RPA導入の負担を軽減する「DocuWorks自動化パッケージ(WinActor)」を富士フイルムビジネスイノベーションと共同開発、展開開始

株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下:NTTデータ)は、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:真茅 久則、以下:富士フイルムビジネスイノベーション)と共同開発した「DocuWorks自動化パッケージ(WinActor)」を、富士フイルムビジネスイノベーションを通じて提供開始しました。
2021年6月9日


「DocuWorks自動化パッケージ(WinActor)」は、富士フイルムビジネスイノベーションが提供するドキュメントハンドリング・ソフトウエア「DocuWorks注1」と法人向けクラウドストレージサービス「Working Folder注2」に、パソコン操作を自動化するRPAツール「WinActor注3」を組み合わせ、帳票管理業務など5つの定型業務を自動化するロボットと、セットアップ゚支援も併せて提供することにより、シナリオ作成の負担を軽減し、業務の効率化・自動化を推進することを可能とするものです。月額制で提供となり、短期的かつ費用を抑えた導入が可能となります。
NTTデータは、今後も300社を超えるパートナーとのアライアンスを推進し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援していきます。

【背景】
WinActorは、多様なデジタルツールの中でも導入が容易であることに加え、学習サービスをセットとしたトライアル体系注4や、2万を超えるユーザーがノウハウの交換を行うコミュニティーサイト注5などのサポートサービス、コンテンツの充実により、さまざまな業務部門で利用可能な業務の自動化の有効手段として、6,000社を超える企業に採用されています。
NTTデータでは、WinActorはあらゆる企業の業務効率化・自動化に資するものになると考えており、より簡単に導入可能とするための方法を検討しており、このたび富士フイルムビジネスイノベーションと「DocuWorks自動化パッケージ(WinActor)」を共同開発しました。

【概要・特長】
「DocuWorks自動化パッケージ(WinActor)」は、WinActorを富士フイルムビジネスイノベーションが提供する「Docuworks」および「Working Folder」とパッケージ化したものです。また、RPAでの自動化に適する帳票管理業務などの5つの定型業務において、お客さまが導入済みの各種システム(クラウド型データベースアプリ「kintone」等)※と連携可能なWinActorシナリオと、セットアップ支援が富士フイルムビジネスイノベーションより提供されます(図1参照)。
シナリオは富士フイルムビジネスイノベーションの長年培った文書管理ノウハウをもとに、多くのユーザーで発生する定型業務を選定したものです。設定情報の管理は表計算ソフトのパラメーターシートにより行うため、初期導入時および業務内容の変更等が発生した際も、シナリオ自体の改修は不要となります。
本製品ではWinActorのシナリオ開発用ライセンスが不要であり、加えて月額制で提供することから、これまで開発リソースや予算の不足によりRPA導入に踏み切れなかった企業も、短期的かつ費用を抑え自動化することが可能となります。

※Docuworksとの連携シナリオが提供されるソフトウエア、サービス
  ◆ 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社:「業務別らくらくスキャン Pro」(複合機・プリンター追加型スキャン業務支援アプリケーション)
  ◆ サイボウズ株式会社:「kintone®」(クラウド型データベースアプリ)
  ◆ 株式会社オービックビジネスコンサルタント:「商奉行®」、「商蔵奉行®」(基幹業務パッケージ)
  ◆ AI inside 株式会社:「DX Suite」(AI OCR サービス)

図1:5パターンの定型業務と各種システムとの連携図1:5パターンの定型業務と各種システムとの連携


≪提供される自動化シナリオの例≫
複合機でスキャンした帳票をサーバーから取得し、Docuworksによる属性付与、Working Folder上でのフォルダ作成、帳票格納までの一連の処理を自動化します。「フォルダ名」や「ファイル名」には、帳票に記載された「日付」や「取引先名」などの情報が自動的に付与されるため、格納後も容易に検索することが可能です。
複合機でスキャンした帳票やワークフローで承認された帳票をクラウドストレージに自動的に保管するといった定型業務の場合、業務プロセスの検討や自動化するためのロボット開発にかかる工数が不要となり、お客さまの作業工数を最大97%削減注6できます。

図2:帳票管理業務の一例図2:帳票管理業務の一例

【今後について】
NTTデータでは、特定業務/システムとWinActorの組み合わせにより、多くの業務が低価格かつ短期間で自動化可能となるソリューションの企画・展開を今後もパートナーと共に推進していきます。また、このような取り組みの成果を、「スマート自治体プラットフォームNaNaTsu注7」に代表されるDXプラットフォーム上で展開していくことにより、ロボットと人が協働する未来(COBOTPIA注8)の実現をめざします。


富士フイルムビジネスイノベーションについて
1962年に富士ゼロックスとして創業して以来培ってきた技術や知見をもとに、デジタル複合機をはじめとしたオフィス機器、プロダクションプリンターや、ITソリューションの研究・開発・生産・販売、および業務プロセスのアウトソーシングサービスを提供し続けてきています。
2021年4月1日、「ビジネスに革新をもたらす存在であり続ける」との決意のもと、社名を富士ゼロックス株式会社から富士フイルムビジネスイノベーション株式会社に変更しました。

注1:DocuWorksは、国内外販売累計777万ライセンスを誇る富士フイルムビジネスイノベーション社のドキュメントハンドリング・ソフトウエアです。文書作成、文書の束ね・ばらし・書き込み・付箋などの編集、文書への属性やセキュリティー付与などが行えます。
注2:Working Folderは、富士フイルムビジネスイノベーション社の文書管理・共有のクラウドサービスです。強力なセキュリティーを特徴としており、社外への文書共有や外出先や自宅からの文書へのアクセスを、安心・安全に行うことができます。
注3:WinActorは業務効率の向上を支援する純国際のRPAツールです。日本国内におけるNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
注4:RPA「WinActor」無料トライアルについて https://winactor.com/web_trial
注5:WinActorユーザーフォーラム https://winactor.com/questions/
注6:2業務(各20時間/月)を1年間実施した場合、全て手作業で実施すると480時間、本ソリューションでは、6時間(設置+Excelシートの設定)で完結(富士フイルムビジネスイノベーション試算)
注7: 「スマート自治体プラットフォームNaNaTsu」は、スマート自治体実現貢献のため、自治体向けAI-OCRサービス「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」とRPAツールWinActorを組み合わせたサービスです。
https://cobotpia.com/nanatsu/
注8:COBOTPIAは、「CO(共に)」「ROBOT(ロボット)」「TOPIA(理想郷)」を組み合わせた、NTTデータがめざすロボットと人が協働する未来を実現するブランドです。
https://cobotpia.com/
*文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社NTTデータ
社会基盤ソリューション事業本部 
ソーシャルイノベーション事業部
RPAソリューション担当
鈴木、万月(まんげつ)
Tel:050-5546-7720
 

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会社概要

URL
-
業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル
電話番号
03-5546-8202
代表者名
本間 洋
上場
東証1部
資本金
-
設立
1988年05月