教育改革とコロナの影響 改めて基礎教育の重要性と塾の利用法について考える!
株式会社個別教育舎(所在地:東京都豊島区、代表取締役社長:紀洲良彦)は、会員・所属講師に意識調査を実施し「変わる学力」「基礎教育の重要性」「塾の役割の変化」「塾の利用法」「塾に通い始めるタイミング」についてまとめました。
変わる「学力」
2020年度の教育改革により、小中高の学習指導要領は、これからの時代を生きる子どもたちに必要な力を育成する内容に大きく変化してきています。
「学力」ということばは、事柄の理解、読み書き、計算という単なる『知識・技能』について使われるのではありません。「知識・技能」に加え、世の中に出たときに実践力となる「思考力・表現力・判断力」などの得た情報をもとに自分の頭で考えてアウトプットする力も指します。また、「学びに向かう人間性、他と協同する力」という、主体的になり、他と協力して何かを成し遂げるというところまで、学力として位置づけられています。
・教育改革で「学力」の定義が変わった!
・これから求められる学力は、未来を生きる子どもたちに必要となる力(≠知識・技能のみ)
基礎教育の重要性
<小学生>
主体的に取り組む姿勢は、人間だれしも生まれながらに持っている姿勢です。興味関心を拡げ、自分自身の世界を開拓し、その関心がしぼむことなく未知に臨むことができる土台を作っておくことが理想です。
基礎教育として、基本的な知識・技能だけではなく、さまざまな経験を通して、学ぶ楽しさや成功体験を積み重ねることも大変重要です。
<中高生>
学力として、「思考力、表現力、判断力」などアウトプットする力や主体的に関わる姿勢が必要とされています。アウトプットし、主体的に動くためには、何もないところからスタートはできません。思考・判断するための知識、表現するための言語、技能など基本的な力が必要です。
教育改革をきっかけに、入試も難化、多様化してきています。それも未来に生きる子どもたちに求められる力として知識・技能だけに留まらずさまざまな力を評価するようになっています。暗記に頼らない真の学力を身につけること、そのためにも基礎学力の定着、学習習慣、勉強のやり方などの基本的な力を備え、自分自身でやり遂げる経験を行い、成功体験を積み上げることが必要です。
・「思考力・表現力・判断力」を発揮するためには基礎的な知識・技能のインプットが必要
・主体的な姿勢を持ち続けるため、様々な経験を通して成功体験を積み重ねることが重要
人は生まれながらに「学びたい」という欲求を持っています。
小さな子どもを見ていると、その学びは、他との関わりから生まれます。新たな知識や技能を自分の行動範囲や関わる人を増やしていきながら体得しています。
そして、このころの学びはすべて主体的な姿勢によるものです。
そのように主体的な姿勢でリアルな体験を通して、さまざまな知識や技能を手に入れるのをきっかけとして、教室を飛び出して世の中のことに興味を持ち、社会の中にあるさまざまな問題について実感し、考え、行動できること。それらをみんなで成し遂げることができれば理想的です。
しかし、現在の1対多数の学校の教育では限界があるというのも事実でしょう。
知識・技能のインプットが多くなり、自然とアウトプットの機会は限られ、主体的に関わらなくても参加できてしまうからです。
お子さんの性格は様々ですので、集団の中でも主体的に関わり、活発にアウトプットできるお子さんとそうではないお子さんとでは、画一的な教育の下では差ができてしまうこともあるかもしれません。
社会に出る前の学生時代という貴重な時間の中で、どれだけ世の中のリアルに触れながら、自分の頭で考え、必要な知識を習得しようという姿勢を身につけられるか。学びを通して、そういう土台を築けることが重要です。
塾の役割の変化
学習塾は、学校教育の不足を補う場として、多くの学生の学力を支えています。
一般的に学習塾というと、難度の高い私立中学や高校・大学受験に向けての受験産業として注目されがちです。
学校の授業だけでは足りない応用的な考え方や処理のスピード、テストという特殊な環境への適応を身につけるなど、学校教育だけでは不足する受験に合格する力を訓練する場としての印象が強いと思います。
しかし、近年、学力観が変わり、「学力」の範囲が広がったことで、学校教育の不足を補うという意味合いも広がりをもってきています。
1対多数の中では、十分に発揮できない「思考・表現」の場、一人ひとりが主役として活躍できる場、そして進路という名の一人ひとりの未来に向けて、さまざまな可能性を提供していくことも塾の役割として加わっており、これからの未来に必要な力を身につけていくために果たす重要性は増しています。
