~ 日本初!ファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクト ~ 全国3都市を巡回する展覧会「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」札幌展が開幕

日本初公開作品を含む油彩画、デッサン、資料など約180点を一挙公開


 日本初となるオランダのファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクト「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が、企画の立ち上げから6年に渡る準備期間を経て、北海道立近代美術館にて2017年8月26日(土)より開幕いたしました。
 開幕に先駆け、8月25日(金)に北海道近代美術館にて開会式を開催。開会式では、本展監修者をはじめ、ファン・ゴッホ美術館 館長アクセル・ルーガー氏、フィンセント・ファン・ゴッホ財団 理事長ヨシエン・ファン・ゴッホ氏、フランス国立ギメ東洋美術館 館長ソフィー・マカユウ氏ほか、多くの方が登壇しました。式の最後にはテープカットセレモニーを実施し、札幌展の開幕を祝いました。

 

テープカットの様子テープカットの様子


■各章の概要と本展の見どころ
 ファン・ゴッホは、浮世絵をはじめとする日本美術から大きな影響を受け、生涯にわたってさまざまな作品を描きました。本展は、「ファン・ゴッホのジャポニスム」と「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の二部で構成。ファン・ゴッホ作品約40点と浮世絵を含む日本美術作品約60点に加え、関連資料約80点を通して、ファン・ゴッホと日本の関係性を双方向から検証します。

北海道近代美術館 展示室入口の様子北海道近代美術館 展示室入口の様子

《画家としての自画像》12年ぶり2度目の来日となったファン・ゴッホの自画像が 皆さまをお迎えします。《画家としての自画像》12年ぶり2度目の来日となったファン・ゴッホの自画像が 皆さまをお迎えします。



~ 第一部:ファン・ゴッホのジャポニスム ~
日本初公開作品を含むファン・ゴッホ作品約40点と、彼が影響を受けた浮世絵など約60点を展示

第一章:パリ 浮世絵との出逢い
ファン・ゴッホは、1886年2月末から約2年間パリで暮らし、自分自身の絵画の醸成に必要な、さまざまな人々やものに出会うことになります。パリで出会ったもっとも重要なものは、「印象派」と「浮世絵版画」と言われています。印象派の技法を吸収したことによって、オランダ時代にカンヴァスを支配していた暗い色彩が消え、明るい色調へと変化。さらに、浮世絵のもつ平坦で鮮やかな色面の構成や西洋とは異なる遠近法を学び、油彩で実験的な模写をしました。

溪斎英泉の《雲龍打掛の花魁》(右)と、ファン・ゴッホの《花魁(溪斎英泉による)》(左溪斎英泉の《雲龍打掛の花魁》(右)と、ファン・ゴッホの《花魁(溪斎英泉による)》(左


第二章:アルル 日本の夢
1888年2月20日、ファン・ゴッホは南フランスの小さな街アルルに降り立ちます。喧騒のパリを離れたファン・ゴッホにとって、陽光と色彩にあふれるアルルはまさに別天地であり、この地を彼は、しばしば「日本のイメージ」と重ね合わせていました。ファン・ゴッホ自身は日本を直接訪れたことはありませんが、浮世絵絵画をはじめとする日本の美術品や工芸品に触れるなどして、独自の、そして強固な「日本のイメージ」を自らのうちに築き上げていったのです。

《アイリスの咲くアルル風景》(左)と、《麦畑》(右)《アイリスの咲くアルル風景》(左)と、《麦畑》(右)


第三章:深まるジャポニスム
アルルでの数カ月の生活は、ファン・ゴッホ自身の眼を「日本人の眼」へと変えました。この時期の作品に見られる輪郭線や色彩の特徴は、ファン・ゴッホが南仏の陽光のもとで、あたかも浮世絵を描いた日本人の画家たちのように世界を見始めた結果です。ファン・ゴッホのジャポニスムは、いっそう深化していき、終生みずからの芸術を支え続けていきました。

