AI従業員「TechHive Agent」、グループ会社の採用業務で3ヶ月運用 — 応募1件あたり20分の人手対応がゼロに、採用体制は3名から1名へ
採用業務を代行するAIエージェントの3ヶ月運用データを公開 — 正式提供に先立ちテストユーザー企業を募集
株式会社Asikaze(本社:東京都渋谷区、代表取締役:平井大介)は、業務を代行するAIエージェントを「AI従業員」として配属するプラットフォーム「TechHive Agent(テックハイブ・エージェント)」(以下、THA)を、グループ会社である株式会社Ansel Technologiesのエンジニア採用業務に導入し、約3ヶ月間(2026年4月14日〜7月13日)の運用実績を公開します。
導入前、応募1件あたり平均20分かかっていた面談前の人手対応は原則ゼロになり、3名で分担していた採用対応は担当者1名とAIエージェントによる運用に。候補者への一次対応は深夜・休日を問わず中央値約7分で完了し、人員を追加することなく即応と省力化を両立しました。あわせて、正式提供に先立つテストユーザー企業の募集を開始します。

◾️ 背景:「応募が来るたびに、手が止まる」
Ansel TechnologiesはSES事業を展開しており、エンジニア採用は事業成長に直結する生命線です。一方で、採用実務の大半は面接そのものではなく、その手前のデスクワークに費やされていました。
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求人媒体に応募が入るたびに通知を確認し、応募者情報を転記して一次返信を作成する
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応募要件を満たしているかを1件ずつ確認し、結果を管理シートに反映する・面接日程を候補者
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面接官双方と往復しながら調整する
これらは1件あたりの作業は数分〜十数分でも、「いつ発生するかわからない割り込み作業」であることが最大の問題でした。担当者は本来の業務中に何度も手を止めることになり、対応が遅れれば候補者の熱量は下がります。採用は「スピードが歩留まりを決める」業務であるにもかかわらず、体制上、即応と集中を両立できない状態が続いていました。
◾️ 導入: AI従業員「採用アシスタント」が割り込み業務を引き受ける
Asikaze が開発する THA は、単一のAIツールではなく、業務ごとに専門化したAI従業員を「配属」するという考え方のプラットフォームです。今回 Ansel には、採用業務に特化したAIエージェント「採用アシスタント」を配属しました。
【AIエージェントが代行する業務】
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応募者への一次対応 — 応募を検知すると応募者情報の整理・重複チェック・一次返信までを実行
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応募要件チェック — 人間が事前に定義した応募要件(必須条件)との照合と結果整理を自動実行。AIが候補者の評価をともなう合否判断を行うことはなく、要件を満たした候補者は選考担当者に引き継がれます
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面接日程調整 — 候補者とのやり取りを通じた日程確定と関係者への共有4. 巡回モニタリング — 営業時間中は30分ごとに採用管理画面を巡回し、返信や状態変化を検知して後続業務を起動

【「勝手にやらない」ための承認設計(HITL)】
THAの設計思想の中核は、AIの自律性ではなく人間による統制(Human-in-the-Loop)です。業務アクションはリスクレベルごとに分類され、対応の手順や文面はあらかじめ人間が承認した範囲内でAIが実行します。その範囲を超える判断が必要になった場面では、実行前に担当者へ承認依頼が届き、担当者はSlack上で内容を確認して、ワンタップで承認・修正指示・却下を選択。運用期間中、AIから人間への確認・報告は188回、うち意思決定を求める承認リクエストは50回発生し、いずれも人間の判断を経て処理されました。「AIが何をしたか分からない」状態を作らないことを、機能ではなく前提として設計しています。