・塾は学校教育の不足を補う場
・学力の範囲が広がり、塾でカバーする学力の範囲も広がっている。
塾の利用法
<小学生>
可能性を広げる場として塾を活用してほしいです。教科学習に関しては、基礎学力の習得にとどまらず、思考力や表現力、判断力を育成する問題への挑戦、さまざまな体験型の授業、経験ができる場とできるとより良いです。興味関心をさまざまな方面に広めることや、これから必要とされる「非認知能力」を育成できるプログラムにも注目いただきたいです。
・可能性を広げ、様々な経験を積む場
・知識・技能を深める、非認知能力を身につける
<中高生>
受験や定期テストなどの比較的近い将来の目標達成に向けて利用されるケースが多いようです。
中高生は学習すべきことに対して、使える時間が少ない、限られた時間の中で最大の成果を出すことが重要です。短期間で成果を上げるためには、目標を明確にし、自分自身と目標との差を認識しながら、課題に対して一人ひとりに必要な方法で習得することが必要です。
今は、多様化した将来像を描き、そこに向けてパーソナライズされたサポートを受けられる時代です。
自分と向き合い(自身の強みを知り)、自分が輝ける(強みを発揮できる)将来像を描き、そのヴィジョンに向かって、目標を明確にして実行する力を身につけること。さらにこれらが自走できるようになることが最終目標です。
また、さまざまな学習アプリなどICTの活用が進む中、一人ひとりに必要な学習方法を見つけ、学習習慣を身につけること、効率よく学習を進める必要があります。
塾では、目標の明確化と達成に向けたサポート、問題解決のスピード化をはかり「できる」ようになる時間が最短になること、また、勉強へのモチベーション、自宅での学習内容を含めペースメーカー的な存在として利用できることが理想的です。
・将来の目標を達成できるための最適なサポートを受ける
・一人ひとりに必要な学習方法、効率の良い学習で最短で目標を達成する
塾に通い始めるタイミング
中学受験をするなら、小学校3年生の2月から、高校受験を意識すると中学生になったときには・・・など一般的には言われます。小学生の頃には可能性を拡げ、様々な経験を積んでいただきたいので、非認知能力を育成できる体験やプログラミング学習、英語学習など。教科学習が難しくなる前に多くの経験を通して様々な力を身につけられる機会がある小学校低学年から継続的に利用できるのが理想的です。
低学年で勉強の土台になる力を築き、中学受験への挑戦に関わらず思考・表現する力の育成を学校内容+アルファのレベルで行うこと。中学生では、効率よく学習する習慣を身につけ、定期テストや先々の入試に備えて基礎学力の定着を早期に行うこと、さらに、深い思考・表現に対応できる応用力の習得を受験に向けて行うこと。高校でもさらに分量・難度の増す学習内容に対応していき、個々の入試傾向に合わせ自分で学力を伸ばす力が必要です。それぞれの学年で必要となる力やそのために必要なサポートは異なります。それぞれのタイミングに応じたサポートが可能ですので、早すぎるということはありません。
・それぞれの学年で必要なサポートがあるので早すぎることはない
・早期から基礎領域、学習習慣・基礎学力の習得に利用して欲しい
■調査の概要
調査期間:2022年9月1日(木)〜9月9日(金)
調査期間:自主調査
調査対象:個別教育舎社員・所属講師
有効回答数:767
調査方法:インターネット調査
<1対1ネッツについて>
1対1指導を提供する学習塾として2001年に創業しました。
職員が国際基準のコーチング研修を受講して指導やレッスンに取り入れたり、対話式1対1指導に加えてAIやタブレット学習などのICT教材を積極的に活用するなど、子どもたちと1対1で向き合う想いはそのまま、時代に即した学習サービスを提供しています。
https://www.edu-netz.com/
▼1対1ネッツの校舎一覧
https://www.edu-netz.com/area/
2020年度の教育改革により、小中高の学習指導要領は、これからの時代を生きる子どもたちに必要な力を育成する内容に大きく変化してきています。
「学力」ということばは、事柄の理解、読み書き、計算という単なる『知識・技能』について使われるのではありません。「知識・技能」に加え、世の中に出たときに実践力となる「思考力・表現力・判断力」などの得た情報をもとに自分の頭で考えてアウトプットする力も指します。また、「学びに向かう人間性、他と協同する力」という、主体的になり、他と協力して何かを成し遂げるというところまで、学力として位置づけられています。
・教育改革で「学力」の定義が変わった!
