄太
プリンシパル 安藤 鉄平
シニアアソシエイト 金在淳 (ジェスン)

今回の出資にあたり、CEOの山下さん、CTOの張さん、LLM Leadの丹治さんから、採用業界を変革したいという強い想いを感じました。泥臭さを厭わない情熱と採用領域への深い理解に加え、プロダクトを実運用に落とし込み、改善を継続できる実行力に大きな可能性を感じています。 採用市場は人材不足が続く一方で、同一チャネル内の競争が激化し、従来のやり方だけでは候補者との接点をつくりにくくなっています。 また「OpenSeek」が採用の上流から下流までを一気通貫で支援し、企業ごとに蓄積される学習データによって継続的に精度が高まっていく点は、本領域における新しいスタンダードになり得ると考えています。 情熱・業界知見・実行力を兼ね備えたCAPERの経営チームと共に、彼らの掲げる新しい採用プロセスのスタンダードづくりを進めてまいります。
PKSHA Algorithm Fund
Partner 海老原 秀幸
Vice President 韓 相鉉

採用市場において『適材適所』の実現は永遠の課題ですが、株式会社CAPERは生成AI(LLM)という最新の技術を核に、この課題へ真正面から挑んでいます。 特に、山下CEOをはじめ、自然言語処理やHRテック領域で豊富な実績を持つCAPERチームは、既存の採用フローを根本から変革するポテンシャルを秘めています。 『OpenSeek』が提供するAIネイティブな体験が、企業と求職者のマッチングに『Wow』をもたらし、日本の労働市場に大きなインパクトを与えることを確信し、今回の出資を決定いたしました。CAPERの挑戦を全力で支援してまいります。
株式会社CAPER 代表取締役 山下 俊のコメント

採用はこれまで、「人が探し、人が考え、人が動く」仕事でした。しかし、人口減少や採用競争の激化、生成AIの進化により、その前提は大きく変わり始めています。
私たちは、単なる作業の自動化をしたいのではありません。これまで一部の優秀な採用人事だけが担ってきた判断・洞察・関係構築を、AIの力で誰もが扱えるものにし、人材の流動性や最適配置を加速したいと考えています。
最適な人材と世の中の挑戦が結びつくことこそが、社会を前に進める原動力だと信じています。
今回の資金調達を通じて、「各社専用のAIを育て、AIが採用を進める」新たな採用のあたりまえの実現を目指してまいります。
採用情報
現在CAPERでは、事業責任者候補、バックエンドエンジニア、AIエンジニア等、幅広くメンバーを募集しています。私たちのミッションに共感頂ける皆さまのご応募をお待ちしています。
採用ページURL:https://caper-jp.notion.site/recruiting

【会社概要】
社名: 株式会社CAPER
本社所在地: 東京都渋谷区代々木5丁目57ー2ザ・パークハビオSOHO代々木公園
代表取締役: 山下 俊
設立: 2022年12月1日
事業内容: AI採用人事「OpenSeek」の開発運営
サービスサイト: https://lp.openseek.jp/
(ご紹介者のお名前欄に「プレスリリースを見ました」と記載頂くと初月無料トライアルのご案内をさせて頂きます。)
(参考資料)
*1「人事担当者の約6割が「既に、既存の採用チャネルでは母集団確保が困難」「今後、転職前から候補者との関係構築に重視する」と回答しており」株式会社インディードリクルートパートナーズ
*2「企業の採用活動における生成AI活用の実態」株式会社HERP
*3 「中小企業白書2024」中小企業庁
*4 「Future of Talent Acquisition 2025」HR.com
本件に関するお問い合わせ先
株式会社CAPER 広報担当
Email: sales@caper.co.jp
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