園児が思わず立ち止まる“地球”、草津市のこども園に登場

岩佐×モンタークデザインが「The Earth Box」を共創。山田こども園を第一弾に、子どもの好奇心や対話が生まれる学びの環境を実証

株式会社岩佐

The Earth Boxを囲み、“今の地球”に興味を向ける園児たち

株式会社岩佐(本社:滋賀県草津市)は、株式会社モンタークデザインの企画・開発協力のもと、環境型学びデバイス「The Earth Box」の実証実験を草津市立山田こども園で開始します。

本プロジェクトは、長年にわたり教育現場へ教材・教具を届けてきた岩佐が持つ教育現場との接点や知見と、モンタークデザインが持つ体験設計・デザイン・プロダクト開発の知見を掛け合わせ、「子どもの日常の中に、自然と好奇心が生まれる環境をつくれないか」という問いから始まった共創プロジェクトです。

令和8年度「草津市実証実験支援補助金」を活用し、草津市の協力のもと、山田こども園にThe Earth Boxを設置。子どもたちが自ら立ち止まり、「なんだろう?」「もっと知りたい」と感じたり、友だちや先生との会話が生まれたりするのか。日常の中で好奇心が芽生える環境の可能性を検証します。


“今この瞬間の地球”と出会う「The Earth Box」

“今この瞬間の地球”を映し出す「The Earth Box」。子どもたちが思わずのぞき込みたくなる体験を目指して設計

The Earth Boxは、国際宇宙ステーション(ISS)から配信される映像を表示し、宇宙から見た“今この瞬間の地球”と出会うための小型デバイスです。山田こども園向けの展示説明でも、子どもたちに地球や宇宙の知識を教えることそのものではなく、「なんだろう」「もっと知りたい」という興味の種を育てることを目的としています。

画面に映るのは、写真集や教科書の中の地球ではなく、子どもたちが今暮らしている地球の姿。

「地球って本当に青いんだ」
「日本は見えるのかな?」
「この雲はどこにあるんだろう?」

そんな小さな疑問や会話が自然に生まれることを期待しています。プロジェクトの検討段階でも、「今」との出会いからこうした問いが生まれることを想定しています。

The Earth Boxが目指すのは、知識や答えを一方的に伝えることではなく、子ども自身が「もっと知りたい」と思うきっかけを日常の中につくることです。


学びの入口は、「答え」ではなく「なんだろう?」

AIや検索サービスの発達によって、私たちは知りたいことの「答え」に、これまで以上に簡単にたどり着けるようになりました。

一方で、そもそも何かを「知りたい」と思う気持ちは、どこから生まれるのでしょうか。

「あれ?」
「なんでだろう?」
「もっと知りたい」
「誰かに話したい」

岩佐は、こうした自分の内側から生まれる小さな好奇心こそが、学びの入口になるのではないかと考えています。

そこで着目したのが、自ら情報を探しに行く体験だけではなく、日常生活の中で思いがけず何かと出会う体験です。

普段過ごしている園や学校の中に、思わず立ち止まりたくなるものがあったら。
そこから子どもの中に、新しい問いが生まれるのではないか。

The Earth Boxは、そんな仮説から生まれました。

The Earth Boxが目指す、「出会う」から「調べたくなる」までの学びの流れ

教材会社×デザイン会社。異なる強みを掛け合わせて生まれた「The Earth Box」

教育現場の知見と体験デザインを掛け合わせ、The Earth Boxを共創する岩佐(右)とモンタークデザイン(左)

The Earth Boxは、岩佐とモンタークデザインが、それぞれの得意分野を持ち寄りながら企画・開発を進めています。

岩佐は、長年にわたり教材・教具を教育現場へ届ける中で、学校や園との関係を築き、教育現場と向き合ってきました。

一方、モンタークデザインは、プロダクトや空間を通じて「人がどのように感じ、行動するか」という体験設計の知見を持っています。

「子どもに何を教えるか」という発想だけではなく、

「どうすれば思わず近づき、見て、誰かに話したくなる体験をつくれるか」

という視点を掛け合わせながら、The Earth Box本体だけでなく、展示什器や周囲に配置する素材も含めた体験全体を設計しています。

本事業では岩佐が事業主体となり、教育現場との調整、実証運営、効果検証、今後の事業化を推進。モンタークデザインは企画・開発パートナーとして、体験設計、プロダクト・展示設計、試作・改善に協力しています。

