世界的に活躍する作曲家 藤倉大をアーティスティック・ディレクターに迎えた1day音楽フェスティバル「ボンクリ・フェス2018」、今年も開催!
世界中の「新しい音」が聴ける1dayフェス、待望の第2回開催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場(東京都豊島区/館長:荻田伍)は、昨年のゴールデンウィークに続き、世界的に活躍する作曲家 藤倉大をアーティスティック・ディレクターに迎えた音楽フェスティバル、”Born Creative” Festival 2018(略称:ボンクリ・フェス 2018)を、シルバーウィークの最終日9月24日(月・祝)に開催します。
昨年度(2017年度)新たな企画として開催した本フェスティバルは、「今の時代の音楽をより多くの人々に楽しんでいただきたい」という思いから、アーティスティック・ディレクターの藤倉大が、その融通無碍な感性で選んだ「世界中の新しい音」を、赤ちゃんからシニアまであらゆる人々に楽しんでいただこうという企画です。昨年の好評に応え、2回目となる今年はさらなる「新しい音」をご用意して皆様のご来場をお待ちしております。
「ボンクリ」とは「ボーン・クリエイティヴ」、「人間は皆、生まれつきクリエイティヴだ」という意味。このフェスティバルを通じ、より多くの人々が「新しい音楽」に触れ、子どもの頃の感性を呼び戻し、今後も「新しい音楽」への興味を持ち続けるようになればと考えています。また、社会全体でのクリエイティヴィティの必要性が高まってきている中、このフェスティバルが、人間のクリエイティヴィティを高めるために芸術が果たす役割について考える機会になればと考えています。
《東京芸術劇場HP 「ボンクリ・フェス2018」公演ページ》
http://www.geigeki.jp/performance/concert138/
《ボンクリ・フェス公式Twitterアカウント》
https://twitter.com/BornCreativeFes
<ボンクリ・フェス2018の楽しみ方が丸わかり!藤倉大からのメッセージ>
BGMは、今回のフェスティバルで日本初演となる、藤倉大作曲「チェロ協奏曲」。藤倉自身がこの動画に合わせて編集しました。
<ボンクリ・フェス2018を見逃せない3つのポイント>
1、丸一日、ジャンルを越えた「新しい音楽」が東京芸術劇場に溢れかえる!
「ボンクリ・フェス」は、大人になってもクリエイティヴな感性を持ち続けている音楽家たちが東京芸術劇場に集結し、赤ちゃんからシニアまでが一日中楽しめる音楽祭。
日中に行われる「ワークショップ・コンサート」には、「合唱の部屋」「パーカッションの部屋」「ノルウェーの部屋」など多種多彩なプログラムが並び、すべて0才より入場できます。できるだけ多くの人に「新しい音楽」に触れてもらおうと、チケット価格を抑え、夜の「スペシャル・コンサート」はS席でも3,000円としました。このチケットがあれば昼間のワークショップ・コンサートも無料で楽しめます(各定員あり、事前申込制)。チケットが無くても楽しめる「アトリウム・コンサート」もあり、朝から夜まで一日中、東京芸術劇場の中で過ごしていただけます。
2、夜の「スペシャル・コンサート」、注目は「Sizzles」と「Cantus Omnibus Unus」ライブ・リミックス
夜の「スペシャル・コンサート」には、脳内を刺激する「ボンクリ」音楽が集結します。その中でも特に見逃せないのが、実験音楽を代表する音楽家アルヴィン・ルシエによる「Sizzles」です。これは、楽譜に「オルガンの低音が響くにつれて、ドラムの皮が共鳴して振動し、ドラムは響き、物質は動く」とだけ記された曲。果たしてどのような音が聴こえてくるのでしょうか?
