メルク、新型高純水製造装置「Elix®」、サブセントラル純水製造・配水システム「Elix® + SDS500」を発売
~ニーズに合わせた最適なサブセントラル純水製造・配水システムの構築を実現~
メルク株式会社(本社東京、会長兼社長ラルフ・アナセンツ、以下「メルク」)は、従来機種に比べ1.5倍の製造能力を備えた新型の高流量純水製造装置「Elix®(エリックス)」、効率的な純水運用を可能にするサブセントラル純水製造・配水システム「Elix® + SDS500」を2016年11月9日より発売いたします。
同時発売の新型のElix専用純水貯水・配水タンク「SDS500」は、現場のニーズに応じて送水する流量と圧力や運転スケジュールを簡単に設定できるため、効率的な運用が可能です。
「Elix® + SDS500」は、純水製造装置「Elix®」と純水貯水・配水タンク「SDS500」を組み合わせたサブセントラル純水製造・配水システムです。従来多く利用されている大型の純水配水(セントラル)システムは、多部署で使用するため運転スケジュールの設定が困難、メンテナンス時に全ての純水のユースポイントが使用不可となる、改修にコストと時間がかかる、といった課題があることから、フロア毎や部屋単位のサブセントラル純水システムの利用が増える一方で、その場合1つ1つのシステムの設計に時間を要する、という課題もみられていました。メルクの新しいサブセントラルシステムである「Elix® + SDS500」は、パッケージ化された純水製造装置と純水貯水・配水タンクにフィルターや紫外線殺菌ユニットなどのオプションを組み合わせるだけで、最適なシステムを短期間かつ容易に設計できます。洗浄、製造、純水を必要とする機器への供給などの純水用途や、超純水装置と接続しバイオ分野、高感度分析分野、精密洗浄など幅広い用途に対応します。また、システム毎の仕様設定やメンテナンス等の管理ができるため、生産効率を大きく落とすことなく純水を運用できます。既設・新設の純水配水システムでの純水供給装置の更新にも対応でき、セントラルシステムの構築、サブセントラルシステムへのダウンサイジング等、効率的な純水の運用が可能になります。さらに、施設のビル管理システム(BMS)などと接続することで、遠隔管理・操作も可能です。
メルクでは、今後3年間で「Elix®」を製薬、化学、自動車など幅広い業種での研究開発・製造・品質管理施設向けに100台程度販売することを見込んでいます。
※ 「EDI®」(連続イオン交換): EDI ®モジュールは、イオン交換樹脂がトラップしたイオンに電場をかけることによりイオンを両側の電極に移動させます。電極に引かれたイオンは、イオン交換膜を選択的に透過し、純水化の流路と交互に配置された排水系へ集められます。この働きにより、樹脂は飽和せず、常にイオン交換能を保持しています。ロングライフEDI®は、モジュール陰極室に粒状カーボンを用いる特許技術(特許第3416455号)により、従来数年でメンテナンスが必要とされたEDI®をメンテナンスフリーとし、常に安定した純度を維持できます。
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。がんや多発性硬化症を治療するためのバイオ医薬品療法から、科学研究と生産に関する最先端システム、スマートフォンや液晶テレビ向けの液晶材料にいたるまで、約5万人の従業員が人々の暮らしをより良くする技術の一層の進歩を目指しています。2015年は66カ国で128億ユーロの売上高を計上しました。
メルクは1668年に創業された世界で最も歴史の長い医薬・化学品会社で、創業家が今でも、上場企業が率いるグループの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国ではEMDセローノ、ミリポアシグマ、EMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っています。
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968年に設立。液晶や顔料などの化学品の研究開発・製造・販売や、試薬・分析機器などバイオサイエンス基礎研究や医薬品製造、創薬にかかわるライフサイエンス関連製品・サービスを手がけています。2011年に日本ミリポア株式会社を吸収合併、2014年にはグループ傘下にAZエレクトロニックマテリアルズを統合。パフォーマンスマテリアルズとライフサイエンスの両分野で高付加価値製品とソリューションを幅広く提供しています。メルク株式会社についての詳細は、www.merck.co.jp をご覧ください。
高純水製造装置の新製品「Elix®」は、メルクの従来製品と比べ純水供給量が最大1.5倍の1時間あたり150Lまで供給可能で、コンパクトながら1日1,800L(12時間稼動時)の製造能力を実現しました。純水を大量に必要とする大規模な研究室や製薬企業でも利用いただけます。また、3台までつなげて設置することができ、最大450L/時の製造が可能です。従来同様、メルク独自のロングライフEDI®(電気イオン交換)※テクノロジーを搭載しているため、イオン交換樹脂の再生・交換が不要で、大電力も必要としないことから、低コスト・低メンテナンスでの純水製造が可能です。さらに、殺菌用UVランプを標準搭載しており、精製した純水の微生物汚染を防ぎます。
