「ソフトウェア品質シンポジウム2017(SQiP2017)」Award各賞の受賞者決定について

一般財団法人日本科学技術連盟(本部:東京都新宿区、理事長:佐々木 眞一、以下 日科技連)は、9月13日(水)~15日(金)に「ソフトウェア品質シンポジウム2017」を開催し、一般発表の中で内容の優れた経験論文と経験発表に対し、「SQiP Best Paper/Report Effective Award」「SQiP Best Paper/Report Future Award」を本シンポジウム論文賞委員会で選定し、また、もっとも分かりやすく、効果的な発表に対し「SQiP Best Presentation Award」を参加者の皆様からの投票により選定し、下記の通り各賞受賞者を決定しました。

 

 

 

 

 

(1).受賞者
1)SQiP Best Paper Effective Award
「統合テストにおいて影響範囲に対するテスト漏れを防止する「影響波及パス分析法」の提案」
 柏原 一雄 氏 株式会社デンソークリエイト
 村上 雅哉 氏 株式会社デンソークリエイト
 小嶋 秀和 氏 株式会社デンソークリエイト
 都築  功 氏 株式会社デンソークリエイト

[受賞理由]
派生開発において共通の悩みである影響分析について、ソースコード静的解析、実行時カバレッジ計測ツールを組み合わせ、ツールの欠点を手動で補うことで、分析・活用プロセスを構築した点が効果的であったので、本賞に該当する論文として選定した。

2)SQiP Best Report Effective Award 
「Session Based Test Managementによる探索的テストの実践」
 熊川 一平 氏 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ

[受賞理由]
探索的テストの効果をテストマネジメントの視点で評価し、有効性を「課題」「改善目標と改善結果」と対比して説明している点で示唆が大きいと判断しました。また、セッションベースで探索的テストを実施するというアイデアを2つの事例で実践し、有効性が確認できていたので、本賞にふさわしい発表として選定した。

3)SQiP Best Paper Future Award
①「ヒューマンエラーによる失敗・事故の分析手法の提案」
 海老澤 竜 氏 株式会社日立製作所
 内田 吉宣 氏 株式会社日立製作所

[受賞理由]
システムインテグレーションのようなプロダクトに前提を置きにくい開発では、再現性を想定した失敗の分析が難しい中で、医療分野の分析手法を参考にしヒューマンエラーに着目し、分析手法を提案している点で優れていたので、本賞にふさわしい論文として選定した。

②「派生開発での時間効率性劣化を変更要求から検出する方法」
 中村奈津子氏 日本電子株式会社 
 島崎 稔史 氏 株式会社インテック
 小笠原 勝 氏 GE ヘルスケア・ジャパン株式会社
 中島 秀人 氏 東京海上日動システムズ株式会社
 中村 直人 氏 矢崎総業株式会社

[受賞理由]
実用的なコストで、性能影響を定量的に評価する手法である点、開発者のみならず、顧客との課題共有のために活用している点で他の開発現場にも示唆が大きいので、本賞に該当する論文として選定した。

4)SQiP Best Report Future Award  
「要因組み合わせによる大量のテスト項目実施における障害の早期検出および工数削減の取り組み」
 百足 勇人 氏 富士通株式会社
 紅林 竜也 氏 富士通株式会社
 神野 昌和 氏 富士通株式会社

[受賞理由]
テスト自動化により従来は不可能だった大量件数のテスト実施が可能になるが、一方でテスト失敗の原因特定に時間がかかるという課題も発生する。提案手法により同一原因により失敗が予想されるテスト実行をスキップすることにより、テスト実行時間の短縮、テスト結果分析時間の短縮が期待されると考えられ、本賞にふさわしい発表として選定した。

5)SQiP Best Presentation Award 
「レビュー会議の可視化により目的の曖昧さを明確にする手法の提案」
 西澤 賢一 氏 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
 竹森 和哉 氏 株式会社モバイルインターネットテクノロジー
 田中 拓也 氏 株式会社インテック
 中山 匡 氏 株式会社東光高岳
 湯川 健 氏 ソーバル株式会社

[受賞理由]
本賞は参加者の投票により選ばれた賞です。
レビューアのスキルや気分に左右されるレビュー会議を可視化するアプローチが興味深く、手法の有効性が確認できている点が優れています。

(2)賞の種類と紹介
● SQiP Best Paper(論文)/Report(報告) Effective Award
 実践的で、現場の品質向上にすぐに役立つ優秀なもの(論文賞委員会で選定)
● SQiP Best Paper(論文)/Report(報告) Future Award
 将来役に立つ可能性を秘めている優秀なもの(論文賞委員会で選定)
● SQiP Best Presentation Award
 もっとも分かりやすく、効果的な発表(聴講者の投票で選定)

(3)選定方法
一般発表(経験論文/経験発表)29件について、本シンポジウム委員会(委員長:森崎修司氏(名古屋大学))及び論文賞委員会(委員長:大杉直樹氏(株式会社エヌ・ティ・ティ・データ))の査読により「SQiP Best Paper/Report Effective Award」「SQiP Best Paper/Report Future Award」5件を選定、「SQiP Best Presentation Award」は聴講者の投票で1件を選定し、決定しました。

■ソフトウェア品質シンポジウムとは
http://www.juse.jp/sqip/symposium/

ソフトウェアの品質に関する国内最大級の参加者を誇るシンポジウムで、36年にわたる歴史があり、日科技連がソフトウェア品質向上と発展を希求し、立場の壁を超えてフラットに意見交換、情報交換ができる場、自己成長、人材育成の場としても定評があり、毎年9月に開催。今年は3日間で延べ2,000名を超えるご参加者のもと盛大に開催されました。

受賞者の皆さま受賞者の皆さま

会場の様子会場の様子



■財団概要
商号  : 一般財団法人日本科学技術連盟
所在地 : 〒163-0704 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル4階
代表者 : 理事長(代表理事) 佐々木 眞一(ささき しんいち)
創立  : 1946年5月1日
事業内容: 経営管理技術、特に品質管理(QC)を中心にした普及事業
基本財産: 23億1,720万円
URL  : http://www.juse.or.jp/
 
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