日本初公開《タラスコンの乗合馬車》(左、札幌、東京の2会場のみ展示)と《寝室》(右)日本初公開《タラスコンの乗合馬車》(左、札幌、東京の2会場のみ展示)と《寝室》(右)


第四章:自然の中へ 遠ざかる日本の夢
1888年、ファン・ゴッホは精神病の発作を起こし、アルルでの2か月に渡るポール・ゴーガンとの共同生活も終焉を迎えます。同時に、日本人の共同生活をモデルに芸術家の共同体をつくるという夢もついえます。これ以降、手紙にあふれていた日本への熱狂と称賛は影をひそめますが、ファン・ゴッホはその後も日本美術からの影響を受け続けました。サン=レミの療養所で取り組んだモチーフは、日本の画家たちへの共感を反映するものであり、オーヴェール=シュル=オワーズでは、ガシェ医師と日本への関心を分かり合ったばかりではなく、実際に日本を訪れたことのある芸術家たちとの接触も試みました。

日本初公開《ポプラ林の中の二人》(右)と《草むらの中の幹》(左)日本初公開《ポプラ林の中の二人》(右)と《草むらの中の幹》(左)



~ 第二部(第五章):日本人のファン・ゴッホ巡礼 ~
日本初公開!ファン・ゴッホゆかりの地を訪れた約240人の近代日本の知識人が記した「芳名録」と巡礼の実相を 約80点の豊富な資料からたどる


1890(明治23)年7月29日、パリの北西に位置する小さな町オーヴェール=シュル=オワーズでゴッホは息を引き取ります。ファン・ゴッホの死からおよそ20年を経て、日本では「白樺派」およびその周辺の文学者や美術家たちの間でファン・ゴッホの紹介が始まります。大正から昭和初期にかけて、渡仏した日本人の多くがファン・ゴッホの作品と足跡が残るオーヴェール=シュル=オワーズへと赴き、ガシェ家には、来訪した日本人の名が記された芳名録が3冊残されました。

日本初公開となる3冊の芳名録日本初公開となる3冊の芳名録



「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」 展覧会 開催概要
【札幌展】
会期:2017年8月26日(土)~10月15日(日) 会場:北海道立近代美術館
主催:北海道立近代美術館、北海道新聞社、NHK札幌放送局、NHKプラネット北海道
開館時間:9:30~17:00 ※会期中の金曜日は19:30まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(9/18、10/9を除く)、9月19日(火)、10月10日(火)
問い合わせ:011-644-6882
観覧料:一般1,500円(1,300円)、高大生800円(600円)、中学生600円(400円)
※( )内は10人以上の団体料金 ※小学生以下無料(要保護者同伴)

【東京展】
会期:2017年10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝) 会場:東京都美術館
主催:東京都美術館、NHK、NHKプロモーション
開室時間:9:30~17:30
※会期中の金曜日、11月1日(水)、2日(木)、4日(土)は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜日(1/8を除く)年末年始休館 12月31日(日)、1月1日(月・祝)
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
観覧料:一般1,600円(1,300円)、大学生・専門学校生1,300円(1,100円)、
高校生800円(600円)、65歳以上1,000円(800円)
※( )内は前売と20人以上の団体料金 ※中学生以下は無料
※11月15日(水)、12月20日(水)はシルバーデーにより65歳以上の方は無料(要証明)

【京都展】
会期:2018年1月20日(土)~3月4日(日) 会場:京都国立近代美術館
主催:京都国立近代美術館、NHK京都放送局、NHKプラネット近畿、京都新聞
開館時間:9:30~17:00 ※金・土曜日は20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(2/12を除く)、2月13日(火)
問い合わせ:075-761-4111
観覧料:一般1,500円(1,300円)、大学生1,100円(900円)、高校生600円(400円)
※( )内は前売と20人以上の団体料金 ※中学生以下は無料

展覧会公式サイト http://gogh-japan.jp
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