ワイヤーソー作業における無電源・無配線追従プーリーシステム「追従式プーリーユニット(特許出願中)」を開発

〜施工性・安全性・施工精度の向上へ〜

第一カッター興業株式会社(本社:神奈川県茅ケ崎市、社長:高橋正光、東証:1716)はこの度、ワイヤーソーイング作業における切削作業の安全性と施工性を改善する「追従式プーリーユニット」を開発しました。これにより、以下の3つを実現します。

1.交換作業を削減し作業を自動化することで施工性を30%向上
2.乾式切断時の粉塵が出にくいため安全性と環境性が向上(粉塵の回収率が従来の4倍)
3.最適な切断角度で切除し続けるため切断精度が向上(±5mm以内で切断可能)

 

 


現在「追従式プーリーユニット」を特許出願中で、今後弊社では順次全社で導入してまいります。合わせて弊社が元来推進している地球環境保全を心掛けた街づくりと社会貢献活動を加速させます。

社員発で誕生した「追従式プーリーユニット」開発の背景
第一カッター興業は、ダイヤモンド工法のワイヤーソーイング技術など、専門施工業を展開する創業53年の企業です。ワイヤーソーイングとは、ワイヤーソーと呼ばれるダイヤモンドビーズを含むロープのような切削工具によって、コンクリート等を切断する付加価値の高い工法です。昨今、高齢化対策のバリアフリー工事や地震対策の免震化・耐震化工事等で、古くなった建物や道路などの改修ニーズが高まり、多くの解体工事現場で導入されています。

しかし、現場への導入が進む中で、スリーブの抜け出し及びダイヤモンドビーズの飛散による災害も発生しており、より安全性の高い製品が求められていました。また、このような状況を改善するため、作業員の工数が煩雑になり、現場への業務圧迫が起きていました。合わせて都市開発に際しては地球温暖化が深刻になる中で、都市開発と地球環境の保全という相反する事柄の両立が求められるようになり、これからの事業活動の継続のためにも環境負荷軽減が必要とされていました。

そこで、専門施工業で全従業員のうち60%近く職人を有する弊社が、日々現場に赴き施工する中で得た気付きを、社員発で形にした「追従式プーリーユニット」を開発しました。
 

 

「追従式プーリーユニット」開発:内田 健 / 企画:河野 允告

切断精度、施工性、安全性を向上したプーリーの特徴
従来のワイヤーソーイング作業の場合、湿式切断ではワイヤー冷却水の給・排水手配、乾式切断では集塵作業の手配が必要でした。これらは作業員の人手により、切断対象物の切断箇所付近で行われることが多く、作業員が切断中の切断対象物に接触する恐れがあることから安全性に問題がありました。

また、既存技術の切断精度を向上させることを目的として、ガイドプーリーがレール上で電動駆動され、駆動部によるワイヤーソーの牽引に追従する方法では、電源、制御手段及びその配線などを設置するための段取りが増え、施工性が低下していました。

そこで今回開発した「追従式プーリーユニット」では、プーリーをユニット化しレール上で駆動部によるワイヤーソーの牽引力に自動的に追従させることで、無電源・無配線で自動作業ができる世界初の技術を実現しました。これにより、コンクリート構造物やその他の切断工事において最適なテンションで切除し続けることが可能になるため、切断対象物の切断精度が向上しました。また、乾式切断時に独自の回収機構を併用することによって粉塵量が抑制されることで集塵作業の安全性を向上させ、環境にも優しくなりました。

ほかにも、プーリーを駆動するための電動などの駆動系を不要にすることで、電源、電動モーター、配線などの機材設置や交換作業を削減し、プーリー移動を自動化することで施工性を高めました。

 

 

「追従プーリーユニット」の仕組み


格段に向上した切断精度
床版撤去を想定したモックアップ試験での切断精度の違いを比べた結果、本機構を使用すると±5mmの精度で切断が可能となり、手動でプーリーを移動させる方法では途中で止める作業が伴うため途中に波状の切断面ができ、いずれのプーリーも使用しない場合は鉄筋の干渉を受け大きくずれが生じるという結果になった。
(上:追従型プーリーユニット使用、中:手動プーリー使用、下:プーリー不使用)

 

 

 


第一カッター興業株式会社 会社概要
会社名:第一カッター興業株式会社
所在地:神奈川県茅ケ崎市萩園833番地
代表者:高橋正光

 


設立:1967年8月9日
URL:http://www.daiichi-cutter.co.jp/
事業内容:正社員の6割が職人という、建設業における下請専門の「専門施工業」。主にダイヤモンド工法とウォータージェット工法、下地処理工法を取扱い、「切る」「はつる」「洗う」「剥がす」「削る」という施工を提供している、東証一部上場企業の中でもオンリーワンのポジションを有しています。老朽化する社会インフラ(橋・水道・工場etc.)のメンテナンスにおいて、無くてはならないエンジニアとして活躍しております。



 
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