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認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
会社概要

日本IDDMネットワーク、ブタの膵島を人に移植する「バイオ人工膵島移植」の“国内初”の実施に向けた研究開発のため、クラウドファンディングで2,000万円の支援を募集中

年間500人の子どもが発症している「1型糖尿病」根治へ

認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク

クラウドファンディング「READYFOR Charity」を活用し、プロジェクトの資金調達へ

READYFOR株式会社(東京都文京区、代表取締役 米良はるか)が運営するクラウドファンディング「READYFOR Charity」にて、認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク(佐賀県佐賀市、理事長 井上龍夫)が、国内でブタの膵島(すいとう)を人に移植する「バイオ人工膵島移植」の実現を目指すプロジェクトを、国立国際医療研究センター、福岡大学、明治大学等の研究者と共に立ち上げました。その第1ステップとして、病原体のいない医療用ブタの作製に向けてオペ室と無菌の隔離飼育室を整備するため、2016年6月25日(土)までに2,000万円の資金調達を計画し、4月26日より実施しています。


本プロジェクトは、海外でバイオ人工膵島移植の臨床研究が始まり、国際異種移植学会がブタの膵島を用いた異種移植のコンセンサスステイトメントの改定を予定していることなどから、我が国もようやく異種移植への規制を緩和する方向に動いていることを背景に、開始することとしました。


■ 1型糖尿病について

1型糖尿病は、何らかの原因により引き起こされた過剰な自己免疫反応が、膵臓の細胞群である膵島を壊してしまう病気です。生活習慣病と言われる2型糖尿病とは異なり、1型糖尿病患者は、発症すると毎日のインスリン補充なしでは生きられません。インスリン補充から離脱するには、膵島または膵臓を移植するしかありませんが、ドナーの限られた国内の移植実績は2004年から30数回にとどまっています。
 

国内には1型糖尿病により毎日のインスリン補充を余儀なくされている人々が7~8万人以上おり、そのうち20歳以下の患者数はおよそ1万人程度。15歳未満の年間発症率は10万人に1.5~2.2人で、毎年500人程度の子どもが発症していると言われています。 1型糖尿病に罹患した子どもたちは、学校に通いながら、時間になるとトイレなどで自ら注射を打ち、命をつないでいます。

 

■バイオ人工膵島移植について
 

バイオ人工膵島のサンプルバイオ人工膵島のサンプル


「バイオ人工膵島移植」とは、ブタの膵臓から取り出した膵島をカプセルに包埋する等して移植するものです。インスリンの構造が人と似ているブタの膵島を移植することで、自力でインスリンを分泌し、血糖値を調整できるようになることが期待されます。


ドナー不足を解消するため、海外ではブタの膵島を移植する治療や臨床研究が既に実施されていますが、日本ではこれまで動物の臓器や細胞を人に移植する「異種移植」が事実上禁じられており、実施することができませんでした。

しかし今年4月、厚生労働省が異種移植の実施に向けて規制を緩和する方針であることが各メディアで報道されたことを受け、日本IDDMネットワークが、この分野で最先端の研究を行っている国立国際医療研究センター、福岡大学、明治大学等の研究者に働きかけ、日本国内でバイオ人工膵島移植が実施できるようにすることを目指したチームを結成しました。


■バイオ人工膵島移植実現へのボトルネック解消「医療用ブタの確保」

「バイオ人工膵島移植」を実施するためには、まず、医療用グレードと呼べるような衛生的で安全性の高いブタが必要です。海外では既にこのようなブタが存在し、膵島移植用のドナーに用いることが現実的な選択肢となっていますが、日本に海外から医療用ブタを輸入するのは、技術的にも費用の面でも非常に困難です。

医療用ブタは、出産前の健康なブタの子宮から手術的に仔ブタを取り出し、無菌室の隔離飼育箱で飼育して作製します。病原体のいないことを確認する検査に合格したブタが最終的に医療用ブタとして認定されます。

このような医療用ブタを作製するには、日本の規制をクリアできる専門家の技術と、高い衛生レベルのブタを作製するための設備が必要です。そこで、「バイオ人工膵島移植」を国内で実施するのに欠かせない「医療用ブタの確保」を目指し、この設備の建築費用を集めるためのクラウドファンディングを実施します。

バイオ人工膵島の完成までの流れ ©日本IDDMネットワークバイオ人工膵島の完成までの流れ ©日本IDDMネットワーク



【医療用ブタを作製するためのブタのオペ室と無菌飼育室の整備】


・建築予定期間:2016年9月1日~2017年3月31日
・利用開始予定日:2017年4月1日
・プロジェクト運営主体:認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
            ※今回のご寄付者には税制優遇措置が適用されます。
・建築場所:日本IDDMネットワークから助成する当該プロジェクト実施研究機関(明治大学等を予定)の意向により決定
・建築費用:約2,000万円


■ クラウドファンディングプロジェクト概要

・プロジェクト名:「注射を打つ毎日を変えたい。全ての糖尿病患者に移植のチャンスを」
・プロジェクトURL:https://readyfor.jp/projects/cure_diabetes_2016
・募集期限:2016年6月25日(土)23時00分まで
・目標金額:2,000万円
集まった金額は、病原体を持たない医療用ブタを作製するためのブタのオペ室と無菌飼育室の整備のために充てられます。  ※目標金額2000万円に到達しなかった場合支援者に返金されます。
 

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URL
http://japan-iddm.net/
業種
医療・福祉
本社所在地
佐賀県佐賀市柳町4-13
電話番号
-
代表者名
井上龍夫
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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