府中プラ、ZYPEEK(中研股份)と連携し、PFAS代替を見据えたPEEK樹脂射出成形部品の用途開発を開始

〜千トン級の生産能力を持つPEEKメーカーと、フッ素樹脂からの置き換えを量産設計までつなぐ〜

府中プラ株式会社

府中プラ株式会社(本社:広島県府中市、代表取締役:関 真一、以下「府中プラ」)は、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂メーカーである中研股份(ブランド名「ZYPEEK」、以下「中研」)と、PEEK樹脂の拡販および用途開発に関する業務連携を開始しました。

本連携は、中研の材料開発力・供給体制と、府中プラが射出成形メーカーとして培ってきた量産技術の知見を組み合わせ、PEEK樹脂の新たな用途を共同で開拓することを目的としています。特に、PFAS規制への対応を背景としたフッ素樹脂からの材料置き換えを重点領域と位置づけ、材料選定から成形性検討、量産までを一貫して支援できる体制を構築します。

 

■ 背景

近年、欧州を中心にPFAS(有機フッ素化合物)に対する規制強化の議論が進み、フッ素樹脂を使用してきた部品について、代替材料の検討を開始する企業が増えています。

PEEK樹脂は、耐熱性、耐薬品性、機械強度、自己潤滑性を併せ持つスーパーエンジニアリングプラスチックであり、フッ素樹脂の代替候補として有力な材料です。一方で、実際の置き換えにあたっては、要求特性に適合するグレードの選定、材料の安定調達、そして射出成形を前提とした形状・金型設計の見直しが必要となり、検討が進まないケースも少なくありません。

また、従来フッ素樹脂で切削加工されてきた部品は、PEEK樹脂への置き換えによって射出成形での量産が可能となる場合があり、コストとリードタイムの両面で改善余地があります。

 

■ 連携の概要

本連携では、中研が材料グレードの提案、特性データの提供、用途に応じたカスタムグレードの開発を担い、府中プラが射出成形を前提とした部品形状、金型設計の検討、試作および量産を担当します。

府中プラは、PEEK樹脂をはじめとするスーパーエンジニアリングプラスチックの成形実績を有しており、高温成形に対応した設備と、寸法精度が要求される部品の量産ノウハウを蓄積しています。樹脂メーカーと成形メーカーが初期段階から連携することで、材料選定と成形性検討を並行して進め、置き換え検討のリードタイム短縮を図ります。

 

■ PFAS代替として想定する用途

フッ素樹脂からPEEK樹脂への置き換えにあたり、以下の領域を中心に用途開発を進めます。

半導体製造装置関連部品:

ウェハキャリア、搬送治具、各種治具など、耐熱性・寸法安定性・クリーン性が求められる構造部品 

流体制御機器部品:

ポンプ・バルブのボディ、インペラ、シートリング、バックアップリングなど、耐薬品性と剛性の両立が求められる部品 

摺動部品:

軸受、ブッシュ、スラストワッシャ、シールリングなど、無潤滑条件下での摺動特性が求められる部品 食品・医薬製造設備部品:

ポンプ・バルブの接液構造部品など、高温洗浄・滅菌に耐える衛生性が求められる部品 

なお、Oリングやガスケットなどの弾性シール、高温強酸に接する配管系部品など、フッ素樹脂固有の特性が要求される用途については、PEEK樹脂による代替が適さない場合があります。当社では、要求特性を確認したうえで、代替可否の判断を含めてご相談に対応しています。

 

■ 中研(ZYPEEK)について

中研は、PEEK樹脂の研究開発・製造・販売を一貫して手掛けるPEEK樹脂の専業メーカーです。2006年の創業以来20年にわたりPEEK樹脂の研究開発に取り組み、2023年9月には上海証券取引所科創板(SSE STAR Market)へ上場しています(証券コード:688716)。

年産1,000トン以上のPEEK樹脂生産能力を有し、PEEK樹脂に関する中国初の国家標準策定において主幹起草企業として参画しました。ISO 9001、ISO 13485、IATF 16949、FDA、REACHなどの認証・適合を取得しています。現在、年産10,000トン級の新生産拠点を建設中です。

※本リリースに記載する中研(ZYPEEK)の製品・技術・生産体制等に関する内容は、中研による確認を経て掲載しています。

 

■ 今後の展開

府中プラは、本連携を通じて、PFAS規制への対応を検討される企業に対し、材料選定から量産までを一貫して支援できる体制を整えてまいります。

今後も、材料特性、成形加工、金型設計を踏まえた技術支援を通じて、射出成形部品の付加価値向上に取り組んでまいります。

 

■ 関連情報

PEEK樹脂によるフッ素樹脂代替の考え方や技術的な背景については、府中プラ株式会社の技術解説コラムにて詳しく紹介しています。

「PEEKは高いから無理」と諦めない ─ PFAS対策でPTFE・PFA代替を再検討する

https://injection-fuchu.com/column/11691/ 

 

■ 会社概要

府中プラ株式会社

所在地:広島県府中市

事業内容:射出成形部品の製造、材料選定支援、金型製作

コーポレートサイトURL:https://www.fuchu-pla.com/

専門情報サイト「射出成形の駆け込み寺.com」URL:https://injection-fuchu.com/

中研股份(ZYPEEK)(証券コード:688716、ブランド名「ZYPEEK」)

所在地:中国・吉林省長春市(本社)/上海(研究開発・営業拠点)

事業内容:PEEK樹脂の研究開発、製造、販売

URL:www.zhongyanpeek.com

 

■ 本件に関するお問い合わせ先

府中プラ株式会社 お問い合わせフォーム:https://injection-fuchu.com/contact/

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会社概要

府中プラ株式会社

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URL
https://injection-fuchu.com/
業種
製造業
本社所在地
広島県府中市鵜飼町800-132
電話番号
0847-41-3659
代表者名
関 真一
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1967年04月