茨城県でCATL製リチウムイオン電池を用いたノーバルの系統用蓄電所が竣工
ノーバル・ホールディングスの子会社ノーバル・ソーラーが茨城県常総市において開発を進めていた系統用蓄電所が、2025年3月7日に竣工しました。商業運転の開始につきましては、同月末を予定しております。

ノーバル・ソーラーが茨城県常総市において開発を進めていた大規模蓄電池システム(BESS: Battery Energy Storage System)「ノーバル・パワーC2」 が、2025年3月7日に電力系統への連系を完了し、竣工したことをお知らせいたします。商業運転の開始につきましては、同月末を予定しております。
合同会社ノーバル・ソーラーは、茨城県つくば市に本社を置く株式会社ノーバル・ホールディングス(代表取締役:平文俊全)の子会社であり、経済産業省に登録された「発電事業者」として、これまで数多くの太陽光発電所の開発と運用を行ってきました。
近年、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、発電量が気象条件に左右される変動電源の増加が課題となっています。このため、電力の需給バランスを保つことが難しくなり、電力送配電網の安定化および品質確保の観点から「調整力」として系統用蓄電池の導入が資源エネルギー庁を中心に検討されています。
このような背景のもと、当社は従来の再生可能エネルギー電源開発に関するノウハウを活用し、電力送配電網の安定化および再エネ導入促進に資する系統用大規模蓄電池事業を計画してまいりました。
CATL製蓄電池を採用、安全機能を標準装備
本蓄電設備には、世界最大級の蓄電池メーカーであるCATL社のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。
システム構成は1927.2kW出力の4887.6kWh(2時間システム)となっており、407.3kWhの蓄電ユニットを12台使用しています。
また、本システムに採用されているCATL製の蓄電ユニットには水冷式冷却装置および自動不活性ガス消火装置が標準装備されており、高度な温度管理と安全対策が施された設計となっています。これにより、蓄電池の熱管理を最適化し、万が一の発熱時にも安全に運用できる仕様となっています。

東京都の系統用大規模蓄電池導入促進事業に採択
本事業は、東京都が実施し公益財団法人東京都環境公社が執行する「令和4年度系統用大規模蓄電池導入促進事業」**に採択されており、東京電力管内の電力需給がひっ迫した際に、要請に応じて電力供給を行うことで、電力系統の負荷平準化や電力供給の最適化に貢献します。

今後も弊社は、蓄電池システムの開発および運用を通じて、持続可能なエネルギー社会の構築に貢献してまいります。
【本件に関するお問い合わせ】
合同会社ノーバル・ソーラー
担当:DRチーム
Email:info@noval.jp
HP : http://www.noval.jp
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