・これから求められる学力は、未来を生きる子どもたちに必要となる力(≠知識・技能のみ)
基礎教育の重要性
<小学生>
主体的に取り組む姿勢は、人間だれしも生まれながらに持っている姿勢です。興味関心を拡げ、自分自身の世界を開拓し、その関心がしぼむことなく未知に臨むことができる土台を作っておくことが理想です。
基礎教育として、基本的な知識・技能だけではなく、さまざまな経験を通して、学ぶ楽しさや成功体験を積み重ねることも大変重要です。
<中高生>
学力として、「思考力、表現力、判断力」などアウトプットする力や主体的に関わる姿勢が必要とされています。アウトプットし、主体的に動くためには、何もないところからスタートはできません。思考・判断するための知識、表現するための言語、技能など基本的な力が必要です。
教育改革をきっかけに、入試も難化、多様化してきています。それも未来に生きる子どもたちに求められる力として知識・技能だけに留まらずさまざまな力を評価するようになっています。暗記に頼らない真の学力を身につけること、そのためにも基礎学力の定着、学習習慣、勉強のやり方などの基本的な力を備え、自分自身でやり遂げる経験を行い、成功体験を積み上げることが必要です。
・「思考力・表現力・判断力」を発揮するためには基礎的な知識・技能のインプットが必要
・主体的な姿勢を持ち続けるため、様々な経験を通して成功体験を積み重ねることが重要
人は生まれながらに「学びたい」という欲求を持っています。
小さな子どもを見ていると、その学びは、他との関わりから生まれます。新たな知識や技能を自分の行動範囲や関わる人を増やしていきながら体得しています。
そして、このころの学びはすべて主体的な姿勢によるものです。
そのように主体的な姿勢でリアルな体験を通して、さまざまな知識や技能を手に入れるのをきっかけとして、教室を飛び出して世の中のことに興味を持ち、社会の中にあるさまざまな問題について実感し、考え、行動できること。それらをみんなで成し遂げることができれば理想的です。
しかし、現在の1対多数の学校の教育では限界があるというのも事実でしょう。
知識・技能のインプットが多くなり、自然とアウトプットの機会は限られ、主体的に関わらなくても参加できてしまうからです。
お子さんの性格は様々ですので、集団の中でも主体的に関わり、活発にアウトプットできるお子さんとそうではないお子さんとでは、画一的な教育の下では差ができてしまうこともあるかもしれません。
社会に出る前の学生時代という貴重な時間の中で、どれだけ世の中のリアルに触れながら、自分の頭で考え、必要な知識を習得しようという姿勢を身につけられるか。学びを通して、そういう土台を築けることが重要です。
塾の役割の変化
学習塾は、学校教育の不足を補う場として、多くの学生の学力を支えています。
一般的に学習塾というと、難度の高い私立中学や高校・大学受験に向けての受験産業として注目されがちです。
学校の授業だけでは足りない応用的な考え方や処理のスピード、テストという特殊な環境への適応を身につけるなど、学校教育だけでは不足する受験に合格する力を訓練する場としての印象が強いと思います。
しかし、近年、学力観が変わり、「学力」の範囲が広がったことで、学校教育の不足を補うという意味合いも広がりをもってきています。
1対多数の中では、十分に発揮できない「思考・表現」の場、一人ひとりが主役として活躍できる場、そして進路という名の一人ひとりの未来に向けて、さまざまな可能性を提供していくことも塾の役割として加わっており、これからの未来に必要な力を身につけていくために果たす重要性は増しています。
・塾は学校教育の不足を補う場
・学力の範囲が広がり、塾でカバーする学力の範囲も広がっている。
塾の利用法
<小学生>
