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Mantra株式会社
会社概要

マンガに特化した多言語翻訳システム『Mantra Engine』が小学館『マンガワン』の英語版展開を支援

〜 第一弾として『ケンガンオメガ』などの英語版を制作し、海賊版の取り下げに寄与 〜

Mantra株式会社

マンガに特化したAI翻訳技術の研究開発を行うMantra株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:石渡 祥之佑、URL:https://mantra.co.jp/ 、以下「当社」)は、株式会社小学館『マンガワン』編集部(編集長:和田 裕樹、以下「マンガワン」)に、多言語翻訳システム『Mantra Engine』を使った翻訳支援を開始しました。第一弾として『ケンガンオメガ』などの英語版を制作し、一部の海賊版サイトの更新停止・作品取り下げに寄与しました。


■海外におけるマンガ海賊版の被害
世界のマンガファンが非公式に制作する翻訳版マンガ(以下、「海外海賊版」)は海外における正規版マンガの販売機会を毀損する可能性があり、日本マンガの海外展開における大きな課題となっています。当社が2021年に実施した海外海賊版サイトの調査では、小学館の出版したマンガのうち、著作権者より正規に許諾を取得し翻訳・出版されている作品(以下、「正規版」)の約5倍の作品が海外海賊版として流通していることが判明しています。中でもマンガワンの『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』シリーズは、確認ができた海外海賊版サイトだけで閲覧回数が1億回を越えるなど、極めて大きな被害が確認されています。なお、当社が海賊版制作者に対して実施した調査では、「自分が他者に勧めたいマンガが公式に翻訳されないこと」が海賊版制作の最大の動機(67.7%の回答者が選択)として挙げられており、熱狂的なマンガファンが好きな作品を周知するために海賊版制作を行っている状況が示唆されています。

■「ファン翻訳」の力を正規版に活用
〜マンガワン、Mantraは海外マンガファンによる翻訳を正規版に転換する取組を開始〜
当社とマンガワンは、前述した熱狂的なマンガファンの力を活用し、『ケンガンオメガ』などの作品の正規翻訳版を制作する取組を開始いたしました。本取組では、以下の特徴を持つ当社のマンガ多言語翻訳システム『Mantra Engine』を活用することで、高速な翻訳および日英版の同時配信を実現いたしました。

① 安全なデータのやり取り:マンガファンが出版社と直接原稿データを送受することなく、ブラウザ上で翻訳・組版作業に従事可能
② 高い作業効率:AI技術による翻訳・組版作業の支援機能や、作業者同士のやり取りを効率化する仕組みにより、制作時間を約50%短縮可能

今回の取組で、マンガファン(本取組では当社が個別に面談を行った上、協力依頼した方のみが対象)は『Mantra Engine』により自動で翻訳・写植された画像をベースに、翻訳版を製作します。
なお、製作された英語版は、英語圏向けマンガ配信サービス『Comikey(URL:https://comikey.com)』で日本語版と同時に公開されます。

(『Mantra Engine』を使った翻訳版制作画面。ファンはMantra Engineの自動翻訳・自動写植を基に編集作業を行う。制作された翻訳版をもとに、配信サービス『Comikey』が技名等一部の書き文字の再描画・クオリティチェックを実施した上で配信)

■『ケンガンオメガ』海外海賊版の配信停止に成功
本取組で『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』の正規翻訳版が配信されることを受け、当該作品の海外海賊版(英語)制作者グループから海賊版制作の停止および公開済エピソードの取り下げが発表されました。本事例は、正規版の多言語同時配信が海外海賊版の被害軽減に寄与する可能性を示唆しています。今後、「ファン翻訳」がサイトブロッキング等の法的な手段に並ぶ、海外海賊版対策の有効な手法となることが期待されます。

■『Mantra Engine』について
『Mantra Engine』を活用したマンガ翻訳は既に国内外のマンガ配信事業者や翻訳事業者、出版社に導入されており、月間約10,000ページ(単行本換算で50冊分)のマンガ多言語化に活用されています。今後もより多くの事業者様にお使い頂けるよう機能を拡張してまいります。
1ヶ月間の無償試用期間もございますので、マンガの海外展開に興味のある事業者様はお気軽にお問い合わせください。

(本取組は、小学館アクセラレータープログラムにおいて当社と小学館が共同検討した事業です)

■小学館アクセラレーターについて
小学館アクセラレーターは、2020年11月から2021年4月の期間に株式会社小学館と株式会社小学館集英社プロダクション(本社:東京都千代田区、代表取締役:都築伸一郎)の共催により実施された「子どもたちの未来に種子をまくイノベーション」をテーマとしたアクセラレータプログラムです。キッズエデュケーションを中心に、その他様々なジャンルから140プランの応募があり、当社を含む10社採択されました。

■Mantra株式会社について
Mantra株式会社は「世界の言葉で、マンガを届ける。」ことを目指し、マンガに特化したAI技術の研究開発を行っています。また、高速なマンガ翻訳を実現する翻訳ツール『Mantra Engine』やマンガによる外国語学習アプリ『Langaku』など、言語の壁を越えたマンガ展開を助けるサービスを提供しています。これらの成果により、MantraはHONGO AI Award (2019) 、週刊東洋経済『すごいベンチャー100』(2020)、AAMT長尾賞 (2021)等を受賞しています。

会社概要
● 社名 :Mantra株式会社
● 代表者 :代表取締役 石渡 祥之佑
● 所在地 :東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F 荒井倶楽部内
● 設立 :2020年1月28日
● 資本金 :1,000,000円
● 事業内容:マンガに特化した機械翻訳技術の研究開発
● URL:https://mantra.co.jp
● note:https://note.com/mantracomics

本件に関するお問合せ先
Mantra株式会社 担当:関野
info@mantra.co.jp

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会社概要

Mantra株式会社

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URL
https://mantra.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都足立区中川二丁目2番14号
電話番号
-
代表者名
石渡 祥之佑
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2020年01月
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