丸の内Vacanで、スイスボーグ主催ブロックチェーン・ユニコーンズ東京を開催!豪華登壇者を含め、多くの方々にご参加いただきました。
ブロックチェーン・ユニコーンズ東京:日本と中国においてのブロックチェーン流通
東京を封切りに4つの大都市、Sydney,Singapore,HongKongで開催される”Blockchain Unicorn”は、中国のトップ20のVCを主体として行われます。イベント内で複数のプロジェクトがピッチを行い、選ばれたプロジェクトは上海で開かれる最終イベントで1000人の招待客の前でのプロジェクト発表へと進みます。イベントの様子は中国の国営テレビ、上海東方テレビで放映され、スポンサーとなっているVCに直接プレゼンをする機械が与えられます。
今回のイベントは、プレゼンテーション、パネルディスカッション、イベントピッチと3つのカテゴリーに分けられ、日本、中国、韓国からブロックチェーン界の第一線で活躍するパイオニア達をお招きし、市場の現状や今後、プロジェクトについて語っていただきました。
Blockchain and Smart Economuy : Da Hongfei — NEO、OnChain創立者CEO
NEOの創立者としても、有名なDa Hongfeiを中国からお招きし、”BlockchainとSmartEconomy”について語っていただきました。
NEOやOnChainの方向性や、テクノロジーを使うことによって、今後我々の日々の生活にどのような新たなエコシステムを生み出すことができるかについて説明しました。
今回の日本でのイベント登壇や滞在の様子を収めた、Da Hongfeiドキュメンタリーが3月に放映予定です。
SwissBorg V0 アプリ・リリースについての発表
待望のスイスボーグ・アプリ第一弾となる投資シミュレーションアプリが今年リリースとなります。今年春にダウンロード開始を予定しているスイスボーグV0アプリは、ビットコインの日々の値段動向を予想することによってポイントを集めることができる、ゲーミングアプリとなります。ユーザーは獲得ポイントによってランキング付けされ、優秀プレイヤーには報酬と共に2019年Q4にリリースされる資産管理アプリへの優先的なアクセスが約束されます。ビットコイン動向予測の他にも、参加率や友達を招待することによって、ポイント獲得、ランクを高めることができます。
Q4にリリース予定のスイスボーグ携帯アプリは、クリプト資産管理アプリです。ユーザーは、法定通貨とクリプトのどちらからでも利用可能。ワンストップで複数の取引所に接続でき、スイスボーグ・クリプト指数へのアクセスやポトフォリオ管理、全てを一つのアプリで行うことができます。
イベントでピッチした3つの有望なプロジェクト
1. AI Poker, AI Game Foundationから最初にローンチされた、世界初のAI、ビッグデータ、ブロックチェーン技術を統合させたオンライン・ポーカー・プラットフォーム。シンガポールに本社を置くAI Game Foundationは、AI技術を使った分散型知能ゲームコミュニティー構築を、最先端技術を導入することによって可能とします。
2. Rapidash, United States Securities and Exchange Commission (SEC)から初となるSTOライセンスを取得したプロジェクト。IPFSインフラ分野で現在のHTTPネットワークエコシステムを革新する事に注力を入れています。ブロックチェーン業界の投資容量を高めるため、ワンストップ分散ストレージとコンピューティングシステム、更に全てのブロックチェーンプロジェクトに置いての基盤を提供いたします。
3. Trust Verse, デジタル個人財産総合設計プロトコルをベースとした資産管理プラットフォーム。このプロトコルによって、クリプトアセットはもちろん、全てのオンライン上で所有するデジタル資産をスマートコントラクトを通して明確化し、取引の証明を円滑に行うことができます。AIディープラーニングとマルチデータ金融ポートフォリオ最適化エンジンを基盤とした、資産管理プラットフォームです。
パネルディスカッション
メディアでも大きく取り上げられるように、中国はクリプトに厳しく、逆に日本はクリプトに優しいというイメージが多くの人々、特に海外から見た場合に定着しつつあるように思えます。しかし何に対しても同じように、実際に蓋を開けてみると全く違った、なんて事はありませんか?今回のイベントでは、そんな日本と中国市場の違いにフォーカスを起き、2つのパネルに分けて検証してみました。様々な分野からお招きした方々に、2019年度のトレンド、今後大きく変化し発展していくであろうブロックチェーンやデジタルアセットについて議論していただきました。
