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日本中医薬研究会
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    新型コロナウイルス感染症対策WEB交流会国内外700名の漢方専門家集う

武漢で1000人以上治療の張氏 コロナ肺炎軽症患者に対して漢方薬の有効性を証明

日本中医薬研究会

2020年4月11日(土)、日本中医薬研究会(会長乾康彦)主催、日本中医学会・日本中医協会・東洋学術出版社、日中医薬健康協会共催、イスクラ産業(株)協賛にて、新型コロナウイルス感染症対策について、漢方専門家による交流会が行われた。中国武漢にて1000人以上の患者の中医学(中国漢方)治療にあたった天津中医薬大学学長張伯礼先生を招き、2か月にわたる治療の経過と結果を共有し、日本での漢方薬治療の可能性を探った。
参加者は金沢大学付属病院漢方医学科臨床教授小川恵子先生をはじめ、国内外から700名以上の漢方専門家が集うこととなった。

武漢での中医学治療結果はすでに各種資料にて報告され、日本感染症学会HPには小川先生による特別寄稿が掲載されている(http://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=140)。今回の交流会では、その具体的な成果を張学長から直接聞くとともに、日本の漢方専門家からの質問に、実際に治療にあたった張学長が答える形式で行われた。

中国では膨大な数の感染者に対しての「清肺排毒湯」と呼ばれる煎じ薬をはじめ、様々な漢方処方服用により、現代医学のみで治療した群に比べ、有意な差で症状の軽快が認められたとされる。この方法を日本でそのまま適用することは薬機法上難しいが、日本の中医学の専門家からは、現状入手可能な漢方薬の範囲内で重症化を防ぐための方法を模索するため、数多くの質問が寄せられた。

ポイントとしては、新型コロナウイルス感染症は「湿毒疫」と考えられるため、「湿」を除く処方である「藿香正気散」が有用であるとされた。

なお予防のためにも中医学の適用は有用であると考えられるが、「弁証論治(各人の体質・症状を見極めて個々の治療方針を決める方法)」が必要であるとの意見であった。

現時点で新型コロナウイルス感染症の初期段階においては自宅にての経過観察がすすめられているが、張学長からは発症後1週間の対策が特に重要であるとの言葉があった。現代医学で確立された対処法がない現状において、自宅療養患者や、入院し経過観察を行っている軽症のPCR検査陽性患者の重症化を防ぐためには、先に候補に挙げられた「藿香正気散」などの漢方薬を早期に服用することが望ましいと考えられる。

今後日本での感染者が増えることが見込まれるなか、症状の重篤化を防ぐために、漢方専門家の指導のもとで漢方的治療が施される体制整備の必要性を強く感じる。

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業種
医療・福祉
本社所在地
東京都中央区日本橋1-14-4
電話番号
03-3275-0651
代表者名
乾康彦
上場
未上場
資本金
300万円
設立
1987年01月
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