「マスク着用で顔が見えない」聴覚障害者の悩みから生まれたボードゲーム『MUTERS(ミューターズ)』開発プロジェクト
2021年3月15日よりCAMPFIREでクラウドファンディング開始
聴覚障害者の強みを生かせる社会を目指すNPO法人 Silent Voice(所在地:大阪市中央区、代表理事 尾中友哉、以下サイレントボイス)は、この度、インターネット広告やPRイベントの企画・制作を行う株式会社人間(所在地:大阪市西区、代表取締役:花岡 / 山根シボル、以下人間)と、ボードゲームなどのゲーム製作プロダクションであるタンサン株式会社(所在地:京都市左京区、代表取締役:朝戸一聖、以下タンサン)と共同で、コミュ力(※1)を装備して体で話し合うボードゲーム「MUTERS(ミューターズ)」の開発、及びクラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/393619)を開始しました。
(※1)「コミュ力」とは:他者と円滑に意思疎通を行える能力のこと。「コミュニケーション能力」の略称。
(※1)「コミュ力」とは:他者と円滑に意思疎通を行える能力のこと。「コミュニケーション能力」の略称。
- 聴覚障害者の悩みを啓発するイベントで実感。「コミュニケーションの壁」を壊す楽しさ
新型コロナウイルスの影響が長期化する昨今、「新しい生活様式」として明記された「マスク」の着用は、口の動きや顔の表情も見ながら相手の言いたいことを読みとる聴覚障害者にとって、コミュニケーションの大きな壁となっています。
聴者の職員とDEAF(ここでは、聞こえないや聞こえにくい人の意)の職員が1:1の割合で勤務し、DEAFの人たちが活躍できる場を増やすために活動するNPO法人Silent Voice(サイレントボイス)では、この問題の啓発のため、2020年12月4日に“声が聞こえない”環境下で買い物を行う体験型イベント『爆音コンビニ DEAF-MART』を行いました。参加者は爆音が鳴り響く店内で「聞くこと」「話すこと」ができない条件のもと、買い物をしていただきました。相手の声が分からない環境下で「コミュニケーションの壁」に直面し、困惑しながらも、大きな身振り手振りなどを用いて自分のメッセージを楽しそうに伝えようとする参加者の姿が、とても強く印象に残ったイベントとなりました。
イベントの様子はこちらから動画でご覧いただけます。
- コミュニケーションの素晴らしさを、楽しみながら体感してほしい
- 分かり合えなさを楽しむボードゲーム「MUTERS」
参加者同士で協力し、創意工夫して伝え合うなかで「通じ合ったときの喜び」や「伝えることの難しさ」を体感していただくことを目的としたボードゲームです。
※製品画像は実際に発売される際に変更となる可能性があります。
【ストーリー】
ここは宇宙空間をさまよう宇宙船の中。あなたはコミュニケーションを知らない宇宙ロボット「MUTERS」となり、途中さまざまなミッションやイベントをクリアしながら最終目的地の「the EARTH」を目指します。
1)参加者同士で協力してミッションに挑みます。
2)ミッションに挑戦する間、参加者同士は「声」を使ったコミュニケーションはできません。
3)お互いの持っている表現スキルの違いを理解し、補完しあいながら、様々なミッションやイベントをクリアします。
4)ゲームが進むたびに体のパーツが手に入り、コミュニケーションの表現スキルが上がっていきます
※ゲームルールは変更になる可能性があります。
- 本プロジェクトへの想い
NPO法人 Silent Voice 代表理事 尾中 友哉
これまで「一緒にいること」によって、相手の素振りや素顔を自然に観察してきた私たち。しかし、コロナによってその土台は簡単に揺らいでしまいました。話せないことや人との距離、マスク等の制約から「卒業式で校歌を手話で歌った」学校があると知り、コミュニケーション方法や意識の大きな変化を感じました。そしてそれは、私が幼き頃から接してきたろう者(聞こえない・手話を使う人々)の発想を借りコミュニケーション能力や意識を拡張する契機であるとも感じました。楽しみながらコロナ禍のコミュニケーションを少しでも豊かに。このボードゲームが有効に生かされることを心から願っています。
NPO法人 Silent Voice 理事 / CFO 宮田 翔実(ろう者)
コミュニケーションの壁というのは、実は無視をすることによって無かったことにできると思っています。自分もかつては、そうしていました。しかし、それは人間としてとても寂しいことであったと今は思えます。コミュニケーションの壁は相手に向き合うことで初めて感じることができ、努力を要しますが、だからこその生きる喜びがあると思います。大げさかもしれませんが、このゲームで壁と向き合い越えていく楽しさを伝えていきたいと思います。
