町工場のSDGs、副産物である床革を使用したレザーコースターで大切なインテリアを守ります。
<開発背景> 床革を製品に積極的に使用出来るのは、コロナ禍でのクラウドファンディングがきっかけ
床革は革の銀面層という表部分を取りのぞく際に出来る、副産物の革です。例えば鞄をつくる際には厚い革の表面から必要な厚みのみを使用するため、余分な部分を削ぎ落とします。動物の皮からできているため、特に残された部分(床革)の厚みは均一になっていません。こうした床革を利用するには、厚みを整え直すための手間や時間、機材や技術が必要となりコストが掛かかります。
環境問題を考え、床革や革の端切れを廃棄を減らす必要性を認識するも、SDGsやサステナビリティに対する取り組みまで検討することは、SKLOを含め小さな事業者には難しい事だと考えます。
加えて、コロナ禍でイベントやワークショップが中止になり、SKLOでは自社製品の売り上げも落ち込みました。前年度比-50%の月も数ヶ月続きました。時間もコストもかかるSDGsの取り組みを行うことは目先の利益を考えると非常に厳しい状況でした。
しかし、モノが売れにくい状況だからこそ、ただ製品をつくるだけではなく、丁寧に製品が生まれた背景を伝えること、革の種類により異なる魅力や特徴を追求し、新たな製品をつくることが必要なのではないかと考える様になりました。
製品を通じて革の魅力をしっかりと伝えること、素材の先にある人や自然の存在を意識し、共感していただくことで何を選ぶことが地球環境のためになるのか、そうした想いを託してSKLOは2020年8月クラウドファンディングに挑戦しました。
URL: https://www.creema-springs.jp/projects/sklo1
床革で作った照明カバーは販売目標を達成し、プロジェクトの目的であった革割り機を購入、床革でも素早く厚みを整え、製作効率を上げることがSKLOでも出来る様になりました。
<製品特徴> 自然な風合いと吸水性もある、丁寧な暮らしのためのレザーコースター
こうしてできる床革で作られたコースターは、自然な風合いとシンプルなデザインで空間に馴染むだけでなく、グラスから結露した水滴の吸収や硬いものが当たって出来る傷等から、大切なテーブルやインテリアを守ります。
- 【革だから】自然な風合いと柔らかさ、使い込むことで増す深み。
- 【丁寧な暮らし】クッション性に加え、吸水性もある床革を使用。
- 【整える】上質な空間に合うコースタースタンド、贈り物にも。
*自然素材のため、厚みや色など若干の個体差が生じます。
*水シミに関しては使用を繰り返すことで目立たなくなり、風合いとなる深い色味に変わっていきます。
<販売方法・発売日時>
自社ウェブストア
販売開始:2021年9月27日(月)10:00 -
*下記URLページ開設日:2021年8月24日(火)
URL https://www.pb-sklo.com/product-page/coaster
《先行販売・早期割引有り》クラウドファンディングサイト Creema SPRINGS
プロジェクト期間:2021年8月24日(火)17:00 - 同年9月26日(日)18:00
URL http://www.creema-springs.jp/projects/sklo
<SKLOについて>
革を取り入れた”ぬくもりのある暮らし”を提案する、レザーファクトリーブランド。革職人兼デザイナーの齊藤が企画から製造まで一貫して手がけることで、シンプルで機能的なプロダクトを製作しています。
SKLOではひとつのものを大切に長く使うことで、捨てるという行為をなくすことが最も自然な環境活動だと考えています。そのため、ずっと使いたいと感じる実用性と飽きの来ないシンプルなデザインのプロダクトを、地球にも人にも優しい革を使用して製作すること、製品への想いをしっかりとつたえることをコンセプトとしています。
(ご参考情報)2021年7月 川崎市より「かわさきSDGsゴールドパートナー」の認証を株式会社SKLOが受けました。2030年までに床革を使用した製品を30製品つくります。また、消費者やOEMで革製品を提供する企業に対してもサスティナビリティの高い環境に配慮された床革を使うことのメリットを訴求する活動を行い環境保全に貢献していきます。
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