その「かゆみ」は性病が原因?男女の性のトラブル実態調査
性病疑い、4割以上が経験。「自分が感染源で婚約破棄」
近年、梅毒などの性感染症の増加に伴い、医療法人社団SEC新宿駅前クリニック(https://www.shinjyuku-ekimae-clinic.info/)は「2020:性病の意識調査」を行いました。
淋病(淋菌)やクラミジアなど年々感染数が減少しているものもあれば、梅毒のように急激に感染数が増加している感染症もあります。季節柄、乾燥や気温の変化による自律神経の乱れにより、湿疹やかゆみなどの症状が出やすいため、性病と混同し性感染症の発見が遅れることがあります。
今回の調査で、下腹部への痒みや不快感などが性病かもしれないと、多くの人が不安に感じている様子が明らかになりました。
■30~40代を中心とした男女へのアンケート調査
【質問1:アンケート年代・性別比率(小数点以下四捨五入)】
20代:32人(16%)、30代:80人(40%)、40代:59人(30%)、50代:25人(13%)、60代以上:2人(1%)
■4割以上が性病などを疑ったことがある
【質問2:性病や下腹部のトラブルが起きた、または疑ったことはありますか?】
ある:41人(20%)、疑ったことはある:49人(25%)、ない:110人(55%)
調査対象の半数近くが性病などのトラブルや疑いを持った経験があることがわかりました。性別比でも、やや男性の比率が高いものの、男女差の出ない結果となりました。
「性交渉中に出血し、生理でもなかったため性病を疑った(30代:女性)」「おしっこするときに尿道が熱くヒリヒリするような感じがした(40代:男性)」など、普段とは違う様子で性病を疑うことが多いようです。
■性病知識に自信があるのは、たったの5%
【質問3:自分は性病についての知識があると思いますか?】
ある:11人(5%)、ややあると思う:72人(36%)、ややないと思う:72人(36%)、ない:45人(23%)
「ややないと思う」「ない」を含めると、過半数以上が性病について詳しくないと感じている結果となりました。
実際にトラブルが起きた経験のある人が気をつけている点として、「コンドームなしのセックスはしないようにしている(40代:男性)」「性行為の前と後に必ず入浴しています(30代:女性)」などの回答がありました。また、「アナルなど、特殊な性行為は避けるようにしている(30代:男性)」などの意見もありました。
■結婚前の年代でトラブルが起きる人が多い結果に
【質問4:性病や下腹部のトラブルが起きた・疑ったときはいくつの頃ですか?実際に罹患したかどうかは問いません。(複数選択可)】
10代:8人、20~24歳:34人、25~29歳:37人、30~34歳:17人、35~39歳:8人、40歳以上:8人
30代~40代が中心とした調査でもあり、男女とも結婚前の年代でトラブルが起きたことが多いという結果となりました。
若いころにトラブルがあった人は「当時はインターネットが無かったので自分で調べることも出来ず暫く悩んでいた(40代:男性)」「一度かかると治らない病気で、若くして病気になり、とてもショックを受けた(30代:女性)」などの回答がありました。
■男女とも感染原因はさまざま
【質問5:自分が性病や下腹部のトラブルが起きた、または疑った要因は何ですか?】
恋人または配偶者(パートナー):26人(29%)、パートナー以外との性交渉:21人(23%)、性風俗店:16人(18%)、自分(不衛生にしていたなど):16人(18%)、場所・環境:5人(5%)、その他:6人(7%)
原因/恋人または配偶者(パートナー)
- タイに旅行に行っていた恋人が性病を持って帰ってきたので自分にもうつったかと思うと気持ちが落ち着かず病院に行きました(40代:女性)
- 相手の下腹部があれているのに性行為を行った。「とびひ」だと診断された。(30代:男性)
原因/パートナー以外との性交渉
- 遊び半分で性交渉した相手が性病になったという話を聞いて、自分にもうつったと思った(40代:女性)
- 海外で単身赴任していた時に地元の子と性交渉を持った(50代:男性)
原因/性風俗店
- 衛生観念の欠片もないような安いピンサロに入ってしまったこと(30代:男性)
- ソープランドの高級店だったので、コンドームをつけないで挿入したこと(40代:男性)
原因/自分(不衛生にしていたなど)
- 汚れた手での自慰行為(30代:男性)
- インフルエンザで何日間かお風呂入ってなかったし下着もあんまり変えてなかったので(30代:女性)
などの回答がありました。
■医師やパートナー以外には相談しにくい
【質問6:性病や下腹部のトラブルが起きたら誰に相談しますか?(複数選択可)】
医師(病院):120人、恋人または配偶者:67人、ネット掲示板・SNSなど:45人、性行為の相手:29人、友達:25人、誰にも相談しない:12人、身内:12人、先輩:7人、後輩:2人
「親や友人にも話せないのですぐ病院へいきました(30代:女性)」「インターネットで性病に関して色々と調べたり、会社の先輩に相談をした。(30代:男性)」「悩んだ末に病院にいったらカンジダと言われた。妊婦さんでもないのですごく恥ずかしかった(30代:女性)」など、周囲に相談しにくく、病院に行くのもためらう人もいる結果となりました。
では実際、性病に罹患したと思ったらどうすればいいのでしょうか。
■医療法人社団SEC新宿駅前クリニック(https://www.shinjyuku-ekimae-clinic.info/)の蓮池院長の解説
「パートナーや性交渉の相手と症状を確認するのは大事ですが、ネットやSNSの情報の中には誤った情報や、自分の症状と一致しない場合も多くあります。自己判断はせず、医師の診断を仰ぎましょう。性感染症は自覚症状が出ないことも多いため、症状に気が付かず悪化させたり、他者へ感染させてしまいます。病院に行く場合は、男性は泌尿器科又は皮膚科、女性は産婦人科で診察されており、口腔内の性感染症に関しては耳鼻咽喉科で診察している場合もあります。事前に病院に確認をしてから受診すると安心です。再発予防には下腹部を不潔にせず、コンドームの使用や、感染が疑われる相手との性的交渉を避けるなどしましょう。」
- 調査対象: 20歳以上の男女
- 実施時期: 2020年1月21日(火)~2020年1月22日(水)
- 調査手法:インターネット調査
- 有効回答数:200名(調査)
〈会社概要〉
●医療法人社団SEC/新宿駅前クリニック
東京都新宿区西新宿1-12-11山銀ビル5F
https://www.shinjyuku-ekimae-clinic.info/
https://www.shinjyuku-ekimae-clinic.com/
●蓮池林太郎公式ホームページ
https://www.hasuikerintaro.com
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