男性5人に1人がピアス経験74%が違和感、13%しか受診せず 若年層拡大の裏で浮上する「金属アレルギー予備軍」
ピアスの素材を知らない17%、日本と海外に共通課題、ブロムダールが金属アレルギーを考えるイベントを開催
アレルギーフリーピアスのグローバルブランド“BLOMDAHL(ブロムダール)”国内正規代理店であるメディカルエルスト株式会社(東京本社:東京都文京区 代表取締役社長:松川祐二)は2026年2月25日、東京都文京区の本社にて医師・海外メーカーらを招いたメディア向けトークイベントを開催しました。若年層でピアス文化が広がるなか、その裏側で見過ごされがちな金属アレルギーリスクが浮き彫りになりました。一方で、高温多湿の日本では金属アレルギー発症リスクが高まりやすいとの指摘があり、海外でも「ニッケルフリー」表示のあり方が課題となっています。

本調査は、株式会社クロス・マーケティングが提供するセルフ型アンケートサービス「QiQUMO(キクモ)」を通じて、2026年2月17日~18日にインターネットで実施(有効回答数1000)。なお、そのうちピアス着用男女200人を対象に、金属アレルギーに関する詳細調査を実施しています。
メディカルエルスト株式会社は本イベントにおいて、金属アレルギーをすでに発症している人だけでなく、素材選択や日本特有の高温多湿環境などにより将来的に発症リスクを抱える層を「金属アレルギー予備軍」と提起しました。
1.データで見るピアスの現状
全国の15歳~29歳の男女1000人を対象に実施した調査では、ピアスを「現在している」が21%、「過去にしていた」が7%となり、経験者は合計28.2%(約3割)にのぼりました。男性に限ると18.0%で、約5人に1人がピアスを経験している結果となっています。

また、ピアスを開けた有効回答数200名に対して、ピアスを開ける際の心理についても調査結果が示されました。「強く不安」25.5%、「少し不安」41%で、合計66.5%が不安を抱えながら開けていることが分かりました。

2.原千晶さんの驚きと過去の体験

タレントの原千晶さんは、男性が5人に1人という調査結果について次のように述べました。
「私は今、ピアスをしていませんが、実は穴は空いています。高校卒業してすぐ開けました。痛かった記憶があります。若い人がピアスをしている、ファッションを自由に楽しんでいる世の中になっていると実感があります。」
若年層での拡大という事実とともに、「素材を意識せずに開ける」という生活者のリアルな行動実態が共有されました。
3.永尾光一医師による「放置されるリスク」への警鐘と全身への影響

また74.1%が症状を感じながら受診者が13.5%に留まる現状を問われた銀座リプロ外科・永尾光一医師は、放置することの恐ろしさを次のように説きました。

「違和感として多くの方が感じる『赤み』は、ニッケルや消毒液によるアレルギー、または不潔な状態による感染が考えられます。さらに『はれ』や『うみ』を放置して膿瘍ができると、将来的な耳の変形や後遺症に繋がります。恐ろしいのは、そこから菌が付着してリンパ節が腫れたり、最悪の場合は心臓の病気を引き起こす可能性まであることです。赤みが消えない、浸出液が出たなど。その場合は決して放置せず医療機関を受診してください。」として「受診の重要性」を訴えました。
また医療現場の最前線から、日本の高温多湿の環境が金属アレルギーに与える影響について説明しました。
「日本の高温多湿な環境に『汗』が加わると、細菌が繁殖しやすい環境になります。金属が溶け出したものに皮脂や油が混ざり合うことで、夏場は圧倒的に感染のリスクが上がります。」
これを受け、オカダ医材株式会社の岡田典久会長も現場の実感を語りました。 「実際に夏場はお客様が増える傾向にあります。常に汗をかく環境にあるプロゴルファーの方々にも、汗に強い純チタンのピアスは大変喜んでもらっています。」
スウェーデンから来日したエマ氏は、「汗は金属を溶かし出す触媒のようなもの」であるとし、湿度が高い日本において医療基準の素材を選ぶ重要性を改めて強調しました。
4.エマ氏が語る「ニッケルフリー」の独り歩きへの懸念

