ホームデコレーションの火災予防と安全対策
クリスマスまで後一ヶ月、街中ではクリスマスのイルミネーションが目立ってきました。
最近は特に、一般の住宅でも、庭や玄関口にイルミネーションを飾りつけたり、電飾をつけたツリーを多く見かけるようになりました。電気を使用していることから、設備、使用法に充分注意が必要です。
楽しく、綺麗なイルミネーションが火災事故で台無しにならないように、ULでは、注意喚起を促しています。
最近は特に、一般の住宅でも、庭や玄関口にイルミネーションを飾りつけたり、電飾をつけたツリーを多く見かけるようになりました。電気を使用していることから、設備、使用法に充分注意が必要です。
楽しく、綺麗なイルミネーションが火災事故で台無しにならないように、ULでは、注意喚起を促しています。
平成18年の火災発生件数の推移を見てみると、秋から冬にあたる、第1期(1月~3月)と第4期(10月~12月)の合計は、29,224件で、春から夏の第2期(4月~6月)と第3期(7月~9月)の合計、24,052件の1.2倍となっています(平成19年6月28日付総務省消防庁発表報道資料より)。
【ホームデコレーションで起こりがちなミス】
(よく見受けられる危険な状態)
・屋内で使っている延長コードをそのまま屋外で使用している
・屋内のコンセントから延長コードを伸ばして窓で挟んで屋外へ出している
(発生しうる問題)
・屋内用の延長コードは、防水、防滴処理をされていないため、導電部に水が入り込み、漏電
に移行する可能性がある
・窓にコードを挟むと、サッシ部分でコードの被服が破れ、導線部が露出してしまう可能性が
ある
・導線部がサッシの金属部分に触れると、漏電し停電になったり、最悪、火災もしくは感電す
る可能性がある
【安全にホームデコレーションを楽しむための注意点】
上記の起こりがちなミスを踏まえ、ULは、消費者がホームデコレーションを楽しむ際に、火災予防のため、使用する機器等に間違いがないか何度も確かめ、細心の注意を払うことを推奨しています。また、具体的に気をつけるべき点として、下記の7点を挙げています。
・ツリーを飾る際には、暖炉、暖房など火や熱を発する機器から少なくとも1メートルは離して設
置する。出口をふさぐような場所には設置しない。
・屋外での使用の際には、必ず屋外用のライト、飾り、コードを使用する。
・電源を入れる前に、使用する飾りが古くないか確認する。割れたソケットや、ゆるんだワイヤ
ーなどは、感電や、火災につながる恐れがある。使用前に必ず新しいものに取り替えること。
・ストリングタイプの飾りをホチキスや釘で止めない。ストリング専用のプラスチックのフック
やクリップを使用する。また、接続できるストリングの数を、事前にパッケージ等で確認す
る。
・延長コードにたくさんの飾りを接続し、負担がかかりすぎるのを避ける。
・外出や就寝の際には、電光や、飾りの電源を落とす。
・製造元の記述する注意書きをよく読み、その指示に従う。
【ULについて】
Underwriters Laboratoriesは、独立した製品安全認証機関で、設立以来1世紀以上にわたり、幅広い製品に関して試験を行うとともに、種々の安全規格の制定にも寄与しています。ULでは、年間1万9千種類を超える完成品、部品、材料、システムの評価を実施し、毎年7万1千社が製造する210億個もの製品にUL認証マークが付与されています。ULは全世界66ヶ所の実験・認証施設を含め、世界各地に子会社、関連会社、協力会社のネットワークを有しており、 104カ国の顧客にサービスを提供しています。詳しくは、 www.UL.com/newsroom をご覧下さい。
ULの日本法人であるUL Japanでは、日本のSマークや北米市場向けのULリスティングから、欧州のGSマーク、CEマーキングや中国のCCCマークまで幅広い適合性評価サービスを提供しております。また一般企業のみならず、公共機関、行政機関に対するサービスも提供しており、世界各国のEMC・電波規制に対応したEMC測定・評価サービス、ISOなどのマネジメントシステム審査登録サービスも行っております。詳しくは、 http://uljapan.co.jp/ をご覧下さい。
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