F5、「2021年版アプリケーション戦略レポート」を発表:日本を含むアジア太平洋地域の企業は、アプリのモダナイゼーションとコンピューティングを加速

新型コロナ禍で引き続きデジタル革新が加速しており、AI、テレメトリ、マルチクラウドの展開が重要視される

F5(本社:米国ワシントン州、NASDAQ:FFIV)は、「2021年版アプリケーション戦略レポート」を発表しました。毎年実施され、今回で7回目となる本調査では、コロナ禍を背景とするトレンドが明らかになりましたが、その一因には消費者の実態の変化に対応するべく、企業がデジタル体験の刷新を行ったことが関係しています。2020年には、企業もデジタル変革への取り組みを大幅に加速させましたが、この傾向は新型コロナの収束後も続くと予想されます。対面でのコミュニケーションが限定される中、アプリケーションや、それが促進するデジタル体験は、企業の存在感や成長力の同義語となりつつあります。

F5のBIG-IP担当上級副社長兼統括マネージャであるKara Spragueは、次のように述べています。
「2021年版レポートは、現在IT・情報システム部門が優先的に取り組む、相反する要素や機能を両立させるという多くの重要課題を明らかにしています。もちろん、よく語られる、柔軟性や利便性とセキュリティの両立の課題もありますが、膨大な量のデータを生成しながらも、そのデータから意味のあるインサイトを適切に抽出する企業の取り組みもその一つです。同様に、企業が運用コストを削減するために自動化技術をより活用するようになった一方で、顧客中心のデジタル体験に向け、これまで以上にアプリケーションをカスタマイズする傾向も確認されています。これらの多くは、企業がコロナ危機に迅速な対応をし、無数の運用上の検討事項、懸念事項、新たな機会に急遽取り組むことを余儀なくされた結果です」

IT・情報システム部門の担当者が、変化のスピードや体験のデジタル化のペースに追いつくことは、ほぼ不可能だと感じる中で、接続性の向上、遅延の低減、セキュリティの確保、データ・インサイトの活用は、今まで以上に不可欠なものとなっています。さらに、DevOpsの観点から、マイクロサービス、API、コンテナなどの新興の技術群を活用して、より多くのアプリケーションの利用を加速させるかもしれませんが、多くの企業が、デプロイメントを真に効率化するスキルに欠けているため、モダナイズされたアプリケーションの普及や汎用化が複雑性を高める結果にもなっています。これは特に、複数世代のアプリケーション・アーキテクチャにまたがる、より広範なアプリケーション・ポートフォリオを管理する場合に当てはまります。これらを踏まえ、本調査では、クラウドやSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)などの提供形態、エッジコンピューティング、アプリケーション・セキュリティや配信などの基盤技術への関心の高まりを示します。

F5ネットワークスジャパン合同会社の代表取締役社長である権田 裕一は、次のように述べています。
「今日のデジタルファーストの世界では、すべての組織がデジタル体験事業を手掛けています。消費者は生活のあらゆる場面でデジタル接続への依存度を高めており、これにより、アプリケーションがより一層企業戦略の中心的な存在となっています。そのため、経済においてもアプリケーションが重要な役割を担い続けることが一段と強調されています。今年のレポートは、このようなトレンドの高まりを明確に反映しています。企業がアプリケーション・ポートフォリオへの投資を続ける中で、自社のアプリケーションを様々な環境に確実に適応、拡張、自己回復できるようにすることは非常に重要です。コロナ収束後の世界の再構築に伴い、成長機会も増える中、企業は、世界クラスのデジタル体験を求める消費者のニーズに応えるために、エッジコンピューティングやデータ解析などの技術を軸とした戦略を構築し、アプリケーション・ポートフォリオの可能性を最大限活用する必要があります」