また、坂本龍一の合唱曲「Cantus Omnibus Unus」のライブ・リミックスにもご注目。この美しい合唱曲を東京混声合唱団が歌った直後に、その音源をその場でリミックスする即興演奏です。リミキサーは、2005年からノルウェーで“ライブ・リミックス”をコンセプトのひとつとする即興音楽祭「プンクト・フェスティバル」を開催している音楽家、ヤン・バングとエリック・オノレに、藤倉大が加わります。また、ギターのアイヴィン・オールセットとトランペットのニルス・ペッター・モルヴェルが即興で参加。世界で最も先鋭的・画期的な音楽祭を東京で味わえる、貴重な機会となるでしょう。
《「Sizzles」実験の様子の紹介記事》
https://ontomo-mag.com/article/event/born_creative_festival2018/
3、泣き叫んでもOK! 「スクリームの部屋」
未就学児をお連れのお客様を対象に、コンサートホールでのスペシャル・コンサートを別室で同時中継します。この部屋の中では、泣いても叫んでも問題なし!という意味で「スクリームの部屋」と名付けました。途中入退場ももちろん可能です。0才のお子さまとも一緒に「ボンクリ」音楽をお楽しみいただけます。
<アーティスティック・ディレクター 藤倉大からのメッセージ(抜粋)>
この「ボンクリ・フェス」は、大人になっても5歳の子供のままクリエイティヴでいる人達の作品を、赤ちゃんからシニアまでが楽しめる1日音楽祭。去年一体どうなるのかなと思いつつ開催したところ、企画した僕たちもびっくりするくらいの大反響で、2回目もやるしかないでしょう!ということで、今年もまたやります!
朝から晩まで、「ボンクリに関わりたい!」という色々なジャンルの音楽家によるイベントを東京芸術劇場内に散りばめました。演奏家と共に参加し、一緒に音楽を作るワークショップもあり、即興音楽もあり、日本の伝統音楽である尺八も、合唱も、ブラジルの音楽も、エレクトロニクス(電子音楽)も、現代音楽アンサンブル作品もあり、日本の演奏家はもちろん、ヨーロッパ、アメリカからも多彩なジャンルの音楽家が集まります。丸一日、東京芸術劇場館内に「新しい音楽」が満ち溢れます。
9月24日は是非芸劇へ!
<フェスティバル概要>
★デイタイム・プログラム 11:00~17:00
赤ちゃんからシニアまで楽しめるアトリウム・コンサートや、ワークショップ・コンサートを館内各所でおこないます。
誰でも楽しめる! 無料プログラム
◆アトリウム・コンサート(無料)
ボンクリ精神あふれる音楽が東京芸術劇場の館内を駆け巡ります。何が演奏されるかは、当日までのお楽しみ!
時間:10:50、11:50、16:45、17:05
◆電子音楽の部屋(入場無料・入退場自由)
アクースモニウム(電子音響音楽の演奏装置)奏者として活躍する檜垣智也がデザインした音響空間で、ベルナール・パルメジャーニ、ポーリン・オリヴェロス、ベアトリス・フェレイラの音楽をお聴きいただけます。
時間:11:00~18:00
スペシャル・コンサートのチケットで楽しめる!ワークショップ・コンサート
「スペシャル・コンサート」、もしくは「スクリームの部屋」のチケットをお持ちのお客様は、ワークショップ・コンサートに無料でご参加いただけます。(事前申込制・各部屋定員あり)
◆11:00 チェロの部屋
演奏:カティンカ・クライン
◆12:15 合唱の部屋
東京混声合唱団メンバーによるコンサート
◆13:10 パーカッションの部屋
イサオ・ナカムラによるコンサート
◆14:05 ノルウェーの部屋
演奏:ヤン・バング、エリック・オノレ、アイヴィン・オールセット、ニルス・ペッター・モルヴェル
◆15:00 ノマドの部屋
アンサンブル・ノマドメンバーによるコンサート
◆15:55 ルシエの部屋
題材:アルヴィン・ルシエ「I Am Sitting in a Room」、講師:トーンマイスター石丸
【お申込み】
対象:同日の「スペシャル・コンサート」もしくは「スクリームの部屋」のチケット購入者。
※すべて0歳より入場可。未就学児には高校生以上の方のご同伴が必要です。
受付期間:2018年8月1日(水)11:00~8月24日(金)23:59
※お申込み多数の場合は抽選。締切後に空きがある部屋は二次募集を行います。
お申込み方法詳細は、東京芸術劇場 公式HPをご覧ください。
http://www.geigeki.jp/performance/concert138/
【同時中継】
ワークショップ・コンサートは、すべて地下1階、1階、5階のヴィジョンにて同時中継を行います。ワークショップ・コンサートの様子を無料でご覧いただけます。
★スペシャル・コンサート
17:30開演/16:30ロビー開場
会場:コンサートホール
コンサートホールでおこなう、一夜限りのスペシャル・コンサート。即興音楽もあり、合唱もあり、エレクトロニクス(電子音楽)もあり、オーケストラ作品もあり。脳内を刺激する「ボンクリ」音楽が一夜に集結!
