リオ五輪馬術競技用の馬の第一陣がリオデジャネイロに到着!
オリンピック馬術競技に出場する馬の第一陣が本日、選手村に当たるデオドロ地区オリンピック馬術センターの新設厩舎に到着しようとしています。間もなく開始される2016年リオ五輪の熱気に最初に触れたのは、ブラジルの地に先頭を切って降り立ったニュージーランド・チームのRingwood Skyboyでした。
【7月30日(土)ブラジル・リオデジャネイロ発】オリンピック馬術競技に出場する馬の第一陣が本日、選手村に当たるデオドロ地区オリンピック馬術センターの新設厩舎に到着しようとしています。間もなく開始される2016年リオ五輪の熱気に最初に触れたのは、ブラジルの地に先頭を切って降り立ったニュージーランド・チームのRingwood Skyboyでした。
2016年リオ五輪のためにブラジルまで飛行機でやって来るのは、人間のアスリートだけではありません。オリンピックに出場する馬は、英国ロンドンを出発後12時間近い飛行を経て、昨夜、真夜中近くにリオデジャネイロ・ガレオン国際空港に到着しました。
総合馬術用の馬34頭を運搬したのは、Emirates SkyCargoの特別設計のBoeing 777-F型機で、全てビジネスクラスです。馬は立って寝るので、平らなベッドは必要ありませんが、もっと足元を広くしてほしいと思う馬がいたとしても無理はありません。
人間のアスリート同様、馬もパスポート検査(および健康チェック)をロンドン・スタンステッド空港で受け、その後、持ち込み用と受託用の手荷物とともにカーゴに搭乗しました。
人間にとってのフライトソックスに相当する馬用のレッグバンデージを装着した馬は、ビジネスクラスのフルサービスを受けました。フライト・アテンダント(実際には飼育員)による特別な餌料の給餌や、飲み物のトレイ(バケツ)による給水(炭酸飲料ではありません)です。飲料水にリンゴやニンジンのジュースを混ぜることもできます。
獣医たちも同乗し、四足のアスリートである馬が最高の状態で到着するよう心を砕きます。オーストラリアの総合馬術チームの獣医であるNathan Anthonyは、馬たちに同道した6人の獣医の一人で、次のように話しています。「馬にとって、カーゴに乗るのはトラックで運ばれるより快適です。唯一、離陸する時はやや不安になりますが、空には道路のでこぼこはありません。機長の腕前もすばらしく、着陸は快適でスムーズでした。またオリンピック用厩舎への移動は警官の警護つきで、言うことありませんでした」
30日未明にリオに到着した馬は、特別装備のトラックに乗せられ、連邦ハイウェイ警察の警護の下、コルコヴァードの丘の上のキリスト像に見守られながら、オリンピック馬術競技センターの厩舎まで輸送されました。厩舎では、人間ならレッド・カーペットの出迎えを受けるでしょうが、代わりに黒いゴムマットが敷かれていました。
これからキャットウォークを歩くのだと思った馬もいたのでしょう。ジンバブウェのSam The Man は人目を引くボディスーツに身を包み、国旗で飾り立てられて堂々の行進を見せました。2012年ロンドン五輪での英国チームの銀メダリスト、William Fox-Pitt が騎乗する予定の牡馬 Chilli Morningは、羊の皮で縁取った馬用の野球帽をかぶっていました。
特別の装飾がなくても、自然な美しさを輝かせていたのはLeonidas IIです。 伝説の騎手Kiwi Mark Todd が騎乗します。現在60歳のToddは、1984年のソウル五輪と1988年のロサンゼルス五輪で個人競技での金メダルを獲得しており、今回は自身にとって7度目のオリンピックに挑むとともに、ブラジル・チームのコーチも務めています。
今回のフライトはオリンピック中に実施される9回のフライトの第1回目で、英国、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ジンバブウェ、ブラジル、日本、イタリア、中国から来た馬を輸送しました。今後2週間で43か国から200頭を超える馬がデオドロに到着し、総合馬術、馬場馬術、障害馬術のオリンピック馬術3競技で、騎手とともに金メダルを目指します。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像