仙台・定禅寺通のシンボル、樹齢80年超の伐採ケヤキが20種以上の生活用品に。異業種のヒットメーカーらが手掛ける再生プロジェクト「ケヤキのつづき」始動。
12月18日(木)よりCampfireにてクラウドファンディング開始。支援金の5%を街づくりへ寄付するとともに、大型家具製作への準備資金調達へ。19日(金)には定禅寺通にて製品展示・発表会を実施。
定禅寺通周辺の街づくりに取り組む一般社団法人定禅寺通エリアマネジメント株式会社と株式会社ODORIJIらは、定禅寺ストリートサーキュラープロジェクトの第4弾として、2025年に伐採されたケヤキ材を再生利用する「ケヤキのつづき from 仙台・定禅寺通」プロジェクトを開始いたします。
本プロジェクトでは、20種類以上の生活用品を開発し、2025年12月18日(木)12:00よりクラウドファンディングサイト「Campfire」にて先行販売を行います。
Campfireプロジェクトページ: https://camp-fire.jp/projects/901881/view



1.プロジェクト発足の背景
街の記憶を「人知れず処理」しないために
2025年3月、定禅寺通の象徴であった樹齢80年以上のケヤキ数本が、倒木の危険性などからやむなく伐採されました。市民の成長を見守ってきたこの木々を単なる「不要物」として処分するのではなく、「命を次へつなぎたい」という思いから本プロジェクトは発足しました。 「ケヤキのつづき」という名には、木の命の続きであると同時に、定禅寺通の歴史や人々の想いの続きでありたいという願いが込められています。




2.プロジェクトの特徴
各界のプロと学生による「共創」
本プロジェクトには、仙台にゆかりのある多才なメンバーが集結しました。 企画プロデュースは、数々のヒット商品の生みの親である古原 徹(東北大学出身)。製作にはYouTube「令和の虎」で完全ALLを達成した家具職人ウォレン・ジェフリー氏や、仙台の染織家、YouTube「Nontitle」に出演した女性デザイナー、そして次世代を担う大学生が参画しています。伐採木をコースター、時計、ブックエンド、一輪挿しなどの身近なアイテムに加工し、販売。その収益の5%を「定禅寺通まちづくり基金」等へ寄付することで、次の植樹や景観保全につなげる「循環(サーキュレーション)」を生み出します。
3.製品紹介
Lived in Jozenji street
製品には、この木が定禅寺通で生きてきた証として「Lived in Jozenji street」の刻印が施されます。また、加工過程で出る「樹皮」も廃棄せず、染織工房にて「ケヤキ染め」のストールやハンカチとして商品化します。

<主なラインナップ>
インテリア:壁掛け時計、一輪挿し、壁掛けアート、ブックエンド
生活雑貨:コースター、ペン立て、歯ブラシ立て、キーフック
オーダーメイド:表札(家庭用/店舗用・名入れ可)
ファッション:ケヤキ染めストール、ハンカチ

掛け時計

レジンアート

ブックエンド

キーフック

レジンコースター

サイコロキーホルダー

コースター

ペン立て

一輪差し

表札(縦)

表札(横)