- クラウドファンディング概要
プロジェクト名:コミュ力を装備せよ。体で話し合うボードゲーム『MUTERS』開発プロジェクト
U R L :https://camp-fire.jp/projects/view/393619
目標金額 :200万円
募集期日 :2021年3月15日(月)9時00分 ~ 2021年4月15日(木)23時59分
- リターン内容
①3,000円プラン
【お礼メール】
・お礼のメッセージをお送りいたします。
②5,000円プラン
【お礼メール+製品1個】
・お礼のメッセージをお送りいたします。
・ボードゲーム「MUTERS」x1 をお届けします。
③個人限定 応援コース10,000円プラン
【(個人限定)お礼メール+製品1個+Webサイトへのクレジット掲載】
・お礼のメッセージをお送りいたします。
・ボードゲーム「MUTERS」x1 をお届けします。
・Webサイトにお名前を一年間掲載いたします。
④15,000円プラン
【お礼メール+製品3個】
・お礼のメッセージをお送りいたします。
・ボードゲーム「MUTERS」x3 をお届けします。
⑤25,000円プラン
【お礼メール+製品5個】
・お礼のメッセージをお送りいたします。
・ボードゲーム「MUTERS」x5 をお届けします。
⑥応援コース50,000円プラン
【お礼メール+製品1個+Webサイトへのクレジット掲載】
・お礼のメッセージをお送りいたします。
・ボードゲーム「MUTERS」x1 をお届けします。
・Webサイトにお名前を一年間掲載いたします。
⑦応援コース100,000円プラン(15人まで)
【お礼メール+製品2個+製品説明書へのクレジット掲載+Webサイトへのクレジット掲載】
・お礼のメッセージをお送りいたします。
・ボードゲーム「MUTERS」x2 をお届けします。
・製品にお名前を掲載いたします。
・Webサイトにお名前を一年間掲載いたします。
⑧応援コース300,000円プラン(15人まで)
【お礼メール+研修開催+製品説明書へのクレジット掲載+Webサイトへのクレジット掲載】
・お礼のメッセージをお送りいたします。
・ボードゲーム「MUTERS」を研修に必要数お届けします。
・製品説明書にお名前を掲載いたします。
・Webサイトにお名前を一年間掲載いたします。
・ボードゲーム「MUTERS」を用いた訪問研修を開催いたします
◯研修の最少/最大催行人数は5名〜60名です。
◯5人一組で研修に必要な「MUTERS」の個数を贈呈(30人の場合、6個)。
◯ご指定の場所まで訪問いたします(日本国内のみ)。
◯研修は2〜3時間で目的に合わせて設計いたします。
◯交通費や研修の諸経費は含まれております。
※③および⑥~⑧は掲載希望のお名前を、ご支援時に備考欄にご記入ください。
記入がない場合はCAMPFIREのアカウント名とさせて頂きます。
※ 上記全て税込・送料込みです。
- 協力会社
◆企画 / 制作:株式会社人間
「面白くて 変なことを 考えている」をモットーに、ジャンルの枠にとらわれないアイデアをつくるWebコンテンツ制作会社。キャンペーン、グラフィック、イベントなど大手企業の広告や、企業や商品のブランディング、Webメディアの運営や記事制作、アートイベントのプロデュースなど、やりたいことはやってみる、やる気のある会社です。
https://2ngen.jp/
◆ゲーム開発:タンサン株式会社
「新しい楽しみをつくる。」
タンサンは、京都で10年、ボードゲームを軸とした企画・デザイン・イラスト・イベントなどゲームに関する、あらゆるエンターテイメントを作り出していくクリエイティブスタジオです。
https://www.tansan.co/
- 主催:NPO法人 Silent Voice
「”音のない声”を社会のなかで見える化したい」Silent Voiceの社名にはそんな想いが込められています。 「聞こえる聞こえない」という違いに向き合い、実際に様々な課題を解決してきた私たちにしか提供できない価値を追求することで、コミュニケーションの壁とたたかう人たちの力になりたいと考えています。
https://silentvoice.co.jp/
<お問い合わせ>
NPO法⼈ Silent Voice
sv-contact@silentvoice.co.jp
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