厚生労働省が公開した「SDS情報交換のための標準的フォーマット」対応の化学物質情報管理システム

株式会社さくらケーシーエス（本社：兵庫県神戸市、取締役社長：加藤　貴紀、以下「さくらケーシーエス」）は、化学物質情報管理システム「SDS Meister」に、厚生労働省が公開したSDS情報交換のための標準的フォーマット（JSON形式）に準拠した「SDS電子データ入出力」機能を新たに搭載し、2025年11月にリリースします。本機能により、SDSの作成から交付までの一連の業務を効率化し、危険有害性情報の共有をより迅速かつ正確に実現します。

■背景

2025年３月、厚生労働省が、化学物質の危険有害性情報の通知（SDSの交付等）をより迅速かつ的確に行う観点から、SDS情報を電子的に交換するための標準的なフォーマットを公開しました。これは、化学物質の譲渡・提供者が共通のフォーマットを用いて危険有害性情報のデータ（SDSデータ）を作成することにより、電子的な情報の交換を容易にすること、SDSの作成・変更・交付等の一連の作業負担を軽減すること、SDSによる情報伝達の迅速化を図ることなどを目的としたもので、これらを実現するために「SDS Meister」の機能強化をするものです。

■新機能の概要

化学物質情報管理システム「SDS Meister」に、「SDS電子データ入出力」機能を搭載します。

＜SDSデータ取込＞

取引先から受領したJSON形式のSDSデータを、システム上の製品・原料情報として取り込むことができます。これにより、SDSデータの取り込みにかかる作業負荷や入力ミスを軽減します。

＜SDSデータ出力＞

作成したSDSを、PDF形式に加えて、JSONファイル形式でも出力できます。取引先へのSDSデータ提供を迅速に行うことができます。

＜配布履歴管理＞

取引先にSDSを配布した履歴（日時、担当者、配布形式（PDF／JSON））を記録します。内部統制や監査対応にも役立ちます。

＜SDS一括作成・一括配布＞

複数製品のSDSを、PDF、JSONの両形式で、まとめて作成し出力することが可能です。法令改正等で、一度に多くのSDSを再作成する場合に効率化が図れます。

■化学物質情報管理システム「SDS Meister」とは

JIS規格に準拠したSDSを自動作成し、作業の効率化、SDSの正確性・一貫性の向上を実現する、お客さまの化学物質管理業務をサポートするシステムです。業務内容の変化に伴う管理対象法令の追加や、法令改正による対象物質の追加にも柔軟に対応します。

製品サイト：https://www.kcs.co.jp/ja/service/ind/general/chemical/sds.html

＜高品質なSDSを作成＞

複雑な判定やノウハウをシステムに組み込んでいます。複雑なSDSでもワンクリックで自動作成でき、作業時間の大幅な短縮を実現します。

＜SDSに関わる業務を幅広くカバー＞

SDSの作成や出力に加え、配布履歴の管理や含有調査など、お客さまが化学物質管理業務で必要とされる機能を幅広くカバーします。

＜さまざまな業界規定にベストマッチ＞

30年以上にわたる、塗料・顔料・香料など化学メーカーへのシステム導入・サポートで培った実績とノウハウを結集しました。これにより、業界特有の規定に沿ったSDSを作成できます。

さくらケーシーエスは、法令や業界規定への迅速な対応を通じて、お客さまの化学物質管理をより安全に、より効率的にサポートいたします。

今後も「SDS Meister」の継続的な機能強化を進め、サプライチェーン全体のリスク低減と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■お問い合わせ先

株式会社さくらケーシーエス　産業統括部　松本

TEL：[phone]

MAIL：[e-mail]

◼️商標等について

記載されている各社の企業名、製品名、サービス名は各社の商号、商標または登録商標です。

記載されているシステム名、製品名などには、必ずしも商標表示（TM、®）を付加していません。

記載された製品の仕様、サービス内容は、発表日現在のものであり、予告なく変更することがあります。

■会社概要

会社名：株式会社さくらケーシーエス（SAKURA KCS Corporation）

所在地：兵庫県神戸市中央区播磨町21-1

設立：1969年（昭和44年）3月29日

代表者：取締役社長　加藤　貴紀

事業内容：システム構築、システム運用管理、システム機器販売 　他

企業サイト：https://www.kcs.co.jp/