可能性を広げる場として塾を活用してほしいです。教科学習に関しては、基礎学力の習得にとどまらず、思考力や表現力、判断力を育成する問題への挑戦、さまざまな体験型の授業、経験ができる場とできるとより良いです。興味関心をさまざまな方面に広めることや、これから必要とされる「非認知能力」を育成できるプログラムにも注目いただきたいです。
・可能性を広げ、様々な経験を積む場
・知識・技能を深める、非認知能力を身につける
<中高生>
受験や定期テストなどの比較的近い将来の目標達成に向けて利用されるケースが多いようです。
中高生は学習すべきことに対して、使える時間が少ない、限られた時間の中で最大の成果を出すことが重要です。短期間で成果を上げるためには、目標を明確にし、自分自身と目標との差を認識しながら、課題に対して一人ひとりに必要な方法で習得することが必要です。
今は、多様化した将来像を描き、そこに向けてパーソナライズされたサポートを受けられる時代です。
自分と向き合い(自身の強みを知り)、自分が輝ける(強みを発揮できる)将来像を描き、そのヴィジョンに向かって、目標を明確にして実行する力を身につけること。さらにこれらが自走できるようになることが最終目標です。
また、さまざまな学習アプリなどICTの活用が進む中、一人ひとりに必要な学習方法を見つけ、学習習慣を身につけること、効率よく学習を進める必要があります。
塾では、目標の明確化と達成に向けたサポート、問題解決のスピード化をはかり「できる」ようになる時間が最短になること、また、勉強へのモチベーション、自宅での学習内容を含めペースメーカー的な存在として利用できることが理想的です。
・将来の目標を達成できるための最適なサポートを受ける
・一人ひとりに必要な学習方法、効率の良い学習で最短で目標を達成する
塾に通い始めるタイミング
中学受験をするなら、小学校3年生の2月から、高校受験を意識すると中学生になったときには・・・など一般的には言われます。小学生の頃には可能性を拡げ、様々な経験を積んでいただきたいので、非認知能力を育成できる体験やプログラミング学習、英語学習など。教科学習が難しくなる前に多くの経験を通して様々な力を身につけられる機会がある小学校低学年から継続的に利用できるのが理想的です。
低学年で勉強の土台になる力を築き、中学受験への挑戦に関わらず思考・表現する力の育成を学校内容+アルファのレベルで行うこと。中学生では、効率よく学習する習慣を身につけ、定期テストや先々の入試に備えて基礎学力の定着を早期に行うこと、さらに、深い思考・表現に対応できる応用力の習得を受験に向けて行うこと。高校でもさらに分量・難度の増す学習内容に対応していき、個々の入試傾向に合わせ自分で学力を伸ばす力が必要です。それぞれの学年で必要となる力やそのために必要なサポートは異なります。それぞれのタイミングに応じたサポートが可能ですので、早すぎるということはありません。
・それぞれの学年で必要なサポートがあるので早すぎることはない
・早期から基礎領域、学習習慣・基礎学力の習得に利用して欲しい
■調査の概要
調査期間:2022年9月1日(木)〜9月9日(金)
調査期間:自主調査
調査対象:個別教育舎社員・所属講師
有効回答数:767
調査方法:インターネット調査
<1対1ネッツについて>
1対1指導を提供する学習塾として2001年に創業しました。
職員が国際基準のコーチング研修を受講して指導やレッスンに取り入れたり、対話式1対1指導に加えてAIやタブレット学習などのICT教材を積極的に活用するなど、子どもたちと1対1で向き合う想いはそのまま、時代に即した学習サービスを提供しています。
https://www.edu-netz.com/
▼1対1ネッツの校舎一覧
https://www.edu-netz.com/area/
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- 学習塾・予備校・通信教育学校・大学