繊維・ファッションビジネス業界の専門紙「繊研新聞」 第7回「ファッションECアワード」を発表
ブランド・小売り、ITベンダーが選んだ第7回「ファッションECアワード」
繊維・ファッションビジネス業界の専門紙「繊研新聞」の発行、ポータルサイト「繊研plus」の運営などを行う繊研新聞社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:佐々木幸二)は、「第7回ファッションECアワード」の受賞サイト・企業を決定いたしました。
同賞は、ファッション企業やITサポート企業など約100社からのアンケート回答を元に、サイトの構築・運用が優秀として注目されるファッション直営ECサイトと、サイトへの集客・売り上げ増・効率運営を支援するITサポート企業・サービスを表彰するものです。
先進性があり、総合的に優秀と判断したECサイトを各企業が推薦するエクセレント賞には、4年連続の受賞となる「ドットエスティ」(アダストリア)と、初受賞の「オンワード・クローゼット」(オンワードデジタルラボ)、「パルクローゼット」(パル)を選定いたしました。サイトの大小を問わず、参考になるECサイトを選ぶフォーカス賞は、「古着屋JAM」(JAM トレーディング)と「アークネッツ」(リストリクト)が初受賞しました。効果が高い、または導入を検討しているEC支援ツールを選定するサポート賞には「ビジュモ」(ビジュモ)が2年ぶり、「チャネルトーク」(チャネルコーポレーション)が初めて選ばれました。
また繊研新聞社では今回の受賞企業をお招きし、「ファッションECサミット-第7回ファッションECアワード記念講演」として無料ウェビナーを実施いたします。今回「ファッションECアワード」を受賞した各企業の最新のEC戦略やファッション企業のECを裏側で支えるサービス事例を紹介します。
《受賞各社の紹介と受賞理由》
◎エクセレント賞
「ドットエスティ」(アダストリア)
「ドットエスティ」(アダストリア)は4年連続の受賞となりました。今年は、オリジナルブランド主力の自社ECでありながら、オープンマーケット化し、他社の商品も販売する先進性を評価する声が多く、また多数のブランドを扱いつつも商品が探しやすいUI(ユーザーインターフェース)の質を指摘するコメントも集まりました。OMO(オンラインとオフラインの融合)型店舗「ドットエスティストア」を軸としたOMO施策にも磨きをかけており、従業員がコーディネートなどを発信する「スタッフボード」で人気のスタッフとファンが触れ合う店舗イベントも増やすなど、多角的な運営も評価されました。
「オンワード・クローゼット」(オンワードデジタルラボ)
「オンワード・クローゼット」(オンワードデジタルラボ)は、初の受賞となりました。複数ブランドを揃えるOMO型店舗「オンワード・クローゼットセレクト」の拡大と、自社サイトから商品を取り寄せて試着できる「クリック&トライ」の導入など、OMOの推進が支持されました。そのほか、オウンドメディア「オンワード・クローゼット・マグ」のコンテンツの質の高さと豊富さ、購買層に合わせた分かりやすいUI(ユーザーインターフェース)なども評価ポイントとなりました。
「パルクローゼット」(パル)
「パルクローゼット」(パル)は、昨年のフォーカス賞、今年のエクセレント賞初受賞と2年連続の受賞となりました。アンケートでは商品情報・スタッフコンテンツの質の高さと、コンテンツの豊富さを評価するコメントが多かったほか、スタッフのSNS投稿業務や評価制度など、サイクルを回す仕組み作りの優秀さを指摘する声が上がりました。また、インフルエンサーのAIチャットボットなど、話題性ある先進的なサービスを積極的に取り入れる姿勢も「伸び代が大きい」「学ぶべき要素が多い」と評価されました。
◎フォーカス賞
「古着屋JAM」(JAMトレーディング)
古着小売りのJAMトレーディング(大阪市)が運営する「古着屋JAM」が初受賞。一点物の古着をECで販売するノウハウを評価する声が多く、細かくカテゴリー分けした販売ページは、店舗さながらに掘り出し物を探す体験ができるとのコメントが上がりました。同社はささげ(撮影・採寸・原稿作成)の効率性を強みとし、メジャー採寸した数値をそのままデータとして入力できる機器を活用するなど運用面での創意工夫も進んでいます。
「アークネッツ」(リストリクト)
初受賞の「アークネッツ」は、宇都宮市を中心に18店のセレクトショップ「アーク」を運営するリストリクトの自社ECサイト。早くからEC強化を図ってきたほか、親しみやすいコンテンツはECサイトながら接客感があり、初めてでも利用しやすいと評価されました。中でも様々なスタッフが登場するYouTubeチャンネルは、専用スタジオを設けて発信を強化しており、注目度も高まっています。
◎サポート賞
「ビジュモ」(ビジュモ)
ビジュモは、自社作成の画像・動画、UGC(ユーザー生成コンテンツ)やインスタグラムのコンテンツを統合管理し、サイトコンテンツを簡単に拡充できるサービスを展開。「公式インスタグラム、店舗スタッフ投稿により商品のイメージをより具体的に膨らませてくれる」「鮮度が高いスナップが、回遊を高め、滞在時間を延ばす」など顧客体験の向上が、「購入への一押しとなりコンバージョンにもつながる」として売り上げに貢献したサービスにあげる企業が多くありました。
「チャネルトーク」(チャネルコーポレーション)
チャネルコーポレーションが提供するチャネルトークは、接客チャットによりSNSでのやり取りも含め一元管理でき、チャットの内容も購入履歴や顧客情報と組み合わせて分析できるのが特徴的で、一人ひとりの客に寄り添う接客対応を可能にする機能が強みとなっています。「問い合わせを一元化でき、客の悩みを解決し購入のハードルを下げることができている」など、顧客体験の向上がファンづくりやCVR(購入率)向上につながることを評価する企業が多くありました。客の声をマーケティングに生かすために社内チャット機能や顧客管理システムも提供しています。
◎「ファッションECサミット」について
繊研新聞社では今回の受賞企業をお招きし、6月27日(木)に「ファッションECサミット-第7回ファッションECアワード記念講演」として無料ウェビナーの配信を予定しております。受賞企業の担当者が登壇し、取り組みの内容や乗り越えてきた課題などを語っていただきます。セミナーの詳細や視聴のお申込みは下記イベントページよりご確認ください。
(ファッションECサミット イベントページ)
https://senken.co.jp/posts/fashion-ec-summit-240529
《繊研新聞社について》
1948年創業。2023年7月20日に75周年を迎えました。「繊維・ファッションビジネス産業の発展と、人々の豊かな暮らしと健全で持続可能な社会の実現に貢献する」を経営理念に掲げ、ファッションビジネス情報を提供する「繊研新聞」(日刊紙および電子版)の発行を中核に、「繊維・ファッションビジネスの総合情報企業」として展示会や人材教育、セミナー、出版など多彩な事業を展開しています。
会社名 :株式会社繊研新聞社
所在地 :東京都中央区日本橋箱崎町31-4 ONEST箱崎ビル
代表者 :代表取締役社長 佐々木 幸二
拠点網 :【本社】東京都中央区【支社】大阪、名古屋【支局】九州、上海
《本リリースに関する問い合わせ先 》
繊研新聞社ネット取材班
担当者:宮崎景、窪田勉
メール:net-com@senken.co.jp
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