続いて、ブロムダール本国(スウェーデン)のエクスポートマネージャー、エマ氏(通訳:岡田桂氏)が登壇しました。アンケートによると現在使用しているピアスの素材を「正確に把握している」と答えたのは17%でした。このデータは海外でも同様だと、エマ氏は語りました。
「スウェーデンや米国でも、すべての消費者が素材を完全に理解しているわけではありません。世界的に『ニッケルフリー』という言葉が独り歩きし、表示だけで安心してしまう現状があります。だからこそ私たちは、規制遵守だけでなく、なぜその素材が安全なのかという透明性を伝えることを重視しています。」
日本特有の環境リスクに加え、海外でも表示と理解の間にギャップがあるという共通課題が示されました。
5.エマ氏が語る「医療発想」と製造工程の透明性

エマ氏は、欧州における考え方についても言及しました。
「スウェーデンや米国において、ピアスは単なるファッションではなく、『準医療行為(semi-medical procedure)』として捉えられています。私たちは皮膚科学の専門家と協力し、最初の穴あけから医療グレードの素材(チタンやプラスチック)を使用することを鉄則としています。」
さらに次のように述べました。
「世界中で『ニッケルフリー』という言葉が使われていますが、基準値以下であれば安全、という考え方だけでは不十分です。私たちは、ISO13485(医療機器品質マネジメントシステム)に準拠した自社工場で、手術用器具と同じ滅菌状態で製品を作っています。『誰が、どこで、どのレベルの衛生環境で作ったか』という透明性こそが、特に日本のようなリスクの高い環境下では不可欠です。単にファッションを楽しむだけでなく、自分の肌を守るための『医療的な選択』をしてほしいと願っています。」
6. 三井桂子氏が語る「海外製品のリスクと情報不足」

医療系YouTuberであり元宝石商の三井桂子氏は、自身のハワイでのファーストピアス体験を交え、市場の危うさを指摘しました。 「20代の頃、ハワイの出店で『安全だ』と言われて開けたピアスでトラブルになり、結局続けられなくなりました。宝石商の経験から言えば、合金である以上、金以外の金属が含まれており、昨今の金属高騰も相まって今後さらに粗悪品が増えるリスクがあります。 現在、こうした情報は非常に少なく、消費者は判断材料がない状態です。歯科領域以外の金属アレルギーリスクについても、正しい医療情報を発信していく必要があると痛感しています。」
公式YouTube【けいこの本音カラダケアLAB】:https://www.youtube.com/@karada-care
7.【当事者の声】実体験から分かる“素材選び”の重要性
実際にブロムダールを使用している金属アレルギー当事者2名が登壇し、実体験に基づく発言を行いました。
「ピアスを付けると痛みがあり、透明の液体が出てきて『ばい菌かな?』と思っていました。外すと治るのですが、付けるとまた痛痒くなる。その繰り返しで『もしかしたら金属アレルギーかな』と感じるようになりました。半信半疑でブロムダールを使い始めましたが、今は全く症状が出なくなり、安心して使い続けています。」
「使用中に透明な液が出て、夜に外すと血が出ていることもありました。『これは金属アレルギーかな』と悩んでいるうちに、片方のピアスホールが閉じてしまいました。でも、ブロムダールを使ってみたら大丈夫でした。今はネックレスも愛用していますが、痒くなることもなく、とても快適に過ごせています。」
8.共通の課題「知られていないリスク」への挑戦

岡田典久会長は次のように述べました。
「まずは、金属アレルギーというもの(リスクの真実)を正しく知っていただきたい。 調査でも明らかになった通り、多くの方が違和感を抱えながらも放置しています。しかし、粗悪な素材の製品を付け続けていると、いつか突然発症してしまうリスクがあるのです。
これは日本だけでなく、スウェーデン本国でも同様の課題を抱えています。将来の発症を防ぐためにも、最初から素材の良いものを身に付ける「予防」の意識が不可欠です。 消費者が『これはどんな素材なのか』を正しく判断できるよう、メーカーとしての表示義務を果たすとともに、安全な選択肢を啓蒙していくこと。これが我々に課せられた最大の課題であると考えています。」
9. 認知と購買の間に横たわる“構造的ギャップ”