同時発売の新型のElix専用純水貯水・配水タンク「SDS500」は、現場のニーズに応じて送水する流量と圧力や運転スケジュールを簡単に設定できるため、効率的な運用が可能です。
「Elix® + SDS500」は、純水製造装置「Elix®」と純水貯水・配水タンク「SDS500」を組み合わせたサブセントラル純水製造・配水システムです。従来多く利用されている大型の純水配水(セントラル)システムは、多部署で使用するため運転スケジュールの設定が困難、メンテナンス時に全ての純水のユースポイントが使用不可となる、改修にコストと時間がかかる、といった課題があることから、フロア毎や部屋単位のサブセントラル純水システムの利用が増える一方で、その場合1つ1つのシステムの設計に時間を要する、という課題もみられていました。メルクの新しいサブセントラルシステムである「Elix® + SDS500」は、パッケージ化された純水製造装置と純水貯水・配水タンクにフィルターや紫外線殺菌ユニットなどのオプションを組み合わせるだけで、最適なシステムを短期間かつ容易に設計できます。洗浄、製造、純水を必要とする機器への供給などの純水用途や、超純水装置と接続しバイオ分野、高感度分析分野、精密洗浄など幅広い用途に対応します。また、システム毎の仕様設定やメンテナンス等の管理ができるため、生産効率を大きく落とすことなく純水を運用できます。既設・新設の純水配水システムでの純水供給装置の更新にも対応でき、セントラルシステムの構築、サブセントラルシステムへのダウンサイジング等、効率的な純水の運用が可能になります。さらに、施設のビル管理システム(BMS)などと接続することで、遠隔管理・操作も可能です。
メルクでは、今後3年間で「Elix®」を製薬、化学、自動車など幅広い業種での研究開発・製造・品質管理施設向けに100台程度販売することを見込んでいます。
※ 「EDI®」(連続イオン交換): EDI ®モジュールは、イオン交換樹脂がトラップしたイオンに電場をかけることによりイオンを両側の電極に移動させます。電極に引かれたイオンは、イオン交換膜を選択的に透過し、純水化の流路と交互に配置された排水系へ集められます。この働きにより、樹脂は飽和せず、常にイオン交換能を保持しています。ロングライフEDI®は、モジュール陰極室に粒状カーボンを用いる特許技術(特許第3416455号)により、従来数年でメンテナンスが必要とされたEDI®をメンテナンスフリーとし、常に安定した純度を維持できます。
■製品概要
ラインアップ | Elix 40 | Elix 80 | Elix 120 | Elix 150 |
製造能力 | 40L/時 | 80L/時 | 120L/時 | 150L/時 |
1日使用量目 | 480L | 960L | 1440L | 1800L |
製造水質 | 0.2μS/cm以下(5MΩ/cm以上) | 0.2μS/cm以下(5MΩ/cm以上) | 0.2μS/cm以下(5MΩ/cm以上) | 0.2μS/cm以下(5MΩ/cm以上) |
寸法 | 幅543mm×奥行542mm×高さ1240mm | 幅543mm×奥行542mm×高さ1240mm | 幅543mm×奥行542mm×高さ1240mm | 幅543mm×奥行542mm×高さ1240mm |
質量 | 78kg | 86kg | 94kg | 105kg |
※製品概要の詳細は下記をご覧ください。
http://www.merckmillipore.com/JP/ja/lw/products/industrial/elix-high-throughput/gpGb.qB.bHIAAAFXbcAS_Udr,nav
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。がんや多発性硬化症を治療するためのバイオ医薬品療法から、科学研究と生産に関する最先端システム、スマートフォンや液晶テレビ向けの液晶材料にいたるまで、約5万人の従業員が人々の暮らしをより良くする技術の一層の進歩を目指しています。2015年は66カ国で128億ユーロの売上高を計上しました。
メルクは1668年に創業された世界で最も歴史の長い医薬・化学品会社で、創業家が今でも、上場企業が率いるグループの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国ではEMDセローノ、ミリポアシグマ、EMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っています。
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968年に設立。液晶や顔料などの化学品の研究開発・製造・販売や、試薬・分析機器などバイオサイエンス基礎研究や医薬品製造、創薬にかかわるライフサイエンス関連製品・サービスを手がけています。2011年に日本ミリポア株式会社を吸収合併、2014年にはグループ傘下にAZエレクトロニックマテリアルズを統合。パフォーマンスマテリアルズとライフサイエンスの両分野で高付加価値製品とソリューションを幅広く提供しています。メルク株式会社についての詳細は、www.merck.co.jp をご覧ください。
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