ワークマンは法人税減税を社員に還元し5.3%の賃上げを決定 減税分を内部留保の積み増しにせず、賃上げと設備投資にまわす
ワークマンは①法人税減税(来期は29.97%に引き下げ)②業績の伸長(2016年1月まで) ③社員の生産性向上 を踏まえて、来期は定期昇給2.1%とベースアップ相当分3.2%を加えた5.3%の賃上げを決定しました。
ワークマンホームページ http://www.workman.co.jp/
ワークマンは①法人税減税(来期は29.97%に引き下げ)②業績の伸長(2016年1月まで増収) ③社員の生産性向上 を踏まえて、来期は定期昇給2.1%とベースアップ相当分3.2%を加えた5.3%の賃上げを決定しました。ベースアップ分は「特別賞与」と「管理職手当増額」として支給しますが、特別賞与は毎年累積していき、平均で50万円以上になった段階で月給化していく予定です。
ワークマンは、法人税減税で企業収益力を押し上げて、賃上げや設備投資の拡大につなげるという安倍政権の「経済の好循環」の呼びかけに賛同して、多めの賃上げを実行します。また、来期は約42億円をかけて伊勢崎市に床面積1万坪の流通センターを新設するほか、15億円の出店投資を行い、今期の税後利益を投資と賃上げに使い、内部留保を積み増さない方針です。
ワークマンは人口10万人に1店舗の出店をめざし、鹿児島県、長崎県、宮崎県を除く全都道府県に762店舗を出店して、作業服・作業用品の小売りでは断トツのシェアをもっています。最近は機能性とデザイン性の高い商品を自社開発して、TV CMを大量に流して、プロ顧客向けのシェアを拡大するとともに、一部のアウトドア顧客の取り込みを計っています。
ワークマンは社員1人当たりの時価総額5.9億円(2月15日)と上場小売企業の中でも抜群の効率経営を実現していますが、今回の年収アップにより社員の業績向上に対するモチベーションを更に高めます。売上伸長に伴い、フランチャイズ加盟店収入も増加し、株主への配当金額も増えていきます。
ワークマンが2年前から実施している「中期経営計画」では、増収増益を前提に、在籍社員の年収を2年前の約600万円(平均年齢36.9歳)から5年を目途に約100万円引き上げて、小売企業の中でトップクラスの水準にする目標を設定しましたが、今回の法人税減税は目標達成の順風になります。
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