宿泊を伴う防災訓練は奈良県初!生駒市、11/1(土)に「避難所宿泊訓練」を開催

行政・市民・地域が一体となり、さらに実践的な【総合防災訓練】へ

奈良県生駒市

奈良県生駒市は、2025年11月1日(土)から11月2日(日)にかけて、生駒市体育協会 滝寺S.C.にて「避難所宿泊訓練」を実施します。本訓練は生駒市が災害対処能力の向上を目的に行う「令和7年度生駒市総合防災訓練」の第3弾であり、避難訓練として実際に「宿泊体験」まで実施するのは、奈良県内で初めての試みです。

今回の訓練では南海トラフ巨大地震等の大規模地震災害の発生を想定し、生駒市長含む179名の方が実際に避難所に宿泊することで、ライフラインが止まっている状況での避難所開設のイメージを深めます。さらに、今年導入されたテント式パーティションや段ボールベッドなどの設営訓練をはじめ様々な講座や実践訓練を行うことで、市民の方々にも防災に関する知識、災害時に役立つ具体的な知恵を深めていただくとともに、各家庭の備蓄品を再確認する機会を提供します。

■ 「避難所宿泊訓練」のポイント

① 実践的な防災訓練

前回(令和3年度)の防災訓練では、同じ地震発生の想定でも「住民の避難行動」や「避難所開設の手順確認」など、受け入れ体制の構築と連携確認を主目的としていましたが、今年は停電・断水などライフラインが途絶した状況下で避難所運営をシミュレーション。避難者が実際に夜を過ごすことで、照明・トイレ・プライバシー確保・要配慮者対応など、実際の災害時に直面する課題の体験機会を提供します。

近年、全国各地で豪雨や地震など大規模な災害も発生している中、より実効性の高い防災計画や避難所運営マニュアルの策定に努めます。実際の災害対応から得た課題を反映した状態で訓練を行い、より現実的な訓練内容の充実を進めています。

② 行政・市民・地域の諸団体が一体となって取り組む参加型・体験型訓練

本訓練は生駒市経営企画部危機管理課が中心となり、市内および近隣の様々な災害にかかる協定事業者などと連携した訓練です。

 例えば、訓練中に実施される災害時を想定したキッチンカーによる炊き出しは一般社団法人生駒市災害支援協力会(IDS)が、新聞紙スリッパやランタンづくりなど防災に役立つレクリエーションは生駒市スカウト協議会が、自動車を利用した給電はトヨタユナイテッド奈良㈱のご協力により実施します。さらに、本訓練には奈良北高校の生徒がボランティアで参加するほか、生駒市と災害協定を締結している四條畷市・大東市の他、奈良県及び県下の8市町の職員も参加。ペット(犬)も屋内に同伴避難にて実施します。

■  「避難所宿泊訓練」の概要

① 日 時 11月1日(土)16:00 ~ 11月2日(日)8:30

② 場 所 生駒市体育協会 滝寺S.C.(生駒市門前町9-20)

③ 内 容 ※訓練の内容は当日変更となる場合があります。

・16:00~ 受付訓練  LINEを使用し、QRコードを読み取ることで受付訓練を実施

・17:00~ 訓練開始  全体説明

・17:45~ 炊き出し・給水訓練

 ◇キッチンカー炊き出し訓練  

 災害協定を締結している生駒市災害支援協力会(IDS)が、災害時を想定した夕食を提供

    ◆メニュー◆ 白飯、お味噌汁、鶏肉のハンバーグ、おくらとひじきの和え物、筑前煮

 ◇給水訓練  給水車を利用した給水訓練

 ◇自動車を使用した給電方法の啓発 トヨタユナイテッド奈良㈱による給電及びホットドリンクの提供

・19:00~ 

 ◇防災レクリエーション:生駒市スカウト協議会による防災に役立つレクリエーション

 ◇応急危険度判定講座:避難所開設において建物の安全を確認する方法等の講義

 ◇避難所設営訓練:今年度導入したテント式パーティションや段ボールベッド等の資機材の設営訓練

 市に備蓄しているテント式パーティションと段ボールベッドを組み立て、居住スペースを作ります。

 ※パーティション定員の目安:大人3名 (段ボールベッドを一人でも使用する場合は2名まで)

・11/2(日) 7:00~ 炊き出し訓練  参加者と協働したアルファ化米の炊き出し訓練

・8:00~ グループワーク  避難所宿泊訓練の振り返り  など

④ 参加者 269人(うち宿泊が179人、日帰りが91人)  

⑤ 費 用 無料

■「避難所宿泊訓練」の特典

◇参加者に「オリジナル非常食」と「まちのコイン『くるり』」をプレゼント

◇宿泊者全員に「避難所便利グッズ詰め合わせ」プレゼント

◇中学生以下の参加者に「カラビナ付きライト」をプレゼント

 

■【参考】生駒市総合防災訓練の取組

生駒市は4年に一度「総合防災訓練の年」と位置付け、1年を通じてさまざまな防災訓練や啓発イベントを行い、市民一人ひとりと地域・職員の防災意識を高めています。

① 帰宅困難徒歩訓練(実施済)

南海トラフ地震などの巨大地震が発生すると交通機関がまひし、多くの人が帰宅困難になると予想されます。徒歩で帰宅しなければならない状況を想定し、花博記念公園鶴見緑地(大阪市)から市役所まで歩く訓練を実施しました(Aコース約18km・Bコース約20km)。

◇とき・ところ 

4月27日(日)、9:00花博記念公園鶴見緑地出発、16:00生駒市役所解散

◇参加者 一般参加、協力職員 合計34人 市長・副市長参加 

 

② 防災マルシェ&防災講演会(実施済)

本市と防災協定を締結している事業者などの啓発ブース展示や防災用品を販売。講演会も同時開催しました。

◇とき・ところ 

10月19日(日)、ベルテラスいこまベルステージ・たけまるホール

◇参加者 防災講演会約400名

 

③ 避難所宿泊訓練(上記参照)

実際に避難所で1日宿泊して、ライフラインが止まっている状況での避難所設営訓練、キッチンカーによる炊き出しや生駒市スカウト協議会による防災レクリエーションなどを実施予定です。

 

④ 自治連合会・自主防災会訓練

自治連合会の地区連合会単位で防災訓練を実施します。訓練は、複数の自治会が連携して行う避難所運営訓練などです。災害時にたいせつになる地域間の連携を深め、共助力を高めます。

――日時・場所は各地域での設定になります。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
政治・官公庁・地方自治体
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

奈良県生駒市

0フォロワー

RSS
URL
http://www.city.ikoma.lg.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
奈良県生駒市東新町8-38
電話番号
0743-74-1111
代表者名
小紫雅史
上場
-
資本金
-
設立
-