【日本は本当にクリプトに優しい?】
スイスボーグ・アジアヘッドのKen Yagamiが司会となり、”日本は本当にクリプトに優しいのか?”という議題について、パネルディスカッションを行いました。Yusuke Itoさん(Hakuhodo Blockchain Initiative)、Takahito Kagamiさん(Coin Post編集長・CCO)、Ryuichi Tanakaさん(Financie CEO・gumi cryptoアドバイザー)、Shingo Arai(Arata)さん(Crypto times Co-founder・CEO)、Shogo Roさん(Framgia Blockchain divisionマネージャー)、Yohei Fusayaさん(Ginco COO)にご参加いただきました。
クリプト値がピークに達した2018年の初めから、大幅下落しベアマーケットと言われている現在までの動きについて、規制や今後に向けた考えや更にクリプトに限らず、どのようなフィールドでブロックチェーンが活用されていくのか、またどうやって一般普及へと繋げるのかについて語っていただきました。
改正資金決済法で2017年より仮想通貨についての法律が強化され、取引所のハッキング事件を機にさらに規制が厳しくなってきています。当時最大手だったマウントコックスの存在を含め、街中やCMでFXや株の金融商品と同様に大々的にクリプト取引が宣伝される事が増えてきた事もあり、国内外でも日本はクリプトに前向きな国と位置付けされてきた。去年の夏に行われたアンケート結果に基づき、日本が世界最高のクリプト保有人口を誇ると、複数のメディアで取り上げられている。日本において、クリプトがここまで一般的に知られていった理由の一つとして先程の説明にも上げたように、規制が整備されたことにより、大手クリプト取引所の芸能人を起用したテレビCMが格段に増え、雑誌の投資コーナーでもクリプト特集が組まれるなど注目を集め、新聞でも”仮想通貨”の文字をよく目にするようになった。一般に知られ、クリプト保有者が増えていった背景には、業界のスピード感の速さに若い層が魅力を感じ、大きなシェアはそこからきているとの味方が強いようだ。さらに、日本には特有の文化や流行りがあり、アニメやコスプレ、オタク文化が発展し根強いファンが多いのと同様に、クリプトにも熱狂的でコアなファンが多く、その層がマーケットを支えているという意見もあった。
しかしそんな中、クリプトブームとなった2018年の初めに値段の急激な高騰に惹かれ参入したユーザーには、投資経験のない初心者も多く、ピーク時で購入し、落ち続けるプライスからなる多額な損益により、その後現在に至るまで一気に引いてしまっている状況である。
今後、クリプトを一般普及へと導くには、投資商品としての価値だけでなく、実際に日々の生活で利用できる通貨としての機能性を加える事が重要であり、その結果としてトークンという言葉が自然に浸透していくと考えられます。
規制や法律についての話では、整備されたとはいえ、やはりまだ新しい市場である事から、明確化されていない部分が多く存在し、未だわかりずらい状況であることは確かである。弁護士と相談し、金融庁と話をするまでのプロセスは費用と時間が嵩み、規制を更に明確化することによって、新たな企業やプレイヤーが参入してくる機会が増えると思われます。
技術面の話では、ブロックチェーン=仮想通貨というイメージが強く、実はブロックチェーンをしっかりと理解している人はほんの一握りしかいないのが現状です。そんな中でも、ようやく日本国内で最近企業がブロックチェーンを技術として導入する事例が増えつつあります。今後、技術としてブロックチェーンを広めていくにはゲームだったりと、先進的で複雑な技術よりも一般の人から親しみやすくわかりやすいプロダクトから初めていくのが得策だと考えられます。更に、実用性のあるプロダクトを開発することによって、クリプト同様に自然と技術が普及していくと考えられます。
今回のパネルディスカッションのまとめとしましては、規制を強化し明確化することによって、企業のブロックチェーン技術の導入を容易なものとし、規制強化はクリプト投資家保護へと繋がり、安心できるマーケットを整えることで、クリプトに興味を持つ新しい投資家の増加へと導きます。更に、クリプトとブロックチェーンの実用化を早める事で、自然と一般へ浸透していくと考えられます。
【中国は本当にクリプトに厳しい?】
14億人近い人口を誇る中国は、ブロックチェーンやクリプト市場、更にマーケットへの投資に置いても、世界の中でも最も活発的な国の一つであると言えます。
