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自動翻訳シンポジウム事務局
会社概要

第5回 自動翻訳シンポジウム~2025年に向けたグローバルコミュニケーション技術~を開催しました!

総務省・グローバルコミュニケーション開発推進協議会・国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) 主催

自動翻訳シンポジウム事務局

総務省、グローバルコミュニケーション開発推進協議会及び国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、世界の「言葉の壁」をなくし、グローバルで自由な交流を実現するため、多言語自動翻訳技術の研究開発と社会実装に取り組んでいます。

これから迎えるニューノーマル時代では、人々の社会活動がデジタル技術の活用により距離的・時間的制約から解放される中、「言葉の壁」の解消は非常に重要な課題となっています。

3月11日に開催した「第5回 自動翻訳シンポジウム」では、こうした課題の解決に向けてAIを活用した多言語自動翻訳技術の進展と利活用の現状や、2025年を見据えた今後の飛躍の方向性について幅広く議論・発信を行いましたので、その概要をお伝えします。

※本シンポジウムは、昨年度まで実施していた「自動翻訳シンポジウム」及び「グローバルコミュケーションシンポジウム」を今年度は統合して開催いたしました。

<第5回 自動翻訳シンポジウム ~2025年に向けたグローバルコミュニケーション技術~>
・キャッチコピー:

「言葉の壁のない世界」が見えてきた ~AIの成功事例について学び、翻訳技術の進化を見通す~
・日時:
2022年3月11日(金)15:00~17:00(併設オンライン展示 14:00~18:00:企業出展16社)
・形態:
オンラインによるライブ配信
・主催:
総務省、グローバルコミュニケーション開発推進協議会、
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
・後援:
内閣府、法務省、外務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、
経済産業省、 特許庁、国土交通省、観光庁、環境省、
一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会、一般社団法人人工知能学会、
一般社団法人日本データベース学会、人工知能研究開発ネットワーク

<当日のプログラム>
1.開会挨拶

グローバルコミュニケーション開発推進協議会 会長
須藤 修(中央大学国際情報学部 教授、東京大学大学院情報学環 特任教授)

冒頭に、グローバルコミュニケーション開発推進協議会 須藤会長より開会の挨拶を行いました。

▼要旨
・これからのニューノーマル時代においてはデジタル技術の活用が進み、距離的・時間的な制約から解放される中で、「言葉の壁」の解消が極めて重要な課題になっている。
・グローバルコミュニケーション開発推進協議会では、言葉の壁がない世界や、グローバルで自由な交流が出来る世界をめざして産学官が一丸となって活動しており、既に220を超える団体の参加がある。
・2025年の大阪万博では、AIを活用した同時通訳、自動翻訳技術で支援・協力をしていくことになっている。

2.主催者挨拶
総務大臣 金子 恭之

つづいて、主催者を代表して、総務省 金子大臣より挨拶を行いました。

▼要旨
・NICTの開発した自動翻訳技術は12言語で実用レベルに到達し、今後あらたに8言語に対応する予定である。
・グローバルコミュニケーション開発推進協議会のもと、オールジャパン体制で推進した結果、NICTの翻訳技術を活用して、30を超える製品・サービスが社会に普及している。
・「グローバルコミュニケーション計画2025」のもと、取り組みを強化しており、総務省としては、2025年大阪万博を機に、AIによる同時翻訳技術の技術を世界にむけて発信したいと考えている。

3.基調講演
「Software 2.0とデジタルトランスフォーメーション」

株式会社Preferred Networks PFN Fellow
東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 特任教授
花王株式会社 エグゼクティブフェロー
丸山 宏 氏

▼要旨
・今や、「Software2.0」の時代。「作るプログラミング」から「探すプログラミング」に移行してきている。深層学習、強化学習のテクノロジーの発達がそこに大きく関与している。
・ITの第2フェーズは「置き換え」ではなく「ITで初めて可能になるサービス」を創発することであり、深層学習はこの点において、活用できるものである。
・現在、医療領域で、深層学習を活用した人体における生成モデルの研究をしており、今後、それらをAPI基盤とすることで、ライフケアに関するイノベーションの生み出せるのではないかと考えている。

