2019年3月9日、四国6つの水族館が集結。四国圏域水族館ネットワーク化実現への第一歩を目指すシンポジウムを開催!新水族館・四国水族館の初代館長も発表。
香川県・宇多津町に2020年3月開業予定の「四国水族館」(運営:株式会社四国水族館開発)は、3月9日(土)同町の香川短期大学にてシンポジウム「いま水族館が四国を盛り上げる!その魅力と将来」を開催した。
シンポジウムには2020年3月開業予定の四国水族館を筆頭に、桂浜水族館(高知県・高知市)、むろと廃校水族館(高知県・室戸市)、日和佐うみがめ博物館(徳島県・美波町)、足摺海洋館(高知県・土佐清水市)、島のちいさな水族館(徳島県海陽町)の四国の6水族館が集結。各水族館の館長が一堂に会するということもあり、地元・宇多津町の方をはじめ、ファミリーさらには各水族館の熱烈なファンらも訪れた。来場者は300人を超え、予想を上回る盛況ぶりとなった。
シンポジウムの冒頭では四国水族館の初代館長が発表。新館長にはNPO法人日本ウミガメ協議会会長を務めるウミガメ研究者の松沢氏が就任した。
シンポジウム第一部は6つの水族館の館長がPR合戦を展開。松沢館長も四国水族館の魅力を紹介。徐々に明らかになる新水族館の姿に来場者も目を輝かせていた。
第二部では、水族館が果たすべき社会的役割についてパネルディスカッションが行われた。
今回のシンポジウムは四国水族館が目指す“地方創生・四国創生“に向けた第一歩と言ってもいいだろう。四国水族館の誕生をきっかけにいま四国圏域の水族館が団結しようとしている。
シンポジウムの冒頭では四国水族館の初代館長が発表。新館長にはNPO法人日本ウミガメ協議会会長を務めるウミガメ研究者の松沢氏が就任した。
シンポジウム第一部は6つの水族館の館長がPR合戦を展開。松沢館長も四国水族館の魅力を紹介。徐々に明らかになる新水族館の姿に来場者も目を輝かせていた。
第二部では、水族館が果たすべき社会的役割についてパネルディスカッションが行われた。
今回のシンポジウムは四国水族館が目指す“地方創生・四国創生“に向けた第一歩と言ってもいいだろう。四国水族館の誕生をきっかけにいま四国圏域の水族館が団結しようとしている。
香川県・宇多津町に2020年3月開業予定の「四国水族館」(運営:株式会社四国水族館開発)は、3月9日(土)同町の香川短期大学にて、シンポジウム「いま水族館が四国を盛り上げる!その魅力と将来」を開催した。
このシンポジウムには、「四国水族館」を筆頭に、「桂浜水族館」(高知県・高知市)、「むろと廃校水族館」(高知県・室戸市)、「日和佐うみがめ博物館」(徳島県・美波町)、「足摺海洋館」(高知県・土佐清水市)、「島のちいさな水族館」(徳島県海陽町)の四国エリアの6水族館が集結。各水族館の館長が一堂に会するということもあり、地元・宇多津町の方をはじめ、子連れのファミリー、さらには各水族館の熱烈なファンらも訪れた。来場者は300人を超え、予想を上回る盛況ぶりとなった。
四国水族館初代館長を発表。徐々に明らかになる四国水族館の全容。
シンポジウムの冒頭では、2020年3月開業予定の四国水族館の初代館長が発表された。国際ウミガメ学会の前会長であり、NPO法人日本ウミガメ協議会会長を務めるウミガメ研究者の松沢慶将(まつざわ よしまさ)氏が就任する。
松沢氏は、「四国水族館は四国水景をテーマとした文化的水族館」と紹介。すでにホームページなどで公開している四国水族館の展示内容に加え、次世代をリードする最新技術の導入や、動物の幸せを追求した飼育など、四国水族館の特徴を語り、少しずつ明らかになる四国水族館の姿に来場者も目を輝かせていた。
6つの水族館が展示の魅力や特徴的な取り組みを紹介
シンポジウム第一部では、「四国圏域各水族館の紹介と楽しみ方」をテーマに各水族館がそれぞれの見どころについてPR合戦を展開。いずれの水族館も“四国”を題材とした展示を行うという共通点がありながら、その展示方法や活動内容はオリジナリティに富み、会の終了後には参加者から「ぜひ見に行ってみたい!」という声が寄せられた。参加者にとっても新しい発見の場になったと言える。
現在四国エリアには9つの水族館があり、たびたびテレビや新聞、SNSなどから注目を集めているが、近年は老舗水族館「桂浜水族館」のキャラクターを使ったユニークなPRや、室戸市の廃校をリノベーションして誕生した「むろと廃校水族館」などの話題が記憶に新しい。さらに、2020年3月には新たに「四国水族館」の開業、7月には「足摺海洋館」の大規模リニューアルと続く。この全国的にも例を見ない活発な取り組みに、今後ますます四国の水族館が脚光を浴び、熱いスポットとなることは間違いない。
水族館の“社会的役割”とはいったい何か?
