瀧本ゼミ五月祭講演会「個人の恣意性から、エビデンスと科学へ」in五月祭(2018年5月20日[日] 10時~ @東京大学本郷キャンパス)
~現役東大生vs東大OBの20代副市長、種目:EBPMに基づく政策立案~【最年少副市長のつくば市で、学生による政策が実現なるか!?】
瀧本ゼミ政策分析パート・日本政策創造基盤は、東京大学の学園祭である五月祭(5月20日[日] @東京大学本郷キャンパス)において、元財務省官僚・つくば市の史上最年少副市長である毛塚幹人氏のご協力のもと、学生による政策案のつくば市での実現を目指します。
当講演会はこれまで、駒崎弘樹氏(NPO法人フローレンス代表理事)、小泉進次郎氏(現自由民主党筆頭副幹事長)河野太郎氏(現外務大臣)など、その時々に「これからメジャーになる人」をお呼びし、政策提言を行った実績がある、五月祭の中でも有数の目玉企画です。
今年は、昨今、大きく揺らいでいるものの、本来、国の中枢の意思決定をする人材を集めているはずの財務省を退官され、つくば市史上最年少の26歳で副市長に就任された毛塚幹人氏が、氏の母校でもある東京大学の学園祭・五月祭に登場します。
当講演会はこれまで、駒崎弘樹氏(NPO法人フローレンス代表理事)、小泉進次郎氏(現自由民主党筆頭副幹事長)河野太郎氏(現外務大臣)など、その時々に「これからメジャーになる人」をお呼びし、政策提言を行った実績がある、五月祭の中でも有数の目玉企画です。
今年は、昨今、大きく揺らいでいるものの、本来、国の中枢の意思決定をする人材を集めているはずの財務省を退官され、つくば市史上最年少の26歳で副市長に就任された毛塚幹人氏が、氏の母校でもある東京大学の学園祭・五月祭に登場します。
現在、日本の政策立案過程は、官僚の裁量性から政治主導型への移行、持続可能性のない労働環境による霞ヶ関からの人材流出、不祥事による最高首脳クラスの空席といったいわゆる「霞ヶ関神話」の崩壊など過渡期にあります。
個人の裁量による政策形成が限界を露呈する中で、EBPM(証拠に基づいて合理的、論理的に政策を評価し立案すること=Evidence-Based Policy Making)によって、客観的かつ専門性に基づいた政策形成が導入される流れが日本にも押し寄せてきています。
EBPMの一つのメリットは、証拠と論理によって、政策形成を行うため、第三者であっても政策の妥当性を検証したり、政策を形成できる、ジャーナリストはもちろんのこと、学生でも政策論争に互角で参加できる事になります。労働市場改革についての政府提出の資料が第三者の検証によって、客観性が崩れたことが一つの象徴的事例となりました。
こうした中、本企画では、これまでの行政システムを担ってきた東大法学部のキャンパスを会場に、新しい流れを先取りして、学生が徹底的なリサーチ・合理的な意思決定に基づいて練り上げた政策案を、科学に立脚した地方自治を掲げるつくば市をモデルケースとして、毛塚副市長と現役学生が討論を行います。
〇毛塚幹人氏プロフィール
2013年に東京大学法学部を卒業後、財務省に入省し、2017年3月に退官。2017年4月からつくば市副市長。
〇瀧本ゼミとは?
瀧本ゼミ政策分析パートは、京大客員准教授である瀧本哲史氏のもと、社会問題に関して、「学術的な知見・合理的な思考」に基づいて問題解決を行う自主ゼミナールです。これまで、様々な分野の研究者の方との連携のもと、幅広いアプローチから、条例の制定、政策推進財団設立、起業、学会発表など多く方法でにゼミ生が提案した解決策を実行してきました。瀧本ゼミの詳しい活動については、公式HP(http://tsemiseisaku.jpn.org/)をご覧ください。
〇EBPMとは?
当ゼミの目指す、このような学術的な知見・合理的な思考に基づく政策立案は、近年「証拠に基づいて合理的、論理的に政策を評価し立案すること=Evidence-Based Policy Making(EBPM)」として注目されており、
その推進は政府の骨太の方針にも掲げられています。例えば、昨年11月には経済産業省がEBPMについての
シンポジウムを行い、これからの分析結果を経済活動に反映させる時代においては、政策のあり方も変わらなくてはならないことが指摘されました。このように、EBPMは今後日本社会が成長していくにあたって重要になる一大テーマであると言えましょう。一方、つくば市では、科学技術と情報を市民の生活の向上に生かす取り組みを進めるために「政策イノベーション部」を設置しており、つくば市内の大学や研究機関等との連携を深めながら筑波研究学園都市ならではの政策展開をすることが目標として掲げられています。つくば市の掲げる「科学技術で市民の生活を向上させる」という理念は、これから進んでいくであろうEBPMに基づく社会の先駆けとなると考えられます。
〇『本郷から変わる、つくば市から変わる』
今回の五月祭において、東大生をはじめとする来場者が学生による政策案が自治体によって採用される様子を目にすること、学生であっても本気を出せば世の中を変えられると証明することは、多くの人がEBPMに興味・関心を抱くきっかけになると考えます。
この企画を通じて、五月祭がこれからの日本の政策の在り方を変えるきっかけになると信じています。
【瀧本ゼミ 五月祭講演会 開催概要】
場所:東京大学本郷キャンパス 法文1号館 法22番教室
日時:2018年5月20日 10時~11時半(9時45分開場)
瀧本ゼミ政策分析パート・日本政策創造基盤 五月祭担当連絡先:tsemi.seisaku@gmail.com
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