4.講演
「自動翻訳の素材を蓄える翻訳バンク」

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) フェロー
隅田 英一郎

▼要旨
・世の中の自動翻訳は既に使えるレベルになってきている。
・「深層学習」の活用によって、飛躍的に翻訳の精度が良くなった。
・翻訳の精度を高めるためには、大量の、質が良い対訳データが必要である。
・官民から対訳データを寄付いただくのが「翻訳バンク」であり、翻訳バンクの成長が翻訳の精度アップに欠かせない。
・「翻訳バンク」においては、コミュニティや文化団体との連携や、金融庁等をはじめとする官民連携が進み始めており、ますます拡がりを見せている。

5.パネルディスカッション
「2025年に向けた多言語翻訳の将来展望」


【モデレーター】
・国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) 上席研究員  内山 将夫

【パネリスト:3名】
・株式会社Preferred Networks PFN Fellow
東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 特任教授
花王株式会社 エグゼクティブフェロー
丸山 宏 氏
・ソースネクスト株式会社 常務執行役員 兼 CTO
川竹 一 氏
・マインドワード株式会社 代表取締役CEO
菅谷 史昭 氏

※パネリスト1名(株式会社インターグループ 取締役 山畑 征四郎氏)はご都合により欠席となりました

パネルディスカッションの様子
(上段左:内山、上段中:丸山氏、上段右:川竹氏、下段左:菅谷氏、下段右:手話通訳)

▼要旨
・自著の1冊を機械翻訳で訳してみた結果、機械翻訳システムは、それなりに心の準備をして使えば、本1冊を英訳するのにも使えるレベルのツールであることが分かった。(丸山氏)
・「ポケトーク」のミッションは「言葉の壁をなくす」こと。翻訳機は、日本だけではなく海外でも需要があり、特にアメリカでの売上が伸びている。情報保証の点で必要になっている。(川竹氏)
・「わかる自動翻訳(汎用翻訳)」と「デキル自動翻訳(専用翻訳)」は、双方とも精度が高まっており、利用者の選択肢も増えている。究極の専用翻訳は「個人用」に向かうかもしれない。(菅谷氏)
・機械翻訳を使うことで、言語の違う人と話す意欲が高まったり、日本語の書き方が変わったり等、人の行動が変わることがある。
・機械翻訳を使うことで「言葉の壁をこわす」ことに参加することができる。

6.閉会挨拶
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) 理事長
徳田 英幸

最後に、NICT 徳田理事長から閉会の辞を述べ、本シンポジウムを閉会しました。

▼要旨
・丸山先生、ソースネクストの川竹様、マインドワードの菅谷様から、講演やパネルディスカッションで大変興味深く示唆に富んだお話をいただいた。
・情報通信研究機構では、「グローバルコミュニケーション計画2025」の下、「言葉の壁」を意識することなく、グローバルで自由な交流を実現していく。
・翻訳バンクに提供いただくデータを活用し、翻訳分野の拡大と精度の向上に努め、AIによる同時通訳の技術の確立と社会実現に向けた取組を加速していく。

なお、当日の発表資料(一部除く)は、後日、【グローバルコミュニケーション開発推進協議会】のホームページ(https://gcp.nict.go.jp)の会員限定ページにて掲載予定です。

7.オンライン展示
翻訳事業に携わる国内企業(16社)によるオンライン展示(14:00-18:00)を行い、NICTが開発する翻訳エンジンを活用した製品・サービス等をご紹介しました。
なお、オンライン展示は一部を除き、9月まで、【グローバルコミュニケーション開発推進協議会】のホームページ(https://gcp.nict.go.jp/)及び【翻訳バンク】のホームページ(https://h-bank.nict.go.jp/)上で継続展示する予定です。



<本シンポジウムに関する問合せ先>
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
E-MAIL:jido-hon-yaku@ml.nict.go.jp

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官公庁・地方自治体
本社所在地
水道水道1丁目3-3
電話番号
03-5840-3218
代表者名
山川一木
上場
未上場
資本金
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設立
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