エンターテインメントの力で「新しい居場所」を作り出す〝IMMERSIVE CAFE〟ともだち'n-chi

〜現代のつながりの希薄化と舞台役者の活動課題に、エンタメの力で新しい解決策を提示〜

a.d-life株式会社

2025年12月16日 11時00分

2025年12月1日、東京・東中野にオープンした「〝IMMERSIVE CAFE〟ともだち'n-chi（イマーシブカフェ・ともだんち）」は、俳優やシンガー、ダンサーなど“芸を磨く人たち＝アクター”と、彼らを応援する“ゲスト”が一緒に過ごせる新しいタイプのエンタメカフェです。

オープンに先立って行われたプレオープン期間(11/17〜11/30)には多くの来場者が訪れ、「学生の頃に戻ったようであっという間の時間だった」「本当に友だち同士になったようで新鮮だった」という声が寄せられました。

【Webページ】https://tomodachi-n-chi.immersive-cafe.com/

社会課題と、それに寄り添う体験型コミュニティカフェの可能性とは

コロナ禍を経て、社会における直接・対面でのコミュニケーションが減少し、孤独・孤立の問題が顕在化・深刻化しています。令和6年度に発表された内閣府の「孤独・孤立対策について」では、単身世帯の増加などの社会構造の変化も相まって、家族や地域、会社などにおける人との「つながり」が薄くなりやすい状況が加速していることが挙げられています。

特に、こうした状況下で、誰もが気軽に立ち寄り、人と人との「つながり」を実感できる「居場所」や「交流の場」の確保は、大きな社会課題となりつつあります。

没入型カフェ「IMMERSIVE CAFE〟ともだち'n-chi」は、日常の合間にふっと立ち寄れる「気軽なともだちの家」のような場所として誕生し、こうした社会課題を解決できる可能性を秘めています。

2025年11月に開催されたプレオープンでは、アクターとゲストがまるでともだちの家にいるかのようなリラックス空間で過ごせる空気感を作り出し、好評を博しました。参加者の声から見えてきたのは、「大人が安心していられる居場所」と「アクターが無理なく活動できる拠点」という、ふたつの社会課題にそっと寄り添う場としての体験型コミュニティカフェの新しい可能性です。日常のなかでふっと感じる行き先のない時間に、「ここなら行けるかもしれない」と思ってもらえるような空間を提供します。

“気を張らなくてもいい”居場所をつくるIMMERSIVE CAFE

プレオープンでは、グループでのお客様はもちろん、30〜60代の男性お一人様や、20〜30代の女性1人での来店も多く、10日程のプレオープン期間内でリピーターとして複数回足を運んでくださる方も多く見られました。

「ともだち'n-chi」の特徴の１つに、お一人で訪れたお客様同士が店内で自然な交流を生み出し、帰る時には仲良くなって帰っていく点があります。「居心地がよくてつい長居してしまった」「一人で行っても一人じゃない感じがする」「気付くとみんなが仲良くなっていた」といった声が数多く寄せられ、訪れた人が安心して自然体で過ごせる空間がしっかり機能し始めています。

SNS上では、プレオープン期間から「ともだち’n-chi」を訪れた来場者の投稿が多数寄せられています。投稿には、「突然始まる即興演劇がおもしろい」、「推しを身近に感じられる不思議なリラックス空間」、「自分のペースで楽しめる」といった声が多く見られました。

また、朗読・台本読みの観覧や、スタッフによる即興劇など、来場者参加型の体験に満足したというコメントも多く、「気づいたら4時間滞在していた」「放課後みたいなゆるい時間で楽しい」といった、時間を忘れる居心地の良さが語られています。

さらに、「個性的で温かいスタッフとの交流が楽しい」「自由で気取らない雰囲気が心地よい」といった感想も多く、誰でも気軽に遊べて、ともだちと過ごすようにリラックスできる場所として高評価を得ていることがうかがえます。

アクターの新たな活動基盤をつくり、双方にメリットのある世界へ

「ともだち'n-chi」は利用者だけでなく、俳優にとっても活動基盤として大きな意義を持ちはじめています。演劇の現場では、稽古には報酬が出ないことも多く、準備に費やす労力と報酬のバランスが取りにくいという課題が長く存在してきました。

しかし、ここでは「稽古そのもの」がコンテンツとなり、来店者との交流を通じて表現が価値として積み重なります。アクターが自分らしく活動しながら収入を得られる「持続可能な表現の場」が生まれつつあり、利用者とアクター双方にとって心地よい関係性が築かれています。

「〝IMMERSIVE CAFE〟ともだち'n-chi」とは

「ともだち'n-chi」は、「観る」から「ともに過ごす」へと体験を昇華させた、イマーシブシアターと即興劇（インプロ）を融合した新しい形の演劇です。お客様は、シェアハウスを模した空間で、アクターである「住民」たちと日常をともに過ごし、一期一会の物語を紡ぎます。

従来の劇場型エンターテイメントとは異なり、明確なストーリーやルールは設けられておらず、お客様自身がこの世界の「一員」として、自由に動き、感じ、溶け込むことで、「ともだちの家のようにくつろぐ」ことができる、ゆるやかなコミュニティ空間を提供しています。

また、公式サイトでは、アクターである「住民」たちの紹介や、誰がいつ在店しているかの情報を公開しており、お客様はアクターのスケジュールを確認した上で来店することが可能です。「推しアクター」にリアルに会えるだけでなく、出迎えてくれる人の「顔」が見える安心感があり、お一人様でも気軽にお越しいただきやすいのも大きな特徴です。