「折れない心」はそろばん学習で育めるか?1,720名対象の「非認知的能力に関する実態調査」によるそろばん学習と「自己肯定感・忍耐力」の統計的関連
〜埼玉大学×いしど式そろばん共同調査。そろばんが好きな生徒ほど「自己肯定感」が高い傾向に〜

全国で「いしど式そろばん教室」を展開する株式会社イシド(本社:千葉県白井市、代表取締役:沼田紀代美 )は、埼玉大学教育学部・松原和樹准教授との産学連携活動の一環として、生徒1,720名を対象に、本人・保護者・指導者から回答を得た「非認知的能力に関する実態調査」を実施いたしました 。
本調査では、統計的な分析を通じて、そろばん学習への好意度と、自己効力感(自信)や忍耐力(やり抜く力)といった「非認知能力」に統計的に有意な正の相関(中程度)が見られました 。さらに、同一家庭内で育つ「兄弟間」での比較調査(73組、146名)においても、そろばん学習経験が算数(数学)に対する肯定的な態度と関連する可能性が示唆されました 。


■ 調査結果のハイライト
● 非認知能力との関連性: 「そろばんが好き」な生徒ほど、自己効力感や忍耐力が高く、目標に向かって粘り強く取り組む傾向が見られました 。
● 算数への得意意識(兄弟比較): 同じ家庭環境にあっても、そろばん経験のある生徒は、未経験の兄弟と比較して「算数が好き」という評価が高い傾向が見られました 。
● 親子の評価一致: 学習成果の「可視化」により、家庭での学習状況について親子の評価には強い相関が見られました 。認識の共有がなされている可能性が示唆されます 。
■ データで見る調査結果① 「そろばんが好き」と粘り強く取り組む姿勢との関連

「そろばんが好き」と回答した度合いと、「間違えてもあきらめずにできる」「目標に向かってがんばっている」などの項目を分析したところ、統計的に有意な正の相関が見られました 。そろばんを楽しむ前向きな気持ちと、困難に立ち向かう意欲や自己肯定感との関連が示唆されました 。
【保護者の声(アンケートより抜粋)】
● 「最初は計算ができなくてそろばんが苦手だったが、先生が根気強く見守ってくださり、辞めずに続けた結果そろばんが好きになり計算も得意に。成功体験の積み重ねで自信がつき、いろんなことに挑戦できるようになった。」
● 「そろばんが好きで、上手く進めなくても泣きながら悔しいと食らいついていくようになった。本人が『やりたい』と思うことをやり遂げる力が育っている。」
● 「検定試験に落ちても腐らず、翌月にしっかり合格できるよう努力できることは親として子の知らない一面だった。このように頑張れるのもそろばんを習っているお陰だと思っている。」
② 家庭環境の影響を考慮した「兄弟比較」による傾向と考察
そろばん学習中の生徒と、同一家庭内で育つ「そろばん学習未経験」の兄弟を比較した調査では、本人および保護者双方の評価において、生徒の方が「算数が好き」と回答する割合が有意に高いという結果が得られました 。同じ生活・教育環境下にある兄弟間であっても差が認められたことは、そろばん学習そのものが算数への心理的ハードルを下げ、肯定的な態度形成と関連する可能性を示唆しています 。
なお、本比較はサンプル数が限定的である点には留意が必要です 。
③ 成果の可視化がもたらす親子の認識共有と信頼関係への影響
生徒本人の自己評価と保護者評価の相関分析では、「家でもそろばんを練習している(0.76)」や「そろばん・算数への興味(0.61〜0.65)」において比較的強い正の相関が見られました 。検定試験等を通じて学習の成果や過程が客観的に示される(可視化される)ことで、親子で成長の認識を共有し、共に喜び合える良好な学習環境の構築を後押ししている可能性が考えられます 。
■ 専門家による知見

埼玉大学教育学部 准教授 松原和樹 氏
「本調査に関わる以前から、数学教育の現場において、スモールステップによる目標設定や指導者の適切な声かけ(イメージコントロール)が、学習者の意欲や粘り強さに与える影響を意識してきました。今回、『非認知能力』という観点から、そろばん学習との関連がデータとして一定程度示唆されたことは、教育実践の立場からも興味深い結果です。 子どもの習い事の選択肢が多様化する中で、そろばん学習を単なる計算技能の習得として捉えるのではなく、非認知能力との関連という観点から検討することも一つの視点といえるのではないでしょうか。」
※本研究は埼玉大学の産学連携活動として実施されたものであり、分析・解釈は独立した研究者の立場で行われています。
■ 今後の展望:さらなる信頼性の向上に向けて
本調査は自己報告データに基づいた現時点での相関を示す横断調査であり、因果関係を直接示すものではありません 。そこで、株式会社イシドでは今後、同一の生徒を対象とした「経年での追跡調査」を計画しています 。時間の経過による能力や態度の変化を可視化することで、現在は「可能性」として留めている知見を、より確度の高いエビデンスへと深め、教育現場へ還元してまいります。
■ 調査概要
● 調査目的: そろばん学習生徒の非認知的能力および算数・数学への態度の多面的把握
● 対象: いしど式そろばん教室生徒 1,720名、およびその兄弟 73名
● 実施主体: 株式会社イシド
● 分析協力: 埼玉大学教育学部 准教授 松原和樹
【会社概要】

● 会社名: 株式会社イシド
● 代表者: 取締役会長 石戸謙一 / 代表取締役社長 沼田紀代美
● 所在地:
○ 【本部】〒270-1424 千葉県白井市堀込1丁目1-12
○ 【東京オフィス】〒130-0022 東京都墨田区江東橋4丁目27-14 楽天地ビル3F
● 公式サイト: https://www.ishido-soroban.com/
【事業内容】
そろばん教育事業
(直営教室「石戸珠算学園」の運営、加盟教室への教育ノウハウの提供、「インターネットそろばん学校」の開発・販売、珠算教師資格コースの運営、新規開校の支援)
いしど式そろばん教室(通塾型・オンライン型)
https://www.ishido-soroban.com/

本件に関するお問い合わせ:
株式会社イシド 教育イノベーション部 中島 橋爪
TEL:050-3134-4188 / メール:ishido@soroban.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
