非SLAM屋内型ドローン自律飛行システムを開発する株式会Spiral、プレシリーズAラウンドの資金調達を実施
屋内に特化したドローン自律飛行システム「MarkFlex®Air」を開発する株式会社Spiral(本社:東京都葛飾区、代表取締役:石川知寛、以下Spiral)は、プレシリーズAラウンドの資金調達にて、NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社など、複数のVC、事業会社、個人投資家を引受先とする3億円の資金調達を実施しました。
当社はこれまでに2.3億円の資金調達を実施しており、この度の調達により累計調達額は5.3億円となりました。
■調達背景と資金使徒
Spiralが開発提供する「MarkFlex®Air:MFA」は、屋内などのGPSが届かない環境でも独自の国際特許技術によるマーカーを用いることでドローンの自律飛行を可能にするシステムです。世界中の山岳トンネル現場をはじめとするトンネル現場より多く引き合いを頂いており、この度の資金調達により、MFAの中核となるMFAコントローラの量産開発を行う予定です。また2019年から進めてきた欧州展開も加速させるべく、エンジニアを中心にグローバルの人材採用と陣容拡大も行います。、
今回の資金を活用して、Spiralは「屋内の自律飛行ドローンの導入を検討している現場技術者の救世主となる」というミッションのグローバルな実現へ向け加速していきます。
■今後の展開
今回の資金調達により、以下のプロダクト開発とビジネス開発の両面を進めてまいります。
・土木領域において活用できる非GPS環境におけるドローン自律飛行技術の開発加速と日本および欧州における同時サービスリリース
・これまでの点検・監視サービスに加え自律飛行ドローンを用いた全自動測量技術の開発
・システムインテグレーター、リース会社を初めとしたソリューションパートナー企業の開拓とアライアンス構築
■引受先各社からのコメント
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 コーポレートベンチャリング部長 青 浩司
Spiral社の欧州進出に際し、ご一緒できることを大変嬉しく思います。NXグループ各社と、2024 年1月に子会社化したウィーンに本拠地を置くcargo-partner社が連携し、ドローン関連機材の輸送・配送や現地での保管などを通じてSpiral社の海外進出を支援いたします。また、cargo-partner社の倉庫内にはドローンのデモフライト環境も構築中です。
欧州のお客様との接点づくりを支援すると共に、将来的な物流現場でのドローン活用の可能性も模索していきます。
三菱UFJキャピタル株式会社 投資第三部 部長 幡野浩一
建築・土木分野の長時間労働是正の観点からドローン点検サービスは成長が見込まれていますが、トンネル内などGPSが届かない環境下では簡単に使えないなど、様々な課題があります。
Spiralの非SLAM屋内型ドローン自律飛行システムは、非GPS環境下でも現場で使いやすいと注目され、複数の企業と実証を重ねた結果、間もなく本導入が見込まれる段階に来ており、弊社も出資をさせていただきました。
今後、国内での導入だけでなく、海外市場の開拓にも着手しており、グローバルでの成長を期待しています。
■株式会社Spiralについて
<人材募集>
Spiralでは、エンジニア(ロボット制御、組み込み制御、コンピュータビジョン)を募集しています。ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
URL:https://spiral-robotics.com/recruit
<会社概要>
本社及び開発拠点:東京都葛飾区堀切2-49-2
代表者:代表取締役CEO 石川知寛
設立:2016年10月27日
事業内容:非GPS環境下におけるドローン自律飛行システムの開発
Web:https://spiral-robotics.com/
Twitter:https://twitter.com/spiralrobotics
Facebook:https://www.facebook.com/spiralrobotics
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
<本件に関する問い合わせ>
株式会社Spiral:本田 伊藤
Tel:03-5654-6089
E-mail : info@spiral-robotics.com
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