【Pixial Flashレポート】オリンピック後半戦(8月1日〜8日)のInstagramいいね数TOP10

〜日本最上位は数多くの金メダリストを抑えて、あの選手からの投稿〜

株式会社ジャパン・カレント

世界的なSNSであるInstagram上から、オリンピックに関してどのような投稿があったのかを分析し、別の視点からこの国際イベントに迫ってみました。
株式会社ジャパン・カレント
2021年8月18日

2021年8月8日に東京オリンピックが無事閉会しました。日本は27個の金メダルを含む58個ものメダルを獲得し、その瞬間をテレビやネットで目にした方々も多かったことと思います。一方で、オリンピックは数多くの競技が同時並行で行われているにも関わらず、どうしても自国選手の情報に偏ってしまうため、行われている競技の全体像をカバーすることは困難です。

今回は「#olympic」とつけられた投稿のうち、後半戦(8月1日〜8月8日)に公開投稿された52,498投稿※を当社のSNS分析サービスPixial®(ピクシャル)を使って分析し、「いいね数」トップ10の投稿を取り上げてみたいと思います。
※本記事の数値はいずれも調査時点のものです(調査後も各投稿に関連する数値は増減する可能性があります)。また日付はいずれも日本標準時(JST)が基準となっております。

                Pixial 日付別いいね数グラフ(8月1日〜8日)



以下、順位(いいね数)とその投稿内容を紹介します。なお、同じ内容に関する投稿はまとめて記載しています。

第10位(270,530)/第9位(293,851)
発信者:ムハンマド アジズルハスニ・アワン選手(マレーシア)
発信日:8月8日
アカウント名:azizulhasniawang

競技最終日の男子ケイリン決勝に出場したマレーシアの選手による投稿です。アジズルハスニ・アワン選手は見事銀メダルを獲得し、マレーシアに今大会2つ目のメダルをもたらしました。試合後にメダルとともにベッドに寝ている姿とメダル授与された時の投稿がそれぞれ10位と9位となりました。なお、アジズルハスニ・アワン選手は前回のリオ大会でも同種目で銅メダルを獲得しています。

第8位(306,484)/第6位(353,089)/第3位(386,310)
発信者:インドネシアのバドミントン専門サイト/世界バドミントン連盟公式
発信日:8月2日
アカウント名:badmintalk_com/bwf.official

インドネシアの国技であるバドミントン。今大会女子ダブルスで金メダルを獲得したグレイシア・ポリイ選手とアブリヤニ・ラハユ選手の10歳差ペアの金メダル獲得を、インドネシアのバドミントン専門チャンネルと世界バドミントン連盟の公式アカウントが発信し、いずれも30万件以上のいいねを獲得しています。なお、インドネシアがこれまでオリンピックで獲得した金メダルは全てバドミントンによるものですが、女子ダブルスでは初の金メダルとなりました。

第7位(337,841)
発信者:ペルシア語圏のアカウント
発信日:8月8日
アカウント名:javadkhaajavi

キリバスの重量挙げ選手、ルベン・カトアタウ選手。成功しても失敗しても笑顔でダンスを踊ることで有名ですが、この選手のダンス動画(おそらく前回のリオ大会のもの)がフォロワー350万人を持つアカウントより投稿され、33万件を超えるいいね数を獲得しました。なお、今大会ルベン・カトアタウ選手の出場した男子67キロ級ウエイトリフティングは7月25日に競技を終了しており、この時には同選手によるダンスの披露はありませんでしたが、今回も笑顔で競技を終えていました。

第5位(354,940)
発信者:久保建英選手
発信日:8月7日
アカウント名:takefusa.kubo

トップ10唯一の日本勢は男子サッカー代表の久保建英選手からの投稿。メキシコとの3位決定戦に敗れた翌日、日本代表チームの集合写真とともに、さらなる成長への決意を表明した投稿が5位にランクインしました。日本は後半の期間だけでも空手やレスリング、野球など、かなりの種目でメダルを獲得しましたが、いいね数最上位はメダリスト以外に関する投稿という意外な結果となりました。

第4位(368,674)
発信者:ブラジルの有料スポーツチャンネル
発信日:8月7日
アカウント名:sportv

ボクシング男子ミドル級でブラジルのエベルト・ソウザ選手が劇的大逆転のノックアウト勝ちで金メダルを獲得しました。その瞬間の動画をブラジルの有料スポーツチャンネルが投稿し第4位となっています。ブラジルは同日に男子サッカーも前回大会に続く金メダルを獲得しており、同チャンネルからも投稿されていますが、劇的なドラマを生んだボクシングにはかなわず、いいね数は12万件ほどにとどまりました。

第2位(422,933)
発信者:インドの元プロクリケット選手
発信日:8月7日
アカウント名:virendersehwag

陸上男子やり投げ決勝で、インドのニーラジ・チョプラ選手が見事金メダルを獲得しました。インドの選手が陸上でメダルを獲得するのは初の快挙。それも金メダルとあって、フォロワー数が654万人を超えるインドの元プロクリケット選手が、その投てきの瞬間の画像を投稿したところ、大きな反響を呼んだ模様です。インドは今大会7つのメダルを獲得していますが、男子やり投げが唯一の金メダルとなっています。

第1位(557,493)
発信者:アン・サン選手(韓国)
発信日:8月1日
アカウント名:ssaaaann__22

アーチェリーの「混同団体」「女子団体」「女子個人」の3種目全てで見事金メダルを獲得した韓国のアン・サン選手が3つの金メダルとともにファンへ感謝の気持ちを綴った投稿がいいね数55万件超えでダントツの1位を獲得しました。韓国は今大会20個のメダルを獲得しましたが、そのうち金メダルは6個。アーチェリーでは男子団体も金メダルを獲得しており、なんとアーチェリー全5種目のうち4つを制覇。韓国の国内でも今大会特に注目を集めた競技と言えそうです。

            東京オリンピック後半戦 いいね数TOP10投稿の競技と種目

いかがだったでしょうか。
Instagramという世界的なプラットフォームからみてみると、TVやネットとはまた違ったオリンピックの側面が見えたのではないでしょうか。今回はInstagram上のわかりやすい指標である「いいね数」だけに注目してみましたが、やはり人々は「初の快挙」「大逆転」「敗退からの再起」といったドラマ性に魅了されるのかもしれません。また、今回上位となった投稿のほとんどがアジア圏からの投稿でした。これは日本と時差が少なく、「リアルタイム」で「その瞬間の感動を共有」した人々からの反応が多かったのではないかと推測しています。

Instagram投稿分析ツールPixial(ピクシャル)について
【サービス概要】
Instagram上の公開データの中から、指定したキーワード(以下、ハッシュタグ)に関するデータを利用者自ら分析できるサービスです。
Pixialのサービスの詳細は、Webサイトをご覧ください。
https://pixial.ai/

【株式会社ジャパン・カレントについて】
2015年デジタルマーケティングサービスプロバイダとして設立。以来、データ分析力やAIをはじめとする技術実装力を武器にお客様のデジタルマーケティング活動を支援しています。なお、親会社である株式会社ラックは、サイバーセキュリティ分野におけるリーディングカンパニーです。
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所在地:〒102-0093 東京都千代田区平河町2-16-1 
代表者:代表取締役 北原 信之
URL:https://www.japan-current.com
事業内容:
・クラウド型ソーシャルリスニングサービス「Pixial」の提供
・大量画像データの分類および評価/分析支援
・デジタルマーケティング企画、開発および運用

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上場
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設立
2015年05月