スイスボーグ・チャイナのアンバサダーであるWang Chaoと、PR・事業開拓マネージャーのAmber Chookが司会となり、”中国国内でのクリプトとブロックチェーン事情と行く末”というパネルディスカッションが行われました。日本では珍しいメンバーの組み合わせで進行された今回のパネル、豪華なラインアップとなりました。Hironao Kunimitsuさん (gumi創立者・CEO)、An Xinxin (Jinse創立者)、Chen Fei (OKEx傘下の99EX共同創立者)、Xiong Zhiqin (Lianguantianxia共同創立者)、Terry Wang (IOST共同創立者・CTO)、Yu Wenhui (Coin Voice CEO・Binance共同創立者)にご参加いただきました。
クリプトブームの初めごろから中国政府は、クリプトアセットやブロックチェーン技術の重要性を軽視してきたように思われます。”ビットコインではなく、ブロックチェーン”というシンプルなフレーズが国が示す戦略となっています。外からは見えにくい中国国内での現状。ミステリアスで謎に包まれた内部事情を、実際に中国ブロックチェーン業界に関わるパネリストの方々に語っていただきました。
・中国のブロックチェーン事業は、世界で最も資金が豊富にあると言えます。2018年10月時点で、アメリカのブロックチェーンスタートアップ933社が44.87億USドルを調達したのに対し、中国ではブロックチェーン企業61社が15.12億USドルもの資金調達に成功しています。更に、中国に本社を置く企業の平均評価額は、米国の12.6百万ドルよりも遥かに高い、115.2百万ドルとの結果が出ています。合計投資額の観点から見ても、他国に比べ中国企業は高額の資金集めを行なっています。平均して、アメリカブロックチェーンスタートアップの481万USドルに比べ、 中国ブロックチェーンスタートアップは2479万USドルとなっています。
・クリプト氷河期にも関わらず、平均投資額は中国系VCからが最も高いとされています。2018年10月時点で、取引数が最も多いアメリカでは1330回行われ平均504万USドル、その次がイギリスで269回の平均237万USドル、カナダが224回の2009万USドル。驚くことに中国は94回しか取引が行われておらず、平均は7031万USドルと最も高く、やはり中国の資金の豊富さが窺えます。尚、4分の3ほどはブロックチェーン企業への初期段階での投資となります。
・2019年度は、銀行を筆頭に従来の企業がブロックチェーン技術を取り入れ始める年とされています。
中国の中央銀行であるthe People’s Bank of China(PBoC)は、銀行間支払いを合理化し、中小企業のより広範な金融商品へのアクセスを可能とする、ブロックチェーンをベースとした金融取引プラトフォームの開発を後押ししています。中国の大手銀行であるBank of Chinaも、フィンテックとブロックチェーン技術への積極的な投資を行うという発表をしました。
・2019年度に投資すべき、有力ブロックチェーンプロジェクト。
専門家達が推薦する、投資家が注目をすべきプロジェクトの基準は、1)マーケティングにはあまり手間をかけず、プロダクト開発に一番力を入れている、2)ベアマーケットにも耐えられるだけの資金を蓄えている、3)現実問題の解決を目的としているプロジェクト開発を行なっている。
今回のブロックチェーン・ユニコーンズ・イベントのパネルディスカッションをWang Chaoが次の言葉で締めくくりました。”革命的なテクノロジーの発展が最も成長するのは形成時とされており、この時期がどれだけ長くても最後には突破し、抜け出します。我々に必要とされているのは、なぜ最初に始めたのかという理由を忘れず、それを信じ続けることです。”
【協力】
丸の内Vacans <https://vacans.tokyo> by FLOC <https://floc.jp>
【企業情報】
社名:スイスボーグ・ジャパン株式会社
住所:150-0034 東京都渋谷区代官山町20-23
事業内容:仮想通貨資産管理プラットフォーム開発、運営
代表:谷上健
【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
担当者:鈴木りさ
メール:risa@swissborg.com
URL:https://swissborg.com
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