SenSprout、センサーシステムと栽培コンサルティングで収量アップに直結する「高機能ビニールハウスソリューション」の販売を開始
~ベビーリーフ生産の第一人者 果実堂と事業提携をおこない新規農業参入企業を支援~
農業用の土壌水分センサー、灌水制御装置、ビニールハウスソリューションの開発および販売をおこなう株式会社SenSprout(本社:東京都港区、 代表取締役社長:三根一仁)は、センサーシステムと高い技術力を備えた栽培コンサルティングで収量アップに直結する「高機能ビニールハウスソリューション」を、新規農業参入企業向けに販売を開始いたします。
高機能ビニールハウスソリューションは、事業提携先である株式会社果実堂、および、株式会社果実堂テクノロジーと共同開発したソリューションです。果実堂は、ベビーリーフの生産販売の第一人者であり、農業用センサーを利用した高度な栽培ノウハウの見える化をおこなっています。
新規農業参入企業の課題として多く見受けられるのが、「意欲や資金はあっても農産物の生産技術がないこと」こと。そこで高機能ビニールハウスソリューションは、農産物の栽培技術指導のみならず、農業参入の計画・立案支援、オペレーション(農場の運営管理)指導、農業生産にかかる機器などの農業資機材も斡旋販売します。高機能ビニールハウスソリューションは、新規農業参入企業を全面的に支援するソリューションとなっています。
高機能ビニールハウスソリューション
http://sensprout.com/ja/vinylhouse
■SenSprout Pro センサーシステム
「SenSprout Pro(センスプラウト プロ)は、東京大学発の電子回路を印刷できる技術「プリンテッド・エレクトロニクス」を用いることで、低コストでありながら、土壌水分量、地表面温度を測る土壌センサーと、ゲートウェイ、クラウドサービスがセットになったシステムです。SenSprout Proは、センサーが土に触れている部分(土の深さ10cm、20cm)の土壌水分量と地表付近の気温を測定します。ゲートウェイ1台に対して、センサーを99台まで接続することが可能です(半径約150mの範囲内)。
センサーから取得したデータは、リアルタイムで確認できます。生産管理者の多い大規模な農場でもスムーズにデータ共有できるメンバー招待機能や、土壌の変化を自動で検知してお知らせする通知機能で土壌の確認も可能です。
■農業用高性能ビニールハウス
高機能ビニールハウスは、低コストでありながら「環境制御」と「耐候性(耐風・耐雪)」の機能を有し、収量アップに直結する高回転を実現したビニールハウスです。高機能ビニールハウスは、果実堂がベビーリーフなどの生産に使用しているものと同タイプのものとなります。
高機能ビニールハウスの特長
- 灌水技術・換気技術を自動化することにより、収量・回転数が上昇
- 構造計算をおこなうことで適選に部材を配置し、鋼材の使用量を適正化
- 開閉頻度の高い部分は自動化、低い部分は手動とし設備コストを低減
■果実堂さまからのコメント
植物のほとんどは水分であり、果実の根幹の技術は水管理にあります。弊社では触診という手法を使い、土を握れば±1%で土壌の水分を判断できます。しかし、その技術の習得に時間がかかることが成長の妨げになっていました。SenSproutのセンシングは土壌の水分を可視化し、技能を伴わなくても適時灌水できるため、技術者を新しい技術分野に注力させることができます。
■農業を儲かる事業に
SenSproutは、最先端のテクノロジーを利用し「農業を儲かる事業」に変革するべく研究開発を進めています。農林水産省の調査によると日本の農業就業人口は、平成22年は260.6万人だったのに対し、平成29年は181.6万人と7年で約80万人減少しています。さらに、農業従事者の平均年齢は66.6歳と、減少・高齢化が深刻な問題です。SenSproutは、新規農業参入企業を増やすことで新たな農業事業者を生み出したいと思っています。多くの企業が参入するには農業事業が儲からなければなりません。高機能ビニールハウスソリューションはその一歩となるソリューションです。
新規農業参入を検討している企業からのお問い合わせをお待ちしております。
会社名 株式会社SenSprout (英文名:SenSprout INC.)
所在地 〒106-0045 港区麻布十番1丁目5-10 アトラスビル8F
設立 2015年1月
代表取締役社長 三根一仁
事業内容 農業用ビニールハウスソリューション、水分センサーの開発、販売
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