Elasticsearchを活用した「RDB検索高速化サービス」を提供開始

  アクロクエストテクノロジー株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:新免 流、以下「アクロクエスト」)は、データ分析体験向上ソリューション「ENdoSnipe」(エンドスナイプ)による、既存システムのRDB(リレーショナルデータベース)の検索スピードを高速化する「RDB検索高速化サービス」の提供を開始しました。
■背景

 経済産業省(METI)等を中心に、業種を問わず、あらゆる企業が自社の競争力を強化するための「デジタルトランスフォーメーション(DX)」が推進されています。DXによってデジタル資産が増えるにつれ、社内の様々な情報を高速に検索するソリューションがより重要な位置を占めるようになっています。必要な情報に素早くアクセスできることは、業務効率および組織の働きやすさを大きく向上させるからです。
 しかし、一般的なWebシステムは、システム内の蓄積情報を検索する機能を備えていますが、データが文章(テキストデータ)で全文検索を行うケースや、データが日々増え続けているケースでは、従来のRDB(リレーショナルデータベース)の仕組みでは検索スピードが非常に遅くなることが多く見受けられます。このような状況下では、Webシステムの業務効率は下がり、生産性を上げることは難しくなります。

■概要

 本サービスは、日本語全文検索に特化した当社の「ENdoSnipe Search+」を利用することにより、DBスキーマ/アプリケーションの改修を最小限に抑え、低コストでWebシステムの検索を高速化します。「ENdoSnipe Search+」は検索エンジンとしてElasticsearch(※1)を採用しており、データ量が増大し続ける場合にも日本語全文検索処理を高速(※2)に行うことが可能です。

 システム構成を変更せずに性能改善を行う場合、データスキーマやSQLを見直すことで、ある程度の性能改善が可能です。しかし、スキーマ変更に伴うアプリケーション改修量が多く、またそれに見合う性能改善を得られない場合もあります。一方で、本サービスを導入し、検索処理部分のみを「ENdoSnipe Search+」に移行するアプローチは、既存のアプリケーションの構成はそのままに、飛躍的な性能改善を実現することが可能です。

 また、日本語全文検索に特化したチューニングを実施しているため、日本語検索において課題となる「異体字や表記ゆれにより検索精度が悪化する」といった問題を完全に排除した快適な検索を実現しています。それにより、システムのユーザ1人ひとりの情報検索にかける時間を削減し、より生産性の高い仕事に時間をかけることができるようになります。

※1 ElasticsearchはElastic社が開発した分散型データベースです。高速な検索エンジンとして国際的に認められており、2020年3月時点の“DB-Engines Ranking of Search Engines”においても第1位となっています。ENdoSnipe Search+は、検索エンジンとしてElasticsearchを採用しております。
 (出典:https://db-engines.com/en/ranking/search+engine)

※2 当社が行った高速化検証では、既存システムのRDBと比較して数十倍の高速化効果が得られております。
 (高速化事例:https://www.acroquest.co.jp/news/media/20200408/10805)

■特長

  本サービスはWebシステムへ「ENdoSnipe Search+」を導入し、検索処理部分のみを移行することにより、高速な検索を実現いたします。

・Webシステムの検索スピードを数十倍に高速化
 データ量が増大し続ける場合にも、高速な日本語全文検索処理が可能となり、既存のWebシステムにおける検索スピードを数十倍に高速化することができます。

・既存のシステム構成やアプリケーションへの修正は最小限に
 既存システムの構成を大きく変更せず、アプリケーション改修量も最小限に抑えながら導入できるため、大規模なシステム改修に伴う品質リスクがありません。

・日本語特有の表記ゆれに対応した検索
 「齋藤」、「斉藤」の旧字の表記や、「見積もり」「見積り」などの送り字の違いなど、日本語特有の表記ゆれに対して適切なチューニングをサポート。見つけたい情報に素早くたどり着ける検索を実現します。
 

 

 

図1. ENdoSnipe Search+ 導入前(左)と導入後(右)のイメージ図1. ENdoSnipe Search+ 導入前(左)と導入後(右)のイメージ


■ご利用ケース

主に、以下のようなニーズをお持ちのお客様の課題を解決します。
・基幹システムの情報検索速度を向上させ、業務効率を上げたい
・ECサイトの商品検索を高速化し、顧客のユーザビリティを向上させ、売上をUPさせたい
・検索システムを改善させたいが、大規模なシステムであるため改修に踏み切ることができない
・日本語検索の精度を向上させ、期待通りの検索結果を得られるようにしたい

【ENdoSnipe Search+の概要】
1. 名称
 日本語全文検索ソリューション 「ENdoSnipe Search+

2. 概要
 企業内情報、業務レポートやアンケートなどの膨大な日本語文書に対し、高速・高精度な全文検索を行うことで、インテリジェントな検索を提供する検索体験向上ソリューションです。

3. 特長
①膨大な日本語文書から全文検索した結果を高速に得ることが可能
②日本語文書のファイル名だけでなく、様々な形式のテキストデータの中身まで含めた検索を行うことが可能
③日本語特有の表記ゆれ等に適切にチューニングされており、期待通りの検索結果を得ることができる

▼「RDB検索高速化サービス」に関する詳細は、以下ページをご参照ください。
 https://www.endosnipe.com/rdb
▼「ENdoSnipe Search+」に関する詳細は、以下ページをご参照ください。
 https://www.endosnipe.com/product_search

※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。


【アクロクエストテクノロジー株式会社 会社概要】
 「テクノロジストチームとしてビジネスの革新的価値創出に挑戦する」をビジョンとするソフトウェア企業です。
 以下の事業を展開しております。

・IoTプラットフォーム「Torrentio」 http://www.site.torrentio.tech/torrentio/
・競争上の優位性を築く、ITビジネスソリューション「ENdoSnipe」 https://www.endosnipe.com/

 また、「社員の幸せな働き方を追求する」経営方針とその成果が評価され、2015年以降、次のような賞をいただきました。

・Great Place to Work(R) Institute Japan実施
 2015年、2016年、2018年 働きがいのある会社ランキング第1位  
・人を大切にする経営学会(代表:法政大学 坂本光司教授)主催
 第5回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞審査委員会特別賞
・横浜市健康経営認証2017 クラスAAA認証 

 このような取り組みを、「組織いきいき実践勉強会」として、他の中小企業の皆様にも広める活動をしております。
 ・組織いきいき実践勉強会:http://www.acroquest.co.jp/iki-iki/

会社名:アクロクエストテクノロジー株式会社
代表者:代表取締役 新免 流
所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜3-17-2 友泉新横浜ビル 5階
URL:https://www.acroquest.co.jp/

以上

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会社概要

URL
https://www.acroquest.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県横浜市港北区新横浜3-17-2 友泉新横浜ビル5F
電話番号
045-476-3171
代表者名
新免 流
上場
未上場
資本金
4100万円
設立
1991年03月