オフライン音声認識ソフト「楽々ぎじろー君 Pro」発売

PC単体で動作するオフライン音声認識ソフトです。7月にリリースしていた『楽々ぎじろー君』を機能アップし「話者識別機能」などを拡充するとともにビジネス向けの「PCライセンス」としました。

Tokyo Properties 株式会社

2023年11月28日 11時10分

Tokyo Properties株式会社（本社：東京都港区）は、議事録作成をより簡単かつ効率的にするため、ビジネス向けのオフライン音声認識ソフト『楽々ぎじろー君Pro』を発売します。

【こんな企業におすすめ】
・議事録作成の効率化のため音声認識を導入したい企業
・会議音声がクラウドサービスに流出することにリスクを感じている企業
・部署に一つ共有可能な音声認識ソフトが欲しい企業
・とにかくシンプルな機能を好む企業
・低価格で音声認識導入したい企業

「楽々ぎじろー君 Pro」は、オフラインでのPC単体動作により、情報漏洩のリスクを完全に排除した買い切り型ソフトウェアパッケージです。

市場には多くの音声認識サービスが存在しますが、これらのサービスの多くはクラウド上で音声認識処理をする方式を採用しています。一方で、「楽々ぎじろー君 Pro」は、企業の内部情報や顧客との重要な会話を含む会議の録音データを安全に保護することに重点を置いています。責任ある企業にとって、そのような機微な情報を外部のサービスに流出させることは避けるべきリスクであるため、音声認識サービスを導入できないでいる企業が非常に多く存在しています。

このような市場のニーズに応えるために、「楽々ぎじろー君 Pro」は完全にオフラインで機能する音声認識ソフトウェアとして開発されました。クラウドベースのエンジンを使用する他のサービスとは異なり、PC内部で音声認識処理を完結させるため、使用回数や時間に関わらず追加の月額利用料や課金は発生しません。これにより、企業は経済的かつセキュリティの面で有利な選択をすることが可能となります。音声認識にかかる時間についても性能の高いCPUを搭載したPCを使用すれば約40分で完了します。ユーザーの待機時間を最小限に抑えつつ話者識別と音声認識の精度をバランスするようにしました。

楽々ぎじろー君 Proに投入可能なオーディオファイル形式はmp3, wav, m4a, mp4 になります。また認識可能な言語は、日本語の他、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語に対応しています。

楽々ぎじろー君 Proは複数のファイルを認識待ちリストに登録できます。登録されたファイルは順々にオフライン音声認識処理されます。

前バージョンからの機能面の進化として、認識精度を向上させ話者識別機能を搭載しました。特に話者識別機能はＡＩが声の特徴を分析しSpeaker_00, Speaker_01といった話者に識別符号を付与する形式となっています。出力結果はCSVファイルで提供されるため、例えばSpeaker_00は「田中さん」Speaker_01は「吉田さん」などと一括置換することで簡単に話者情報を記録できます。

また、前バージョンからライセンス形態を見直しました。個人向けライセンスとしていましたが、部署の共有PCにインストールしたいといった要望を受けてPCライセンスとしました。

『楽々ぎじろー君 Pro』は他社の類似製品と比較しても料金は安く認識精度もほとんど遜色ない水準に仕上がっています。ぜひ、『楽々ぎじろー君 Pro』をご活用いただき、効率的な議事録作成を実現してください。

	当社	A社	B社	C社
音声認識タイプ	オフライン (PC)	オフライン (PC)	クラウド	クラウド
ライセンス形態	PCライセンス (PC1台限定)	フローティングライセンス（同時刻1利用者限定）	時間課金	データ量課金
初期費用	29,800円	0円	60,000円	0円
月額固定料金	0円	60,000円	60,000円	30,000円
従量課金	0円（利用時間無制限）	0円（利用時間無制限）	月20時間超は 60円/分	3GB超分は 1万円/GB
話者識別機能	あり	あり	あり	なし