第二部では、「四国の自然の魅力と四国活性化における水族館の役割と展望」をテーマに、ナビゲーターの岩瀬氏(四国海と生き物研究室)の進行のもとパネルディスカッションが行われた。
岩瀬氏は、「水族館はレクリエーションの場として大きな役割を果たしていますが、忘れてならないのは水族館の発信力や集客力です。また、水族館は博物館の一種であることから、生き物の生態を伝えたり、絶滅危惧種を保護したり、過疎によって失われる水辺の環境を保全したりなど、教育や研究・環境の側面においても地域において大きな役割を果たしています」と述べた。
さらに各水族館の館長は、水族館が持つ地域貢献の多様な役割について語った。一つは、水族館が地域の食に対して担う役割だ。
「四国にはたくさんのおいしい魚があります。不謹慎かもしれないが、四国に生きる魚たちが水槽の中でイキイキと泳いでいる姿を見て、おいしそう!食べてみたい!と感じていただき、市内やお店に足を運んでもらうことも一つの地域貢献だと思っています。また、最近の子どもたちは食卓やお店に出てくる刺身を見ても、生きた姿を想像できない子も少なくありません。その魚たちがどんな姿をし、どんな生態なのかを知ることは、食育という側面でも大切なことだと思います。」
「多くのお客様が地方に来てくれること自体が地域貢献ではないでしょうか。就職や進学で地方から都市部に人が流出してしまうことが問題になっていますが、地元に水族館があるということは非常に大きなことで、“水族館に就職したい”という声も多いんです」。
「島のちいさな水族館」では、地元の小中学校などを対象に海洋教育を行っている。海洋教育を体験した当時の小学生が、現在はスタッフとして活躍しているという事例も紹介された。また、「日和佐うみがめ博物館」ではウミガメの保護活動に取り組んでおり、そうした動物の保護活動が地域の人たちにとっての誇りになっているという。
四国水族館が目指す“地方創生”というビジョン
四国水族館 館長・松沢氏は、四国水族館が果たす地域への役割についてこう語る。
「四国水族館は名前に“四国”を名乗っています。全国さまざまな水族館がありますが、都市名や愛称ではなく、“四国”のように広域な地名を名乗っている水族館は他にはありません。私たちは地元宇多津町や香川県だけでなく、四国全体の活性化を責務としていきたい」。
今後も四国内の水族館が集結するイベントを積極的に行っていきたいと意欲を示した。
食・歴史・文化・自然など、四国には世界に誇るべき多くの魅力が存在する。その一方で、人口の流出、地方都市の魅力創出、交通アクセスの問題、南海大地震などの大災害へのリスク対策など課題も多い。これらの課題に立ち向かい、活性化を目指すためには、「自分たちの施設さえ良ければいい」といった発想ではなく、相互連携によって力を最大化することが大切となる。今回のシンポジウムは、四国水族館が目指す“地方創生・四国創生“に向けた第一歩と言ってもいいだろう。四国の玄関口に四国水族館が誕生することをきっかけに、いま四国圏域の水族館が団結しようとしている。
このシンポジウムには、「四国水族館」を筆頭に、「桂浜水族館」(高知県・高知市)、「むろと廃校水族館」(高知県・室戸市)、「日和佐うみがめ博物館」(徳島県・美波町)、「足摺海洋館」(高知県・土佐清水市)、「島のちいさな水族館」(徳島県海陽町)の四国エリアの6水族館が集結。各水族館の館長が一堂に会するということもあり、地元・宇多津町の方をはじめ、子連れのファミリー、さらには各水族館の熱烈なファンらも訪れた。来場者は300人を超え、予想を上回る盛況ぶりとなった。
四国水族館初代館長を発表。徐々に明らかになる四国水族館の全容。
シンポジウムの冒頭では、2020年3月開業予定の四国水族館の初代館長が発表された。国際ウミガメ学会の前会長であり、NPO法人日本ウミガメ協議会会長を務めるウミガメ研究者の松沢慶将(まつざわ よしまさ)氏が就任する。
松沢氏は、「四国水族館は四国水景をテーマとした文化的水族館」と紹介。すでにホームページなどで公開している四国水族館の展示内容に加え、次世代をリードする最新技術の導入や、動物の幸せを追求した飼育など、四国水族館の特徴を語り、少しずつ明らかになる四国水族館の姿に来場者も目を輝かせていた。
6つの水族館が展示の魅力や特徴的な取り組みを紹介
シンポジウム第一部では、「四国圏域各水族館の紹介と楽しみ方」をテーマに各水族館がそれぞれの見どころについてPR合戦を展開。いずれの水族館も“四国”を題材とした展示を行うという共通点がありながら、その展示方法や活動内容はオリジナリティに富み、会の終了後には参加者から「ぜひ見に行ってみたい!」という声が寄せられた。参加者にとっても新しい発見の場になったと言える。
現在四国エリアには9つの水族館があり、たびたびテレビや新聞、SNSなどから注目を集めているが、近年は老舗水族館「桂浜水族館」のキャラクターを使ったユニークなPRや、室戸市の廃校をリノベーションして誕生した「むろと廃校水族館」などの話題が記憶に新しい。さらに、2020年3月には新たに「四国水族館」の開業、7月には「足摺海洋館」の大規模リニューアルと続く。この全国的にも例を見ない活発な取り組みに、今後ますます四国の水族館が脚光を浴び、熱いスポットとなることは間違いない。
水族館の“社会的役割”とはいったい何か?