イベント後半では、岡田桂氏より最新のインターネット調査(2026年2月実施)に基づき、アレルギーフリーピアスの現状と今後取り組むべき課題が提示されました。
「増えた」と実感している人は多くない
調査によると、アレルギーフリーピアスの存在自体は一定の認知があるものの、「商品が増えたと感じる」と答えた人は56%に留まっています。市場にモノは溢れていても、消費者が自分にとって安全な選択肢が増えたという実感を持つには至っていない実態があります。
どこで買っているか、その「選択の不在」
現在、多くのユーザーが「雑貨店」や「アクセサリーショップ」で購入していますが、特定の安全なブランド(アレルギーフリー製品)を指名して「購入経験がある」と答えたのはわずか31%でした。多くが素材の安全性を確信して選んでいるのではなく、従来の導線でなんとなく購入していることが分かりました。
岡田桂氏は、この現状を打破するために「メーカー・販売側がすべきこと」として以下を挙げました。


・「安全な選択肢」を可視化する
雑貨店やショップでの「なんとなく買い」を「納得の選択」に変えるため、オンライン(B2B)および実店舗での情報発信を強化する。
・アクセスの改善と教育
POPUPや専門店での直接的な啓蒙を通じ、アレルギーフリー製品が単なる「商品」ではなく「肌を守るための医療的な選択」であることを伝えていく。
・透明性の提示
ブロムダールが持つ医療機器レベルの品質管理(ISO 13485)や製造工程の透明性を裏付けとして示し、消費者が自信を持って選べる基準を提示し続ける。

最後に、ユーザー代表として原千晶氏が自身の経験を振り返り、メッセージを寄せました。
「私自身、20代の頃は赤みや浸出液が出ても『若さ』で無理やり乗り越えてしまいました。しかし、ピアスは皮膚の中に直接入れるものです。自分の体の一部になるものだからこそ、自分が着けている素材をちゃんと知ること、そして異変があれば放置せず受診することが大切です。アレルギーフリーのジュエリーがより身近に広まることを願っています。」

メディカルエルスト社は今後も「金属アレルギー予備軍」という概念を通じ、予防意識の啓発に取り組む方針です。
メディカルエルスト株式会社について

メディカルエルスト株式会社が日本で独占販売するBlomdahl(ブロムダール)は、1985年にスウェーデンで創業した医療発想ピアスブランドで、皮膚科学的視点に基づいた素材選定と設計を特徴としています。製品はISO13485(医療機器品質マネジメントシステム)に準拠した体制のもとで開発・製造され、医療用純チタンや医療グレードプラスチックなど、ニッケルを含まない素材を採用しています。現在はスウェーデンだけでなく、北米、中東、アジアを含む約20カ国以上で展開されているグローバルブランドです。販売を開始した2006年以降、累計販売数は40万個を突破したアレルギーフリーピアスです。


名称 メディカルエルスト株式会社
所在地 〒113-0034 東京都文京区湯島2-17-5
代表 松川 祐二
業務内容 BLOMDAHL正規代理店、医療器具販売
ホームページ http://blomdahl.jp
※Yahoo!ショッピングでも購入いただけます。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/blomdahljapan
親会社、オカダ医材株式会社について
オカダ医材株式会社は、医療機器の輸入・販売を手がける専門商社として、長年にわたり国内の医療機関向け製品を提供してきました。特に医療現場で使用されるピアッシング関連製品においては国内トップクラスのシェアを有しており、「体に触れるもの」の安全性と品質管理を重視してきた企業です。メディカルエルストを通じて、スウェーデン発の医療発想ピアスブランド Blomdahl の日本国内販売権を有しています。
名称:オカダ医材株式会社
代表取締役会長:岡田典久
代表取締役社長:松川 祐二
所在地:
【東京本社】 東京都文京区湯島ニ丁目17番5号
【大阪支店】 大阪市北区天満一丁目21番13号
設立:昭和41年7月4日
事業内容:医療用品および医療機器の販売 / 医療用品および医療機器の製造および修理 / 医療用品および医療機器の輸出入 /理化学機器の製造および販売 / 歯科材料の製造および販売 / 健康器具および食料品の販売 / 医薬品、医薬部外品、化粧品の販売 /医療関連コンサルタント業務関連会社
関連会社:メディカルエルスト株式会社
URL:https://okdms.co.jp/
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