WITecとAttocube、極低温ラマンイメージングシステム「クライオラマン」を販売開始
ドイツ最先端テクノロジー企業による共同開発、多様化する測定ニーズに対応。
※このプレスリリースは、WITec GmbH(ビーテック・ゲーエムベーハー) が、2021年7月20日(独国現地時間)に発表したプレスリリースを、WITec株式会社が和訳・要約したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
ラマンイメージングのイノベーターであるWITec GmbH(ビーテック・ゲーエムベーハー:以下、ビーテック)と極低温顕微鏡のスペシャリストであるattocube systems AG(アトキューブ・システムズ・エージ―:以下、アトキューブ・システムズ)は、クライオラマンを共同開発、販売開始しました。 この極低温ラマンイメージングシステムは、アトキューブ・システムズの最先端のクライオスタットおよびナノポジショナー技術と、ビーテックのalpha300相関顕微鏡シリーズが誇る感度とモジュール性が統合されています。 初めて、高磁場における最低温度でのラマンイメージングに、比類のない空間分解能で簡単にアクセスできるようになりました。
既存および新規課題に対応するように設計されたクライオラマンは、可視光領域から中赤外光領域までの励起波長を提供します。また、最適化された分光器、1.6K〜300Kの動作温度、高磁場、極低温ラマン用特製対物レンズ(特許取得済)および非常に正確な圧電スキャンステージを備えています。
アトキューブ・システムズの極低温機器事業部の責任者Florian Ottoは、「極低温ラマンへの関心は急速に高まり、当初の私たちのコア領域であるグラフェンとカーボンナノチューブの研究グループの枠を超えて事業が拡大しています。私たちは、ビーテックと協業して拡大するユーザー層のますます多様化する測定ニーズに対応することを決定しました。クライオラマンは、使いやすさ、柔軟性、完全な機能の観点から、低温の化学的特性を再定義する取り組みを成功裏に実現したものです。」と述べています。
新規の低次元材料の相転移と新奇物性に関する研究は、特にクライオラマンの高磁場オプションによる恩恵を受けるでしょう。最大12Tの強度を持つソレノイド磁石またはベクトル磁石は、遷移金属ジカルコゲナイド(TMD)およびファンデルワールスヘテロ構造の調査に理想的であり、フォトルミネッセンスの温度依存性および磁場依存性の決定にも役立ちます。オプションのモジュールには、正確なソフトウェア制御のレーザー出力調整、多波長励起機能、光学顕微鏡から分光イメージングへの自動切り替え、自動分光計キャリブレーション光源とルーチン、および時間相関単一光子計数(TCSPC)モードが含まれます。
また、クライオラマンは、極低温ラマン顕微鏡法に低波数ラマンピークを検出する機能と、励起および検出における完全な偏光制御機能の2つの独自の機能を導入します。ビーテックの共同創設者兼マネージングディレクターであるOlaf Hollricherは、次のように述べています。「極低温環境で材料を検討している研究者は、励起波長にできるだけ近い空間分解能を望んでおり、偏光測定にも非常に興味を持っています。これらの要件を満たすために、市場に同等のものがない機能を開発しました。実際、低温でのイメージング機能、統合のレベル、パフォーマンス、そしてラマン初心者と専門家の両方へのアクセス性を備えたクライオラマンは、極めて優秀です。」
アトキューブ・システムズとビーテックの密接な連携で、かつてない範囲の測定に対応できる機器が生まれました。クライオラマンは、それぞれの分野のパイオニアからの最新技術を取り入れ、材料科学者にとって便利で用途が広く不可欠なツールである極低温ラマン顕微鏡として確立しています。
ビーテックについて
ビーテックは、3Dラマンイメージングと相関顕微鏡におけるパイオニアであり、妥協のない速度、感度、解像度を提供する製品ポートフォリオで業界をリードし続けています。ラマン顕微鏡、原子間力顕微鏡 (AFM)、走査型近接場光学顕微鏡 (SNOM) 、またはラマンとAFM・SNOMの組み合わせ及びビーテックが開発したラマン顕微鏡を組みこんだSEMラマンシステム (RISE) は、拡張機能が組み込まれたモジュラーハードウェアとソフトウェアアーキテクチャを通じて、化学的および構造的特性評価における特定の課題に合わせてシステムを構成することが可能です。ドイツ・ウルム市にある本社で、研究・開発・生産機能を担い、世界各国で販売・サポートネットワークを展開しています。ビーテックの情報は、https://www.witec.de/でご覧ください。
アトキューブ・システムズについて
アトキューブ・システムズは、産業界および研究機関におけるナノテクノロジーソリューションのパイオニアです。 同社は、高精密モーション、極低温顕微鏡、ナノスケール分析などのナノスケールアプリケーション向けのコンポーネントとシステムを開発し、製造、販売しています。すべての製品は、独国ミュンヘン近郊のハールにある本社のナノ・ファクトリーで製造され、200人の物理学者、エンジニア、ソフトウェア開発者、製品設計者からなる国際的なチームが、製品企画から納品まで緊密に連携しています。また、米国に営業所と、世界40か国以上に幅広い代理店ネットワークを持っており、4千社以上の顧客と取引実績があります。アトキューブ・システムズの情報は、https://www.attocube.com/en でご覧ください。