表札(店舗用)
4.今後の展開とスケジュール
今回のクラウドファンディングの資金の一部は、今後予定している「大型家具製作」のための製材・乾燥・保管費用にも充当されます。
2025年12月18日(木):クラウドファンディング開始
2025年12月19日(金):定禅寺通にてメディア向け発表会・展示(下記参照)
2026年2月末:クラウドファンディング終了
2026年4月以降:製品発送・寄付の実施
2026年6月頃:次期プロジェクト(大型家具など)発表予定
【メディア関係者の皆様へ:取材・撮影のご案内】
プロジェクト開始に合わせ、実際の製品(試作品)をご覧いただける展示・発表会を定禅寺通の路上にて行います。当日はプロジェクトメンバーも参加し、開発の裏側や製品への想いについて直接ご説明させていただきます。
詳細は、一般社団法人定禅寺通エリアマネジメントまでお問い合わせください。
日時:2025年12月19日(金)17:00~
場所:定禅寺通(仙台三越前)
内容:完成したケヤキ製品の展示、プロジェクトメンバーへの囲み取材など
5.関連サイト・SNS
ホームページ:https://sites.google.com/odoriji.biz/jozenji-keyaki/
Instagram:https://www.instagram.com/jozenji_keyaki_project/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61584057750968&locale=ja_JP
6.プロジェクトメンバー
プロジェクトオーナー:佐々木 和之(一般社団法人定禅寺通エリアマネジメント)
定禅寺通には「杜の都仙台」の象徴とも言えるケヤキ並木があり、それを未来につないでいくこともわたしたちの大事なミッションと思っています。それには倒木の危険性のある樹木を伐採し、適正に植え替えていくことも必要です。今回はこの伐採木の利活用を専門家のお力も借りてプロジェクト化しました。ケヤキを活用した製品をお手に取ってもらい、ふるさとである定禅寺通へぜひお越しください。
企画プロデューサー:古原 徹(株式会社ODORIJI / 東北大学出身)
私は東北大学出身で、合計6年間、仙台市で過ごしました。これまで様々なヒット商品を生み出してきましたが、あの時、世の中になかった商品を実現できたのは、一人の力ではなく、多くの技術や想いが「つながった」からでした。今回も同じです。このプロジェクトに共感した家具職人、デザイナー、クリエイター、そして現役の大学生たちが、立場を超えて集まってくれました。 この「つながり」をさらに広げ、皆さんと一緒に「ケヤキのつづき」を定禅寺通の未来につなげたいと願っています。
製作:ウォレン ジェフリー(株式会社LIVEEDGE 代表/Youtube番組 令和の虎 完全ALL達成)
定禅寺通を彩るケヤキは、仙台の暮らしに長く寄り添い続けてきました。その温かさや力強さを、日常の中でも感じてもらいたく、この商品をつくりました。手にした方の生活に、長く溶け込んでいく存在になれたら嬉しいです。そして、この商品が街と人の新しい物語の始まりになることを信じています。
製作:長谷川 大輔(DIY職人)
定禅寺通の四季を彩ってきたケヤキに新たな命を吹き込み、日々の暮らしに寄り添うかたちでお届けしす。手に取るたびに仙台の街の記憶とともに、温もりややさしさを感じていただけたら嬉しいです。
製作:庄子 葉子(色葉工房 染織家)
私も皆さんと同じように定禅寺通のケヤキ伐採に心を痛め、何か未来に残せないかという思いを抱いてきた仙台市民の一人です。このプロジェクトの趣旨に深く共感し、地元で染織にたずさわる者として居ても立ってもいられず、染色で参加させていただく事になりました。捨てられてしまう場合も多い樹皮の部分は、優れた染料となります。この木がもつ色を布にうつして、広く多くの方にお届けできればと願っています。
デザイン監修:館農 香菜(épika design office 代表/Youtube番組 notitle 5 出演)
街で長く愛されてきた定禅寺通のケヤキを、また皆さんの暮らしの中にお届けしたいという想いでデザインしました。長く使っていただけたら嬉しいです。このプロダクトが、仙台の街と人、人と人をつなぐコミュニケーションのきっかけになりますように。
運営進行:明治大学 政治経済学部 鈴木 蓮
仙台の象徴であるケヤキが生活の中で新たな形に生まれ変わるこの取り組みに参加でき、大変光栄に思います。もともと環境問題に関心があり、サステナビリティの視点から、本プロジェクトのアップサイクルの取り組みに強く共感したため、参加させて頂くことになりました。学生としての視点を活かしつつ、より多くの方にプロジェクトの魅力を届けられるよう、運営面から尽力してまいります。
運営進行:明治大学 政治経済学部 辻󠄀丸 太郎
伐採されたケヤキを”つなぐ木”にしたいという思いは、「もったいない」という素直な衝動が原点です。実際にケヤキに触れたとき、存在感や積み重ねられた時間を肌で感じ、その未来につなぐ価値を実感しました。単に素材を加工するのではなく、地域に刻まれた記憶や関わる人々の想いを受け取りながら、それらを一つの物語として形にしていくことを大切にしています。若い立場だからこそ動けるスピードと柔軟さを活かし、この木の魅力や価値がより多くの方に届くよう、主体的に関わっていきます。
7.お問い合わせ先
取材のご依頼やプロジェクトについてのお問い合わせはメールにてお願いいたします。
<定禅寺ストリートサーキュラープロジェクトについて>
一般社団法人定禅寺エリアマネジメント MAIL:info@jozenji-street.com
<ケヤキのつづきプロジェクトについて>
株式会社ODORIJI 広報担当 MAIL:info@odoriji.biz
すべての画像