◾️ 結果: 約3ヶ月間の運用実績
運用期間: 2026年4月14日〜7月13日(約3ヶ月)処理した採用実務: 合計2,107件
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応募者一次対応: 657件
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重複応募チェック: 651件
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応募要件チェック: 523件
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面接日程調整: 174件
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書類送付依頼
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ステータス更新ほか: 102件
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応募1件あたりの人間の作業時間(面談前工程): 平均20分 → 0分
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候補者への一次対応の応答速度: 中央値 約7分(90%は約30分以内・深夜/休日含む)
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AIが代替した作業時間(人手換算): 月あたり約83時間(面談を除く採用対応の約9割)
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AIから人間への確認・報告: 188回(うち承認リクエスト50回)

直近のフル稼働月(2026年6月)では、応募者一次対応262件・応募要件チェック220件・面接日程調整70件を1ヶ月で処理しました。
導入前、Anselでは一次面談までの採用対応を3名の担当者で分担していました。新規応募1件ごとに、通知の確認から応募情報の取り込み・管理シートへの記帳・応募要件の確認・日程調整メールの送信まで平均20分。現在の応募量(月250名弱)ではこの対応だけで月80時間超に相当し、一次面談(約60分/件)まで含めると担当者1人の月間労働時間を超える業務量であり、複数名での分担は必然でした。
導入後、面談より手前の工程はすべてAIエージェントが担い、応募1件あたりの人間の作業時間は原則ゼロになりました。採用担当者が自ら手を動かすのは、面接日程が確定したときの対応(確定連絡・リマインド設定など、1件あたり約10分)と面談そのもののみ。現在、この採用ラインは担当者1名で運用されています。AIが代替している作業は人手換算で月あたり約83時間、面談を除く採用対応時間の約9割にあたります。
数字以上に効果が大きかったのは「割り込みが消えたこと」です。人間の工数がゼロになっただけでなく、候補者への一次対応は深夜・休日を問わず中央値約7分で完了。「担当者の手を止めない」と「候補者を待たせない」が両立し、採用担当者は面接や候補者の見極めといった、人にしかできない業務に集中できるようになりました。
【担当者コメント(Ansel Technologies 採用担当: 内山 翔大)】
「正直、最初は『応募対応をAIに任せて大丈夫なのか』と半信半疑でした。以前は、朝イチでまず夜間に溜まった応募の処理から一日が始まり、日中も通知が鳴るたびに作業を中断する毎日で。今は、面接の日程が決まったら私が動く——基本はそれだけです。深夜に入った応募への一次対応が数分で終わっているのを翌朝確認したときは、正直ちょっと悔しかったです(笑)。判断に迷う案件はSlackに確認が飛んでくるので、任せきりの不安もありません。空いた時間は面談の準備と、候補者一人ひとりときちんと向き合うことに使えるようになりました。これが本来やりたかった仕事だな、と思います」
◾️ 今後: 正式提供に先立ち、テストユーザー企業を募集
今回の実績は自社グループ内での運用によるものであり、THAは現在、正式提供前の段階です。Asikazeでは、採用業務をはじめとするHR領域の定型業務に課題を持つ企業を対象に、テストユーザー企業の募集を開始します。
・対象: SES・人材サービス業をはじめ、採用実務の負荷に課題を持つ企業
・内容: 業務ヒアリングのうえ、現在お使いの採用媒体
・管理ツールに合わせてAIエージェントを設計・配属・詳細
・お問い合わせ: https://agents.techhive.bz/contact
※THAは採用領域にとどまらず、経理・営業支援・マーケティングなど複数の業務領域に対応するプラットフォームです。Asikaze社内ではマーケティング業務での運用も並行して行っており、その実績は後日公開予定です。
■ 会社概要
会社名:株式会社Asikaze
代表者:代表取締役 平井大介
設立:2019年4月
所在地:東京都渋谷区宇田川町36-2 ノア渋谷1005
事業内容:IT・HRコンサルティング/AIエージェント開発
グループ:株式会社Ansel Technologies(100%子会社)含む連結100名
認証:プライバシーマーク取得済み(21005002(01))
■ 本件に関するお問い合わせ
株式会社Asikaze
担当:平井
Email:techhiveagent@asikaze.com
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