実証現場で実際に起こる子どもたちの反応を確認しながら、両社で改善を重ね、より自然に好奇心が生まれる体験へと育てていきます。

教育現場の知見を持つ岩佐と、体験デザインを担うモンタークデザインが共創。草津市の支援のもと、山田こども園で実証を行うプロジェクト体制

山田こども園の日常の中にThe Earth Boxを設置

山田こども園に設置したThe Earth Box。地球儀や絵本、説明パネルを組み合わせ、子どもの好奇心が広がる環境をつくっています。

今回の実証では、山田こども園の入口奥、職員室横のスペースにThe Earth Boxを設置します。

特徴は、特別な授業や活動の時間だけに使うのではなく、子どもたちが普段過ごす生活動線の中に置くことです。

通りかかったときに、ふと目に入る。
気になった子どもが近づく。
別の子どもも集まってくる。

そこから、

「これ何?」
「地球だ!」
「ここはどこ?」

と会話が始まるかもしれない。

そうした偶然の出会いから、子どもの好奇心や次の行動がどのように生まれるのかを、実際の教育現場で検証します。


“地球”だけではない。「気になる」が広がる展示へ

The Earth Boxを中心に、地球儀や絵本などを組み合わせた展示。ひとつの興味が次の「もっと知りたい」につながる環境を設計

今回の実証では、The Earth Boxだけを単独で設置するのではありません。

周囲には、地球儀や地球・宇宙に関する絵本、宇宙に関連したアイテムなどを配置します。

The Earth Boxを見て、

「これは何だろう?」

と思った子どもが、地球儀を手に取る。

絵本を開く。

先生や友だちに質問する。

一つの興味から、また別の興味が生まれていく。

展示資料でも、ライブの地球を入り口として、先生とのコミュニケーションや周囲の情報・アイテムを通じて「次の好奇心」が生まれることを意図しています。


子どもは立ち止まるのか。話し始めるのか。また戻ってくるのか。

The Earth Boxをきっかけに、地球儀を手に先生と会話する園児。興味が次の問いへ広がっていく様子

今回の実証では、主に次の4つの視点から子どもたちの反応を確認します。

 自発的に立ち止まるか興味が生まれるか 子ども同士や先生との会話が生まれるか 一度見た子どもが再び見に戻ってくるか

これらは実証計画で設定している主な検証項目です。

現場での観察やヒアリング、人感センサー等を活用して検証し、得られた結果をもとに体験や展示方法を改善していきます。

※使用する人感センサーは、人物を撮影・特定するものではありません。

園で生まれた「なんだろう?」を、家庭での会話にも

子どもの「なんだろう?」「もっと知りたい」を大切にする、展示説明パネル

今回の展示では、子どもや先生だけでなく、保護者にも展示の意図を知っていただくための説明パネルを設置します。

目指しているのは、園の中だけで体験を完結させることではありません。

子どもが家に帰って、

「今日、地球を見たよ」
「雲がいっぱいあった」
「宇宙飛行士さんは何しているの?」

と話し始める。

そこから、

「今日はどんな地球だった?」
「日本は見えた?」
「なんで地球は青いんだろうね?」

と、家庭でも会話が広がる。

園で生まれた小さな「なんだろう?」が、家庭での対話や次の探究につながっていくことも期待しています。山田こども園向けの説明資料でも、「今日はどんな地球が見えたかな?」という家庭での会話につながることを想定しています。


草津市の支援を活用し、実際の教育現場で検証

本実証は、令和8年度「草津市実証実験支援補助金」を活用して実施します。

草津市の実証実験支援事業では、実証・検証フィールドの提供や、実施方法・安全面に関するアドバイス、補助金等による支援が位置付けられています。

今回も草津市の協力のもと、山田こども園という実際の教育現場で実証を行います。

新しいプロダクトやサービスは、アイデアだけでは、実際の教育現場でどのような価値を生み出すのか分かりません。

子どもたちが日常を過ごす環境で試し、そこで起こる行動や会話、現場から得られる声をもとに改善していくことを重視しています。


実証で得た知見を、これからの体験づくりへ

今回の実証では、

「どのような場所で子どもが立ち止まるのか」
「どんな問いや会話が生まれるのか」
「どのような展示が継続的な興味につながるのか」

といった点を確認します。

得られた知見をもとに、The Earth Box本体だけでなく、展示方法や周囲の環境、体験全体を改善していきます。

そして、今回の実証結果を踏まえながら、今後の教育現場での活用可能性や事業展開について検討していきます。

目指しているのは、単に宇宙について詳しくなるための装置をつくることだけではありません。

子どもたちの日常の中に、

「あれ?」
「なんだろう?」
「もっと知りたい」

が生まれる場所をつくること。

今回の実証を通じて、新しい学びの環境の可能性を探っていきます。


関係者コメント

株式会社岩佐(取締役:岩佐 亮)

私たちは長年、教材を学校へ届ける仕事をしてきました。

もちろん、知識を身につけるための教材はこれからも大切です。一方で、学びは誰かから教えてもらうところからだけ始まるものではないと思っています。

子どもが何かに出会って、「あれ?」「なんだろう?」と思う。その気持ちから、自分で調べたり、誰かに話したり、もっと知りたくなったりする。

そうした瞬間を、教育現場の日常の中にもっとつくれないか。

その思いを形にしていく中で、モンタークデザインさんの体験設計やデザインの視点が加わり、The Earth Boxというプロジェクトが生まれました。

私たちだけでは「教材」という発想に寄っていたかもしれません。異なる強みを持つ企業と一緒に考えることで、「何を教えるか」だけでなく、「どう出会わせるか」「どうすれば自然に興味が生まれるか」という新しい視点を持つことができました。