お問い合わせ先
WITec株式会社
https://www.witec.de/jp/
Tel:045-319-4277
Email:info@witec.jp
ラマンイメージングのイノベーターであるWITec GmbH(ビーテック・ゲーエムベーハー:以下、ビーテック)と極低温顕微鏡のスペシャリストであるattocube systems AG(アトキューブ・システムズ・エージ―:以下、アトキューブ・システムズ)は、クライオラマンを共同開発、販売開始しました。 この極低温ラマンイメージングシステムは、アトキューブ・システムズの最先端のクライオスタットおよびナノポジショナー技術と、ビーテックのalpha300相関顕微鏡シリーズが誇る感度とモジュール性が統合されています。 初めて、高磁場における最低温度でのラマンイメージングに、比類のない空間分解能で簡単にアクセスできるようになりました。
既存および新規課題に対応するように設計されたクライオラマンは、可視光領域から中赤外光領域までの励起波長を提供します。また、最適化された分光器、1.6K〜300Kの動作温度、高磁場、極低温ラマン用特製対物レンズ(特許取得済)および非常に正確な圧電スキャンステージを備えています。
アトキューブ・システムズの極低温機器事業部の責任者Florian Ottoは、「極低温ラマンへの関心は急速に高まり、当初の私たちのコア領域であるグラフェンとカーボンナノチューブの研究グループの枠を超えて事業が拡大しています。私たちは、ビーテックと協業して拡大するユーザー層のますます多様化する測定ニーズに対応することを決定しました。クライオラマンは、使いやすさ、柔軟性、完全な機能の観点から、低温の化学的特性を再定義する取り組みを成功裏に実現したものです。」と述べています。
新規の低次元材料の相転移と新奇物性に関する研究は、特にクライオラマンの高磁場オプションによる恩恵を受けるでしょう。最大12Tの強度を持つソレノイド磁石またはベクトル磁石は、遷移金属ジカルコゲナイド(TMD)およびファンデルワールスヘテロ構造の調査に理想的であり、フォトルミネッセンスの温度依存性および磁場依存性の決定にも役立ちます。オプションのモジュールには、正確なソフトウェア制御のレーザー出力調整、多波長励起機能、光学顕微鏡から分光イメージングへの自動切り替え、自動分光計キャリブレーション光源とルーチン、および時間相関単一光子計数(TCSPC)モードが含まれます。
また、クライオラマンは、極低温ラマン顕微鏡法に低波数ラマンピークを検出する機能と、励起および検出における完全な偏光制御機能の2つの独自の機能を導入します。ビーテックの共同創設者兼マネージングディレクターであるOlaf Hollricherは、次のように述べています。「極低温環境で材料を検討している研究者は、励起波長にできるだけ近い空間分解能を望んでおり、偏光測定にも非常に興味を持っています。これらの要件を満たすために、市場に同等のものがない機能を開発しました。実際、低温でのイメージング機能、統合のレベル、パフォーマンス、そしてラマン初心者と専門家の両方へのアクセス性を備えたクライオラマンは、極めて優秀です。」
アトキューブ・システムズとビーテックの密接な連携で、かつてない範囲の測定に対応できる機器が生まれました。クライオラマンは、それぞれの分野のパイオニアからの最新技術を取り入れ、材料科学者にとって便利で用途が広く不可欠なツールである極低温ラマン顕微鏡として確立しています。
ビーテックについて
ビーテックは、3Dラマンイメージングと相関顕微鏡におけるパイオニアであり、妥協のない速度、感度、解像度を提供する製品ポートフォリオで業界をリードし続けています。ラマン顕微鏡、原子間力顕微鏡 (AFM)、走査型近接場光学顕微鏡 (SNOM) 、またはラマンとAFM・SNOMの組み合わせ及びビーテックが開発したラマン顕微鏡を組みこんだSEMラマンシステム (RISE) は、拡張機能が組み込まれたモジュラーハードウェアとソフトウェアアーキテクチャを通じて、化学的および構造的特性評価における特定の課題に合わせてシステムを構成することが可能です。ドイツ・ウルム市にある本社で、研究・開発・生産機能を担い、世界各国で販売・サポートネットワークを展開しています。ビーテックの情報は、https://www.witec.de/でご覧ください。
アトキューブ・システムズについて
アトキューブ・システムズは、産業界および研究機関におけるナノテクノロジーソリューションのパイオニアです。 同社は、高精密モーション、極低温顕微鏡、ナノスケール分析などのナノスケールアプリケーション向けのコンポーネントとシステムを開発し、製造、販売しています。すべての製品は、独国ミュンヘン近郊のハールにある本社のナノ・ファクトリーで製造され、200人の物理学者、エンジニア、ソフトウェア開発者、製品設計者からなる国際的なチームが、製品企画から納品まで緊密に連携しています。また、米国に営業所と、世界40か国以上に幅広い代理店ネットワークを持っており、4千社以上の顧客と取引実績があります。アトキューブ・システムズの情報は、https://www.attocube.com/en でご覧ください。
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https://www.witec.de/jp/
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