HundrEDトップ100(世界最高の100の教育プロジェクト)にランクインされたプロジェクトがモスクワから日本にやって来ます
このプロジェクトのプレゼンテーションは、6月19日から21日まで東京で開催される、教育に関する最大の専門展示会EDIXで行われます。モスクワ市政府ブースでは、VR診断、360度ツアー、ARゲームを備えたインタラクティブなインスタレーションゾーンにより、ビジターは現代のモスクワの学校での学習経験を体験することができます。
モスクワ市政府は、日本最大の教育展示会EDIX Tokyo 2019に初めて参加します。ここでは、モスクワの一般教育のデジタル化に関する3つの主要なイノベーションメガプロジェクトが紹介されます:「モスクワE-スクール」(「MESH」)、「プレプロフェッショナル・クラス」、知識のVR診断。2018年、ヘルシンキ(フィンランド)
でのHundrEDの教育サミットにおいて「MESH」と「プレプロフェッショナル・クラス」が世界の100の主要教育プロジェクトのリストに加えられました。
「都市規模のユニークなプロジェクト、たとえば電子プラットフォームは驚くべきもので、モスクワではどの学校でも使用されています。このように実践的に現実化されるのは非常に稀なケースですが、ロシアの首都でこれがなされたということに本当に感銘を受けました。メガプロジェクト「プレプロフェッショナル・クラス」の医学クラスに関して言うと、通常、学校教育で求められるものと現代生活で求められるもの、学校教育と将来の仕事の間には大きな違いがあります。何よりもこのプロジェクトが印象的なのは、研究者や高等教育機関の関心を小中学校に直接引き付けているという点です!プロジェクトの質は最高レベルであることをもう一度強調したいと思います。」HundrEDの創設者、サク・トゥオミネンのコメントです。
モスクワのすべてのメガプロジェクトは、大規模な国家構想「デジタルスクール」の一環として2025年までに現代の学校でハイテク教育環境を創造することを目的として開始されました。その目標は、生徒の個々の特性に合わせた学習への移行、生徒のための個別の教育法を確立することです。このような教育は伝統的な方法に比べて柔軟性に富み効果的で、ゲーム化やその他の技術を使用することで、よりインタラクティブで面白いものになります。
「モスクワは全力で教育をサポートしようとしており、教育の発展に投資するために自らの持つ資源を駆使しているという印象を受けました。市と学校の間のコミュニケーションと協力関係、また両者の共同作業も、本当に素晴らしいと思います。これはまさに私がソウルの教育システムで使用したいと思うものです。」とソウル教育部代表のチョ・ヘヨン氏は感想を語りました。
「モスクワ市教育部代表であるカリナ氏のスピーチは私たちに多くの考える糧を与えてくれました。モスクワと上海が、公正さと質の高い教育を確保したいという願望において非常に似ていることを、私たちは嬉しく思います。また、効果的な教育管理の概念カテゴリに共通点が多いことも分かり、これも非常に素晴らしいことだと思います。」とモスクワで開催されたフォーラム「City of Education」での報告の中で、上海教育省の副局長ジア・ウェイ氏がコメントしました。
モスクワ市政府のブースでは、訪問者は現代の生徒が勉強する方法を自ら体験することができます:天文学に関するVR-診断をした後にプレ・プロフェッショナル・クラスや研究室への360度ツアーを使ってモスクワの学校内に潜入したり、モスクワのE-スクールライブラリーのワークショップを受講したり、ARフィルター付きのインスタレーションでロシア文化のハイライトを楽しむことができます。
モスクワE-スクール
インタラクティブな筋道で行う授業や電子教科書のライブラリを含む、多機能対話型教育プロセス管理システムがブースには展示されています。
メガプロジェクト「モスクワE-スクール」は、2016年9月1日にモスクワで開始されました。それは教育の質を改善するために情報技術とサービスの最も効率的な使用を目的としています。これは電子ジャーナルや日記の機能と電子教育資料のライブラリを統合したものです。小中学校の教室には、新しいインタラクティブパネルと教師用のノートパソコンが用意されています。学校は全域Wi-Fi無線ネットワークでカバーされています。
市全体の電子ジャーナルや日記帳では、学習計画や時間割を作ったり、電子教科書やテストを使って課題を作成したり、授業内外での生徒の活動に関連するさまざまな種類の活動に対する評価を付けることができます。
市全体の電子教材のライブラリーはインターネットクラウドプラットフォーム上にあります。モスクワで最も優れた教師たちが考案した既成の授業の進め方スクリプトを使用することで、教師は授業の準備にかかる時間を節約し、授業中により多くの教材を生徒へ示すことができます。
「プレプロフェッショナル・クラス」
バイオエネルギー論、心理生理学、応用ナノテクノロジーなどの認知分野の研究室が含まれる、医学、工学および学際的プレ・プロフェッショナル・クラスを巡るVRメガネを着用したの360ツアーの形でブースで展示されています。
このメガプロジェクトは2015年モスクワで開始されました。課題は、現代の大都市のハイテク環境において、将来の職業と人生を手にするために必要な生徒のスキルと能力を伸ばすことです。モスクワの小中学校、高等教育機関、ハイテク企業の相互作用の新しいシステムが構築されたおかげで、現在、E-スクールは子供たちのスキルと能力の形成のために街の全てのリソースをまとめる重要な役割を担っています。
このプロジェクトは、モスクワで学ぶ子供たちにモスクワで必要とされる、多種多様な職業活動の内容、特徴、その未来の展望について深く知り、真剣に理解する機会を提供することも目的としています。
知識のVR-診断
プロジェクトはVRゾーンの形でブースに展示されており、そこでは天文学の知識に関するVR診断を受けることができます。
教育品質モスクワセンターは、サムスンギアVRとHTC VIVEプラットフォームをベースに、当時先駆け的にバーチャルリアリティ技術を、就学児の知識チェックのために使用し始めました。今日では、当センターの専門家たちは天文学、立体計測、化学および生物学に関する学科ごとの診断法を開発しています。
HundrEDについて
HundrED.Orgはフィンランドのヘルシンキに本部を置く非営利団体で、世界中に最良の教育の実践法を広めるため、野心的でインスピレーションを与える教育の革新を希求しています。
数千もの教育プロジェクトを調査し、HundrED.orgは毎年、HundrED国際ランキングという形で、最も優れたインスピレーションを与える革新的な100のプロジェクトを選定しています。
モスクワについて
モスクワはロシア連邦の首都です。世界の最も大きな都市のひとつで、非公式のデータによると1800万人以上が住んでいると言われます。国際的コンサルティング会社Resonanceによると、モスクワは生活環境の良さでトップ10の都市に入っています。また、インテリジェント・コミュニティ・アワードでは、世界のスマート・シティー・トップ7に入りました。モスクワは、ロシアで開催されたFIFAワールドカップ2018の一部の試合を開催した後、2018年ワールド・フェスティバル&イベント・シティ・アワードで、フェスティバルやイベントを開催するのに最良な都市の1つとして選ばれました。
2018年、モスクワの就学生がEuroSkillsヨーロッパ選手権で2つの金、4つの銀と1つの銅メダルを獲得しました。 彼らは、小中学生の国際大会で13個の金メダルと9個の銀メダルを獲得しました。
モスクワ市政府のウェブサイトには、国際的な専門家によるモスクワの業績のさらなる評価が掲載されています。
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