「障害者の法定雇用率引き上げ」も、2人に1人以上が転職先を案内してもらえない
障害者向け求人サイト「エラビバ」が障害者の転職状況を調査
株式会社スペシフィック(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:森木 恭平、以下スペシフィック)が運営する、障害者向け求人サイト「エラビバ」は、当サイトの会員を対象に転職活動に関する調査を実施しました。
法定雇用率が引き上げられるなど、障害者雇用に注目が集まっています。しかし、求職者は転職時に人材サービスの利用を望むも、2人に1人はサービスの利用ができず入り口で断られているということが分かりました。以下、調査結果の主なポイントをご紹介します。
法定雇用率が引き上げられるなど、障害者雇用に注目が集まっています。しかし、求職者は転職時に人材サービスの利用を望むも、2人に1人はサービスの利用ができず入り口で断られているということが分かりました。以下、調査結果の主なポイントをご紹介します。
<調査結果のポイント> ・全体の約8割が転職経験あり、うち約3割が5回以上の転職をしている ・転職理由として、精神障害者の約5割が「心身の状態の変化」「人間関係」「障害への配慮不十分」を挙げ、身体障害者の約3割が「会社/業界の将来性が不安」「待遇への不安」を挙げている ・全体の約8割が就職先を探すうえで人材サービス利用をするため登録を実施 ・人材サービス登録者の約6割がサービス利用を断られている ・サービス利用を断られている理由の半数は「音信不通になったので理由が分からない」 ・全体の約5割が職場に求める配慮として「通院や服薬管理等の医療上の配慮」を求め、精神障害者の約5割が「業務量への配慮」、知的障害者の約8割が「業務習得を明確化する配慮」を挙げている |
<調査の背景>
障害者の「はたらく」を取り巻く状況は、企業目線の偏った情報にあふれています。生きていくために「働かなければならない」障害者と、雇用率という法律で「雇わなければならない」会社で成り立っているのが、障害者雇用の現状です。
「エラビバ」は、この状況を少しでも解決する手段として誕生した、障害者の「はたらく」をサポートする求人インフラサービスです。今回のアンケート調査は、障害に対する思い込みを排除し、障害について正しく理解する機会の創出を目指したものです。
<調査概要>
・調査手法:エラビバでのインターネット調査
・対象者:エラビバユーザー(身体障害者、精神障害者、知的障害者) n=309名
・期間:2019年8月13日~9月30日
<調査結果の詳細>
1.全体の約8割が転職経験あり、うち約3割が5回以上の転職をしている
全体で、「転職経験なし」が21%、「転職経験あり」が79%を占め、「転職経験あり」がはるかに上回っています。うち29%は5回以上の転職をしています。このことからも、転職がごく当たり前になっていると同時に職場定着が容易ではない状況がわかります。
精神障害者と身体障害者では、転職理由が大きく異なります。
精神障害者は「心身の状態の変化」「人間関係」「障害への配慮不十分」が半数を占めますが、身体障害者に関しては、同項目が転職理由の3割に止まっています。
しかし、身体障害者は、「会社/業界の将来性が不安」「待遇への不安」など、キャリアアップを意識した項目や、「勤務地への希望」の物理的な環境の問題を挙げています。
3.全体の約8割が就職先を探すうえで人材サービス利用をするため登録を実施
全体の78%が、人材紹介などを行う人材サービス会社を利用し、就職先を探しています。また、22%が当社サービス「エラビバ」が初めての人材サービスの利用です。
4.人材サービス登録者の約6割がサービス利用を断られている
人材サービスに登録をしたことがある者の55%は、サービス利用の意思があるにも関わらず、サービス利用をなんらかの理由で断られています。
5.サービス利用を断られている理由の半数は「音信不通になったので理由が分からない」
サービス利用を断られている理由の48%は、「音信不通になったので理由が分からない」です。次いで、「希望の職種・業種が対応範囲外」「サービスの対象範囲外に住んでいる」「年齢がサポート対象範囲外」とあります。このことからも、人材サービス側としても利用ユーザを選定しているのではないかと推測できます。
6.全体の約5割が職場に求める配慮として「通院や服薬管理等の医療上の配慮」を求めており、精神障害者の約5割が「業務量への配慮」、知的障害者の約8割が「業務習得を明確化する配慮」を挙げている
職場に求める配慮として、全体の54%が「通院や服薬管理等の医療上の配慮」を求めており、障害の種類に関係なく医療上の配慮は重要ということが分かります。
また、「業務量への配慮」に関しては、精神障害者の約49%、身体障害者の25%が挙げており、「業務習得を明確化する配慮」に関しては、知的障害者の75%、精神障害者の39%、身体障害者の28%が挙げています。このことから、障害の種類によって配慮してほしい点が異なることが分かる。
今後エラビバでは、障害の種類にとらわれないサポートを行っていきます。
過去に人材サービスの利用を断られてしまった障害者であっても、「選択肢を1提案」することを掲げ、新たな労働環境の創出、労働環境改善への呼びかけを行い続け、「エラビバなら、はたらける」という世界観の実現に向け邁進して参ります。
<スペシフィックサービス:エラビバの特徴>
障害者向け総合求人サイト
就労移行支援情報、ハローワークの求人、人材紹介会社の求人をまとめて見ることができます。
スマートフォン一つで、自分にあった仕事探しを可能に
いくつものサイトに登録する必要がなくなり、また、出向かなければ見られなかった求人情報が、家にいながら見ることができるようになります。
Web無料カウンセリングで、障害に応じた就職活動の情報を提供
個々の障害に応じた就職活動の情報を提供することにより、障害を持つ方のより良い就職活動のサポートをします。
<会社概要>
会社名 株式会社スペシフィック
代表者 代表取締役社長 森木 恭平
設 立 2016年4月
所在地 東京都渋谷区東3丁目21-1 スペシフィックビル
会社HP https://specific.co.jp/
サービス 障害者向け総合求人サイト「エラビバ」を運営(https://eraviva.jp/)
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