デジタル体験の向上を可能にするアプリケーションやアーキテクチャの継続的なモダナイズ
本調査によると、87%の企業が従来型とモダナイズされたアーキテクチャの双方を運用しており、急速に変化するビジネス環境に適応するために旧来のレガシーシステムでは不十分なときに、アーキテクチャのモダナイゼーションが必要であると考えています。また、回答者の77%が、社内向けまたは顧客向けのアプリケーションのモダナイゼーションを現在進めていると回答し、その方法として、従来型と最新型のアプリケーションの機能を組み合わせるためにAPIの活用が挙げられました。さらに、複数のアプリケーション・アーキテクチャを保持する企業の割合は増加しており、ベンダーがクラウドに適した代替手段を提供できる場合、今もなお、SaaS型やマネージドサービス型のソリューションがアプリケーションの代替と見なされていることも、本調査で確認されました。

コンテナ化の拡大に伴いエッジが増加
一般的に、エッジコンピューティングとはデータセンタに一極集中していたアプリケーションの演算処理を分散して行うことを示します。社内ユーザや消費者がますます分散した地域から接続するようになったことに伴い、エッジコンピューティングは今日のアプリケーションで必要とされる低遅延やリアルアイム性を実現する重要な手段として認識されています。その結果、複数のクラウドに設置されているコンテナなどのモジュール化されたアプリケーション・コンポーネントへのサポートを強化するためにはエッジの変革は必至です。コンテナ化されたアプリケーションをエッジ側に配置することにより、より高速かつ効率的なデプロイに加えて、拡張性やユーザ体験の改善も可能になります。これらのメリットに対する需要は今回の調査でも確認されており、企業の76%がエッジコンピューティングを導入している、または導入を積極的に計画していると回答しており、アプリケーションのパフォーマンス改善やデータ収集・解析がその主な目的となっています。 

SaaSとクラウド化は加速しており、柔軟性とセキュリティのバランスを取っている
クラウド上でデプロイされるアプリが占める割合が高まる中、回答者の68%が最低でも何らかのアプリケーションのセキュリティやデリバリ基盤技術をクラウド上に展開していると回答しています。同時に、企業はSaaSやエッジソリューションの追加、オンプレミスやマルチクラウド環境の維持、アプリのモダナイゼーションなどの結果、アーキテクチャの複雑化という課題に直面しています。これらの要素を一貫したアプリケーション戦略に組み入れるためには、管理ツール、適切なスキル、運用プロセス、解析などを環境全般に適用する手段を検討する必要があります。セキュリティは引き続き重要な要素であり、攻撃者の一歩先を行くためには、多くの場合、企業が自社のオンプレミス基盤の限界を超えた性能・能力を必要とします。回答者の中でもSaaSをセキュリティ目的に利用することが戦略的トレンドのトップとして挙げられたことも、この課題を一段と浮き彫りにしました。

ユーザと企業など、市場の変化に対応する上でのテレメトリの重要性
テレメトリを活用して大量のデータをビジネスのインサイトへ変えることは、適応型アプリケーションにおいて不可欠です。一方、回答者の95%が、パフォーマンス、セキュリティ、可用性に関するインサイトが欠けていると考えており、現在の監視・解析ソリューションを把握したいと望んでいることを示しています。回答者が同意している、不足している上位3つのインサイトとして、「アプリケーション問題の根本的な原因」、「パフォーマンス低下の原因」、「潜在的な攻撃の詳細」が挙げられています。また、回答者の約4分の3が、AIを駆使してテレメトリ・データをより有効活用することを目指しており、また半数以上が、変化に柔軟に対応するセキュアなアプリケーション実現のため、AIの活用を検討しています。

今回の調査は広範な業界に跨り、グローバル規模で実施しており、様々な規模の企業の専門的な職種に就く約1,500名(アジア太平洋地域が大半)の回答に基づいています。今回の調査は、今日のデジタル経済が直面する厳しい課題に対応している担当者の優先事項、懸念事項、期待事項を明確にするために、IT・情報システム部門責任者のみを対象に実施されました。これらの回答結果からは、現在および将来的な顧客のニーズによりよく対応するために、企業がどのようにアプリケーション戦略を進化させているか、という視点を中心に総括しています。

参考情報
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