第二部では、「四国の自然の魅力と四国活性化における水族館の役割と展望」をテーマに、ナビゲーターの岩瀬氏(四国海と生き物研究室)の進行のもとパネルディスカッションが行われた。
岩瀬氏は、「水族館はレクリエーションの場として大きな役割を果たしていますが、忘れてならないのは水族館の発信力や集客力です。また、水族館は博物館の一種であることから、生き物の生態を伝えたり、絶滅危惧種を保護したり、過疎によって失われる水辺の環境を保全したりなど、教育や研究・環境の側面においても地域において大きな役割を果たしています」と述べた。
さらに各水族館の館長は、水族館が持つ地域貢献の多様な役割について語った。一つは、水族館が地域の食に対して担う役割だ。
「四国にはたくさんのおいしい魚があります。不謹慎かもしれないが、四国に生きる魚たちが水槽の中でイキイキと泳いでいる姿を見て、おいしそう!食べてみたい!と感じていただき、市内やお店に足を運んでもらうことも一つの地域貢献だと思っています。また、最近の子どもたちは食卓やお店に出てくる刺身を見ても、生きた姿を想像できない子も少なくありません。その魚たちがどんな姿をし、どんな生態なのかを知ることは、食育という側面でも大切なことだと思います。」
また、集客や雇用創出という面でも水族館の持つ役割は大きいと言う。
「多くのお客様が地方に来てくれること自体が地域貢献ではないでしょうか。就職や進学で地方から都市部に人が流出してしまうことが問題になっていますが、地元に水族館があるということは非常に大きなことで、“水族館に就職したい”という声も多いんです」。
「島のちいさな水族館」では、地元の小中学校などを対象に海洋教育を行っている。海洋教育を体験した当時の小学生が、現在はスタッフとして活躍しているという事例も紹介された。また、「日和佐うみがめ博物館」ではウミガメの保護活動に取り組んでおり、そうした動物の保護活動が地域の人たちにとっての誇りになっているという。
四国水族館が目指す“地方創生”というビジョン
四国水族館 館長・松沢氏は、四国水族館が果たす地域への役割についてこう語る。
「四国水族館は名前に“四国”を名乗っています。全国さまざまな水族館がありますが、都市名や愛称ではなく、“四国”のように広域な地名を名乗っている水族館は他にはありません。私たちは地元宇多津町や香川県だけでなく、四国全体の活性化を責務としていきたい」。
今後も四国内の水族館が集結するイベントを積極的に行っていきたいと意欲を示した。
シンポジウム終了後、四国の水族館同士が連携する必要性について各水族館館長も口をそろえた。「四国の水族館はお客様を取り合うことはありません。むしろ連携することにより、お互いの集客にもつなげていきたい。各施設には深い専門知識やノウハウを持った人たちがいますので、困ったときにいつでも相談できる環境があるということはメリットしかありません。また、万が一の震災・災害に備え、お互いが助けあえる関係性・環境を築くことも重要です」。
食・歴史・文化・自然など、四国には世界に誇るべき多くの魅力が存在する。その一方で、人口の流出、地方都市の魅力創出、交通アクセスの問題、南海大地震などの大災害へのリスク対策など課題も多い。これらの課題に立ち向かい、活性化を目指すためには、「自分たちの施設さえ良ければいい」といった発想ではなく、相互連携によって力を最大化することが大切となる。今回のシンポジウムは、四国水族館が目指す“地方創生・四国創生“に向けた第一歩と言ってもいいだろう。四国の玄関口に四国水族館が誕生することをきっかけに、いま四国圏域の水族館が団結しようとしている。
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