【プログラム】
- 作者不詳/ハナクパチャプ
- オリヴィエ・メシアン/おお、聖なる饗宴
- ペーテル・エトヴェシュ/バス・ティンパーノのための「雷鳴」
- アルヴィン・ルシエ/Sizzles
- クロード・ヴィヴィエ/神々の島
- 大友良英/曲目未定
- 坂本龍一/Cantus Omnibus Unus
- 「Cantus Omnibus Unus」ライブ・リミックス
- 藤倉大/チェロ協奏曲(アンサンブル・ヴァージョン/日本初演)
【出演】
アンサンブル・ノマド(指揮:佐藤紀雄)
東京混声合唱団
カティンカ・クライン(チェロ)
ヤン・バング(エレクトロニクス)
エリック・オノレ(エレクトロニクス)
アイヴィン・オールセット(ギター)
ニルス・ペッター・モルヴェル(トランペット)
イサオ・ナカムラ(パーカッション)
大友良英
藤倉大(エレクトロニクス)
***
サウンドデザイン:永見竜生[Nagie]
【チケット料金】
全席指定・税込
S席:3,000円、A席:2,000円、高校生以下:1,000円
※高校生以下チケットは、東京芸術劇場ボックスオフィスのみ取扱い(枚数限定・要証明書)
※障害者割引あり。詳細は東京芸術劇場ボックスオフィスまでお問合せください(要事前予約)
★スクリームの部屋
17:30開演/17:00開場
会場:シンフォニースペース(5階)
未就学児をお連れのお客様を対象に、コンサートホールでおこなうスペシャル・コンサートを同時中継いたします。 コンサートホールにお入りいただけない小さなお子さまとも、一緒に「ボンクリ」音楽をお楽しみいただけます。
【対象】未就学児とその同伴者(0才から入場可・途中入退場自由)
【料金】大人・未就学児共通:500円(事前申込制・定員あり・税込)
<スペシャル・コンサート、スクリームの部屋 チケット取扱い>
東京芸術劇場ボックスオフィス
電話:0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)
窓口:営業時間 休館日を除く10:00~19:00
WEB:http://www.geigeki.jp/t/
※チケットぴあ、イープラス、ローソンチケットでも取扱いあり。
※スクリームの部屋は、窓口・電話のみ受付。
<お問合せ>
東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)
東京芸術劇場 公式WEB:http://www.geigeki.jp/
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)、豊島区
助成:公益財団法人 花王 芸術・科学財団、公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション、平成30年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
協賛:キッコーマン株式会社
特別協力:ノルウェー大使館
協力:KAJIMOTO
★関連企画 エル・システマ作曲教室 自分が好きな「音」を見つけよう!
「ボンクリ・フェス」誕生のきっかけとなった「作曲教室」、今年も開催!
http://www.geigeki.jp/performance/concert156/
【日程】2018年9月24日 (月・祝) 11:00~13:00
【会場】東京芸術劇場 リハーサルルームL(地下2階)
【講師】蒲池愛、黒田鈴尊
【お問合せ】東京芸術劇場事業企画課「エル・システマ作曲教室」担当 03-5391-2114
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
共催:一般社団法人エル・システマジャパン
特別協賛:LVMHモエ ヘネシー・ルイ・ヴィトン・グループ
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