今回の実証で子どもたちがどのような反応を見せてくれるのかを丁寧に見つめ、モンタークデザインさんと一緒に、より良い学びの体験へと育てていきたいと考えています。

株式会社モンタークデザイン(代表取締役:中山 隆司)

今回のプロジェクトでは、子どもに「見てください」「学んでください」と促すのではなく、自然と近づき、のぞき込み、誰かに話したくなる体験をどうつくるかを大切にしています。

岩佐さんが長年教育現場で培ってきた知見と、私たちが培ってきた体験設計やデザインの視点を掛け合わせながら、The Earth Box本体だけでなく、置かれる場所や高さ、周囲の展示物まで含めて一つの体験として考えてきました。

 実際の教育現場だからこそ起こる、私たちの想像を超えた子どもたちの反応も大切にしながら、岩佐さんと一緒にThe Earth Boxを育てていきたいと考えています。

草津市立山田こども園(園長:德田 景子)

日常、出会うはずのなかった”宇宙”にリアルタイムに出会え、子どもたちの好奇心は広がっています。

「地球って、青くてきれい」、「あっ、雲が渦巻いてる」、「宇宙って真っ黒だね、夜なのかな」、

「宇宙飛行士さん、なんで落ちひんの?ぼくやったら、怖くてジタバタするわ」

 通りすがりに見る子もいれば、活動の合間に走り寄ってくる子もいます。

家で見たまんまの”宇宙”の話をしている子もいます。

確実に、子どもたちの興味・関心の芽を育てています。

これからの学びに期待できそうです。

草津市 環境経済部 企業立地推進室

このたび、株式会社岩佐様と株式会社モンタークデザイン様の共創による「 The Earth Box 」

の実証を、草津市立山田こども園を舞台に実施できることを大変嬉しく思います。

こどもたちが日常の中で「なんだろう?」「もっと知りたい」と感じる小さな気づきは、学

びや探究の大きなきっかけになるものと考えています。実際の教育・保育現場でこどもたち

がどのような反応を示し、どのような興味や対話が生まれるのかを検証する今回の取組は、

新たな学びの環境を考える上でも意義のある実証だと考えています。

草津市としても、企業が持つ技術やアイデアと、実際の教育・保育現場 をつなぐことで、得

られた気づきや成果が、今後の教育・保育 現場における新たな学びの形につながっていくこ

とを期待しています。


実証実験概要

実証内容
環境型学びデバイス「The Earth Box」を活用した、子どもの好奇心・行動・対話等の検証

実証場所
山田こども園(滋賀県草津市)

事業主体
株式会社岩佐

企画・開発協力
株式会社モンタークデザイン

支援
令和8年度 草津市実証実験支援補助金

草津市による実証フィールド提供等

主な検証項目

子どもが自発的に立ち止まるか

興味が生まれるか

会話が生まれるか

再び見に戻ってくるか


株式会社岩佐について

株式会社岩佐は、滋賀県内の学校を中心に、テストやドリルをはじめとする図書教材、教材教具、教育機器などを販売しています。日々学校を訪問し、先生方の声を聞きながら教材を届けてきた経験をもとに、近年は教材販売にとどまらず、子どもたちの学びや学校現場の新たな課題に応える取り組みにも挑戦しています。

会社名: 株式会社岩佐
所在地: 滋賀県草津市野村6-3-20
代表者: 岩佐 道男
URL : https://www.iwasa-kyozai.co.jp/

株式会社モンタークデザインについて

株式会社モンタークデザインは、プロダクト、空間、デジタル領域における企画・デザイン・体験設計を行うデザイン会社です。プロダクトの企画・開発、UI/UX・アプリケーションデザイン、展示・空間設計など、領域を横断したデザイン業務に取り組んでいます。

会社名: 株式会社モンタークデザイン
所在地: 東京都渋谷区神宮前3-12-2
代表者: 中山 隆司
URL : https://www.montagdesign.com/


本件に関するお問い合わせ

株式会社岩佐

株式会社岩佐

担当:岩佐 亮
TEL:077-564-3300
FAX:077-565-3030
E-mail:iwasa-r@iwasa-kyozai.co.jp
URL:https://www.iwasa-kyozai.co.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
保育・幼児教育学校・大学
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社岩佐

0フォロワー

RSS
URL
https://www.iwasa-kyozai.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
滋賀県草津市野村6-3-20
電話番号
077-564-3300
代表者名
岩佐道男
上場
未上場
資本金
1750万円
設立
1947年04月