東京都は猫たちを見殺しにしないで──都が管轄する廃棄物埋立処分場の猫たちの保護を許可してください
厳しい立ち入り制限のある地域でこれまでに33匹を保護
東京都江東区に位置する東京ドーム約42個に相当する広大な廃棄物埋立処分場は、家庭ごみやプラスチック、建築廃材などが層状に埋め立てられた場所です。東京都環境局によって管理され、立入制限があります。
今年3月、地元ボランティアの申請により、日曜日の2時間だけ、捕獲器の設置と立ち入りが許可されました。私たちは複数のボランティア団体や個人と連携し、これまでに11回現場に入り、計33匹の猫を保護しました。
すべて不妊・去勢手術が行われていない個体でした。子猫が生まれては死んでいったという悲惨な状況が想像できます。保護した猫たちはすべて協力動物病院で医療を受けた後、当会のシェルターに収容し、新しい家族を探しています。


新たな情報、まだ別のエリアに推定50匹の猫?!
7月13日、これまで私たちが捕獲器を設置してきたエリアとは別の場所に、推定50匹もの猫が取り残されているという新たな情報が寄せられました。
しかし、そのエリアへの立ち入りは現在、許可されていません。
また、日曜の2時間だけという限られた条件では、とても全頭を保護することはできません。
連日の猛暑のなか、猫たちは今この瞬間も命を落としているかもしれない──そう考えると、胸が張り裂ける思いです。
東京都は命を守るために、どうか動いてください。
猫は、飼い主の有無にかかわらず、動物愛護管理法で愛護動物とされ、猫(愛護動物)の虐待(ネグレクト)は1年以下の懲役または100万円以下の罰金と定められています。
いま、東京都の管理地で、猫たちが命の危機にさらされている現状を、どうか見過ごさないでください。東京都には、この現実と真正面から向き合い、命を守る行動をとっていただきたいと強く願っています。
現在、緊急のクラウドファンディングも実施中
猫たちを保護し、医療にかけて、譲渡先を見つけるまでにはお金がかかります。どこからも助成・補助を受けていない私たちは、猫たちの医療費等を集めるため、現在クラウドファンディングを実施中です。
【クラウドファンディングページ】
<https://readyfor.jp/projects/metha-welfare2025>





一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会
声なき動物たちの代弁者として、人と動物を取り巻く複雑な社会課題の解決に取り組む非営利団体です。シェルター運営や政策提言、要望活動を通じて、民間の力を結集し、命を守る仕組みの実現を目指しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像