ニッチトップメーカーによる売上比較“紙袋用取っ手”44%減、一方需要が増加する“取っ手だけ”のタックハンドル

コロナ・レジ袋有料化・増えるEC購入…変化の2020年、業界別受注量比較も

紙袋用取っ手の国内トップメーカーの松浦産業(香川県善通寺市、代表取締役:松浦公之)は、紙袋用取っ手とタックハンドル(ダンボール箱などに直接貼るシールタイプの取っ手)の売上を比較いたしました。2020年4月~10月では、新型コロナウイルスやレジ袋有料化による影響で紙袋用取っ手は前年同期比56%と大幅に減少、その一方で、取っ手だけの「タックハンドル」は130%という結果となりました。また、参考として業界別の受注量比較も行いました。

※本リリースの画像はブランド名等一部加工しています。

■『取っ手』から見えてくるの
松浦産業は紙袋用取っ手のニッチトップメーカーとしてあらゆる業界の取っ手を製造しています。普段は特に気にも留めることもない「取っ手」という地味な存在ではありますが、モノを運ぶということは経済活動のベースであり、なくてはならない存在だと思っております。激動の2020年を振り返る参考になるかと、今回自社で初めて取っ手のデータを公表することにいたしました。
 

紙袋用取っ手とタックハンドルの売上_前年同期比  ※4月~10月の前年同期比、2019年を100として比較


【減る取っ手と増える取っ手】
緊急事態宣言が出された4月から直近10月までの7カ月の売上を昨年と比較したところ、①新型コロナウイルス②7月からのレジ袋有料化義務付け(容器包装リサイクル法の省令改正)③ECサイトの利用者増加などにより紙袋用取っ手は2019年に比べ44%減少しました。その一方で、30%増と売上を伸ばしたのがいわゆる“取っ手だけ”の「タックハンドル」です。
タックハンドルとは、松浦産業が1989年にビール缶などの購入後の持ち帰り用として開発した、貼るタイプの取っ手です。ダンボールの運搬にも使えるよう研究を重ね、都度改良しています。

紙袋用取っ手とタックハンドルの売上_経年比較
※一期は8月1日~7月31日の1年間、2021年7月期は第一四半期からの予測値

 

水などの飲料をECサイトで購入する方が増えてきた2017年頃から微減のタックハンドルでしたが、2020年は発泡酒の増税に伴う駆け込み需要やコロナによる宅飲み増加でケースの持ち帰り用の需要が伸びました。また、特別定額給付金が家電の購入を後押しして、家電量販店用のタックハンドルの販売も増加したことにより、コロナの影響は受けたものの昨年より売上が増加しました。そして、企業の脱プラスチックの取り組みで大きなプラスチック製の袋が使用されなくなったことによってタックハンドルのニーズが高まっています。直近では大手ファストファッションの毛布や、大手調理器具メーカーの持ち帰り用などに新たに採用されています。
紙袋用取っ手については、アパレルEC市場拡大などもあり減少傾向にあります。2020年7月期はコロナが大きく影響したものの、前半はオリンピック開催間近だったということもありインバウンドで大きく需要を伸ばしていたため、期全体としての大幅な減少は回避できました。

■ご参考【業界別推移】
紙袋用取っ手は製造後国内の製袋メーカーへ販売していますが、ユーザー企業様に長年ご愛顧いただいている取っ手も多いため、その変遷をみることができます。受注量を把握することが可能な企業・ブランドを、2019年4~10月を100として比較しました。
※これらは複数の企業やブランドを業界別に合算した受注ベースでの数字です。ユーザー企業や製袋メーカーに在庫がある場合もあるため、業界全体は示唆できず、あくまでも参考数値となります。

業界別・紙袋用取っ手の発注量_前年同期比  ※4月~10月の前年同期比、2019年を100として比較


昨対受注ベースでアパレルは20%前後減少、駅ビルやデパートに多くの店舗を構える化粧品・デパ地下・土産菓子は10%以下と、コロナによる外出自粛、インバウンド激減、テレワーク等の影響を大きく受けたことがわかります。和菓子、洋菓子もコロナの影響は受けていますが、需要が次第に戻りつつあることもあり、期間内のトータルでは昨対受注約65%前後、高級食パンは36%という結果となりました。コロナの影響の大きさが紙袋用取っ手の受注量からも推察できますが、11月に入り次第に受注が戻りつつある企業やブランドも多くなっています。

■付属品の取っ手が主役に…
松浦産業では、紙袋用取っ手はすべて国内の製袋メーカーへ販売、タックハンドルは直販3割・代理店販売7割となっています。
今までは包装資材として紙袋の付属品だった取っ手が、取っ手だけで機能性を持った運搬具(=商品)になってきていることに時代の流れを感じていますが、松浦産業は「私たちは、幸せを運んでいる。」という理念のもと、いつの時代も変わらず皆さまの一番身近な存在として、真摯に取っ手と向き合ってまいります。

■取っ手だけのニーズを受け、“紙のタックハンドル”来春から取り扱い開始予定
松浦産業では、環境に配慮しFSC認証(※)も視野に入れた『ペーパータックハンドル』を現在開発しており、来春から取り扱いを開始する予定です。
※FSC®〔Forest Stewardship Council®: 森林管理協議会〕森林認証:世界的な森林減少・劣化の問題と、グリーンコンシューマリズムの高まりを背景として生まれた、「適切な森林管理」(“Well-Managed”)を認証する制度

■取っ手メーカー「松浦産業株式会社」とは
松浦産業株式会社は、1932年にわら縄ロープ生産からスタート、1971年からプラスチック製の紙袋用取っ手生産を開始した香川のメーカーです。安価な中国やベトナム製が台頭する中、取っ手で国内初エコマークを取得するなど高品質・お客様ニーズへの対応力で紙袋用取っ手は国内トップシェアを維持してきました。また、1989年には取っ手だけのタックハンドルを開発、利便性の高さから多くの飲料メーカーで採用されました。
現在は、国内トップシェアメーカーとして、食品・アパレル・小売など様々な業界の紙袋の取っ手やタックハンドルを生産しながら、プラスチックの成型技術を生かしたプラスチック成型品、企業の販促商品などに事業をシフトしています。
【取っ手やプラスチック成型品についてのお問い合わせ先】
松浦産業株式会社 東京営業部 TEL:03-5445-1567


■会社概要
会社名:松浦産業株式会社
代表取締役社長:松浦公之
本社所在地:香川県善通寺市上吉田町270-1
創業:1932年4月25日
資本金:8,000万円
従業員数:45名(2020年7月現在)
事業内容:PP・PE延伸テープ及びロープ、紙袋用把手、タックハンドル、SP(販促商品)、成型品ホームページ:matsuura-sangyo.co.jp

■プレスリリースのダウンロードはこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d68233-20201110-8112.pdf

 
※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※内容はプレスリリースにより異なります。

  1. プレスリリース >
  2. 松浦産業株式会社 >
  3. ニッチトップメーカーによる売上比較“紙袋用取っ手”44%減、一方需要が増加する“取っ手だけ”のタックハンドル